行程・コース
この登山記録の行程
箱根町(08:24)・・・駒形神社・・・海ノ平(10:02)[休憩 20分]・・・山伏平(12:25)[休憩 30分]・・・三国山(13:49)[休憩 15分]・・・湖尻峠(15:14)・・・深良水門(15:59)・・・桃源台(16:16)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
明神ヶ岳に続いて箱根辺りを登ってみようと、芦ノ湖の南の外輪山、三国山へ。
4月なのに夏日になる予報で、急遽夏山用に服装を変更。
小田急線で小田原駅から箱根町港行きで終点まで。小田原駅前バス停にたくさんの人。箱根町港行きは空いていた。標高が高い地域のためかまだ桜がそこここに咲いていて、山肌にも所々に桜色が見える。
出発して芦ノ湖西周遊路の立て札から、旧東海道を歩く。古い石畳は多くに人が歩いた割には丸みのある石で、苔も生えてツルツルする。早く歩くにはちょっと怖い。車道をくぐり抜けた階段の先を左に折れて、道の駅へ。ここでトイレ休憩。燕が巣を作っていた。
ここから階段を登って山道へ。のぼり下りして、林道と交差するところで道を間違って林道を少し歩いた。戻ってみると交差した先にさらに降りる階段が。最初はまったく気づかなかった。降りきって本格的階段路へ。道端にはヤマルリソウや小さいスミレ、岩壁にハナネコノメ?。一段一段が高くて足に堪える。今日は本当に気温が高めで薄着一枚でも汗が出る。海の平の前で尾根に出ると、さらに日差しが背後から。木陰を探して少し休む。日当たりが良いためか紫の新芽(先日見たハシリドコロの若葉に似ている)がニョキニョキと。クサボケも咲いていた。背の高い笹に囲まれた道を進む。振り返りとゴルフ場を挟んで外輪山の東側だろう山が見える。薄く霞んだ晴空が気持ち良い。
その後も笹の道が続くが笹の壁の向こうが騒がしくなって来る。ゴルフ場からの声にしては元気が良すぎる。車道に近いところに来ると自動車専用道路である芦ノ湖スカイラインをマラソンしている。芦ノ湖ランフェスが開かれていた。お互い手を振ったりして、再び山道に戻る。
山伏峠に着くと、そこもランフェス会場になっていて、給水所もあり、レストハウスもランナーで賑わっていた。昼はバーナーで袋麺の予定だったが、店内で食べてみることにした。ちょうど切れ目で早めに注文できたが、食べ終わる頃には15人ぐらいの行列が。料理もフェスのためハーフの蕎麦だけとのこと。でも汗をかいた体にはとても美味しかった。展望台まで登ると霞んでいるものの、愛鷹山、沼津アルプスなどが見える。富士山ははっきりせず。見通しが良ければ海まで広く見えそうだった。芦ノ湖側は箱根山も含めて雄大に見渡せる。トイレも済ませて出発。
三国山まで一旦降ってから登る。足がくたびれてきたところで、道の崩落のあった箇所を、かなり急な階段を降りて再び同じだけ登る。流石にしんどい。その後は緩やかな登りで三国山まで。それまでパラパラみられていたバイケイソウの若芽が増えてきた。ブナの木の足元を若草色が飾っているようだった。山頂付近ではさらに増えてキャベツ畑のようだった。山頂のベンチはだいぶん老朽化していたが疲れた体には十分な休憩所だった。
なだらかに下り湖尻峠では、車道と接するが、、ここでもランフェスの後始末が始まっていた。湖尻峠から深良水門へ折れ降るところに石畳が滑りやすいとの注意書き。確かに上りの旧東海道とは違いよく整形された石畳だったが、苔がつき滑りやすいところも多く速度は上げられない。なんとか下山。ここまで50mごとの標識があり、190番まであり、チェックしながらきたが、ゴールした喜びがある。
ここからは湖畔に沿って歩く。湖尻新橋に近づくと釣り船がたくさん、湖に腰まで浸っている人も。橋を渡るとキャンプ場あたりがまたまたランフェス絡みの出店の片付けが行われていた。さらに桃源台のバス待ちが長蛇の列。土曜日で、インバウンドも多く、ランフェスは味付け程度かももしれないが大混雑だった。そしてなんとか乗り込んだバスもほぼ満員で、立ったまま、さらに箱根湯本のだいぶん前から渋滞となり、小田原の駅に着く頃にはもうへとへと。疲れた体で2時間以上の立たされ坊主であった。
旧東海道の道、笹に囲まれた道、バイケイソウの新緑に彩られたブナ林の道など変化が楽しめる山行だった。が、いろいろあってくたびれた山行でもあった。














