行程・コース
天候
晴
登山口へのアクセス
バス
その他:
出張便乗登山シリーズ第9弾。今回の舞台は北九州・平尾台。先月の出張時、北九州空港で見かけたポスターの一枚が、やけに印象に残った。それが平尾台だった。カルスト台地という言葉にそそられ、早速再訪の機会を得たので実行に移した。平尾台は秋吉台、四国カルストと並ぶ「日本三大カルスト」のひとつ。秋吉台は高校時代、四国カルストは学生時代に制覇済みであり、これにて30年以上越しに三大制覇となったわけだ。
この登山記録の行程
Start(10:17)・・・・・・Goal(14:17)
高低図
登山記録
フォトギャラリー:91枚
木曜朝、まずは福岡空港へ飛ぶ。機上からは見事な富士、南アルプスの稜線。自然の威容はいつ見ても飽きぬ。
木金と労働を全うし、土曜朝、いよいよ登山本番。年季の入ったローカル列車で石原町へ。駅前には何もなかった。コンビニで食料を調達し、時刻表にだけ存在する謎のバス停「井出裏口」を探すが、目印は何もない。だが、バンタイプのバスは予定通り来た。推定70代後半の老運転手の操縦で、自然観察センターへ到着。
舗装路を歩き、三笠台へ。カルスト地形特有の白い岩が点在する異世界的風景が広がる。道は曖昧、うかつに歩くと見過ごす。東屋あり、トンビが舞い、正面に諏訪台が現れる。登らなかったが、あれは眺望が良さそうだった。四方台に到達するも、霞んでいて遠望は効かず。花粉の仕業か黄砂か。山頂・貫山(ぬきさん)も霞んでいた。だが、海に浮かぶ北九州空港がうっすらと見えたのは収穫だ。
下山は上貫ルート。一転して森の中を抜ける。急な斜面あり、注意を要す。林道ではピンクテープと看板を見落とし、無駄に進むミスもあった。途中で出会う植物たちはGoogle Lensに任せる。ヘビイチゴ、サツマイナモリ、ムラサキケマン、シャガ、ハマダイコン…無限に覚えられぬので名前は記録に留める。
貫山権現は門が閉じており参拝できず。林道を抜け、街が見えてくる。上貫バス停はあるが、待ち時間が長いため徒歩で曽根の湯へ。750円。湯に浸かり、下曽根駅まで歩く。さらに資さんうどんで「下山メシ」。ごぼてん肉うどんと天丼をビールで流し込む。至福。
帰路の北九州空港ではメーテルの像が出迎えた。松本零士ゆかりの地らしい。機内ではコーヒーと、やや白化したチョコレートが出た。空からは大阪・万博の屋根らしきもの、アクアライン、夢の国、東京ゲートブリッジが見え、締めくくりとしては十分すぎるほどの贅沢だった。




