行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
国道には案内板があったので迷わず登山口まで進めました。道はすれ違いができない幅で途中まで舗装、途中から未舗装ですが、林道のように難易度が高いことはありませんでした。途中で目の前を猿の群れが通り過ぎました。
駐車場は10台ぐらいは停められそうでした。土曜日の晴れの日の10:00頃で6台ぐらい停まっていました。
この登山記録の行程
Start(10:08)・・・分岐(10:27)・・・摩耶山(12:05休憩12:30)・・・追分の分岐(13:10)・・・分岐(13:56)・・・Goal(14:19)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
摩耶山はルート上に滝があって、山頂からの眺望が良い山、ということで五月の中頃から登る機会を探っていた山でした。ところがこのところ週末になると決まっているかのように天気が悪く、今年は断念かな、、、と思っていたところ、ようやく晴れの週末がやって来て、登頂へと向かったのでした。
登山口(越沢口)へは国道からすれ違いができない幅の細い道に入っていくのですが、案内板もあって迷わず進めました。途中までは舗装、途中から未舗装ですが、すれ違いスキルを除けば運転は大変ではありませんでした。途中、猿の群れが前を通り過ぎました。10台ぐらい停められる駐車場が登山口にはあり、朝10時の時点で6台ぐらいが停まっていました。
ここから登山スタートですが、まずは車で来た道を少し戻り、左手へと曲がって山道へ入りました。なんとなく、駐車した箇所から奥へと続く林道へ進みたくなったのですが、そうではなくて前述のルートが正解。最初は深い沢の少し高いところにつけられた道を歩いていき、途中から沢の真横を歩いていくルートでした。
最初はずっと沢沿いを歩いていくのですが、六月の初めでもところどころに雪が残っていました。道そのものには無かったものの、雪を触りたければ容易に可能な位置に雪が残っているような様子でした。沢を流れる川には急流やちょっとした滝がそこかしこにあり、これを眺めているだけでも満足感がありました。エンレイソウが咲いていたり、花も楽しめました。
しばらく歩いていくと分岐。沢から離れて登っていくルートと、健脚向けとされるこのまま沢沿いを進むルート。ここは迷わず健脚向けルートを選びました。
健脚向きルートに入ると道が不明瞭だったり、ルートと異なるところへと連れて行こうとする踏み跡があったりと、まるで健脚・経験者かどうかを試すような箇所がそこかしこにありました。ただ、沢沿いを進んでいくということさえ間違えなければ迷いはしないので、進んでいくと目の前に現れたのが弁財天滝。
垂直に流れ落ちる見事な滝で、ここが目的地でもOKです!と思ってしまうような滝。滝に向かって左には別の滝も見えました。そしてその滝の間には鈍く銀色に光るほぼ垂直の梯子が。沢を歩き切った先は梯子なのでした。
まずは石の上を伝って川を渡り、引き続き石の上を伝ってハシゴまで辿り着きました。滝の真横で中々の迫力。そして、梯子も多少の角度こそあるもののほぼ垂直でこちらも中々の迫力。多少考えた結果、靴の土踏まずのところを梯子にかけ、手すりをしっかりと握って、ゆっくりと登っていきました。途中梯子とその奥の岩が近接していて足がかけにくいところがあったりと、緊張感を増幅する箇所もありましたが、無事に登りきりました。
梯子を登ると状況は一転、沢歩きから尾根歩きへと変わりました。ここからほぼ真っ直ぐな尾根を山頂目指してひたすら歩いていきました。尾根線に出たあたりからはブナ帯に入って、周りの木々はブナが多くなりました。ツツジが咲き、登るにつれてシロバナのイワカガミやチゴユリ、ズダヤクシュなどが周りを彩ってくれました。が、足元は落ち葉でちょっと滑りやすく、斜度もそれなりだったので、結構疲れました。。。
そうは言いながらも1時間ぐらいひたすら、ゆっくり尾根線を登っていくと視界がパッと開け、山頂へと到達しました。それまでは完全に林の中でしたが、急に空が見えました。足元の登っていたのと反対側の斜面は極めて急峻でそれはそれでスリルがありました。左手には月山、そして右手には大朝日岳とそれに連なる山々が残雪を湛えながらそこにしっかりと存在していました。大朝日岳、いつかは登ってみたい山の一つなのでしっかりと目に焼き付けました。次は大朝日岳の手前の以東岳、そして大朝日岳!なんて妄想しつつ。
山頂で休憩後、登って来たのとは別のルート(最初の分岐へと通じるルート)で下山を開始しました。海の方が見えましたが、朧げに粟島が見えました。ちょっとこの日はかすみ気味でした。コンクリ作りの小さな神社、六地蔵を通り過ぎ、軽快に下っていきました。
こちらのルートは多少距離はありそうでしたが、行きのルートほどには急峻ではなく、歩きやすかったですね。ブナ林も気持ちよかったし。途中で地図上で七つ滝への分岐があるところから七つ滝へとアプローチしてみました。七つ滝までは地図上では道があることになっていましたが、実際にはほぼ消失。かろうじてところどころにテープが見えるぐらいでした。地形を確認しながら進んでいき、沢を一つ渡って滝が見えてくるところまでは進んだのですが、その先は崩落気味の道で、安全を考慮してここで断念。落差120mの滝ということで間近で見たかった!
後は引き続き快調に下山して、駐車場へと戻りました。
片道2時間程度で登頂可能な山でしたが標高差はそれなり、歩きごたえもあり、山頂眺望もあり、滝もあり、満足感のある山行となりました。次に神室山に登りたいと考えていて、山の雰囲気も(自分の脳内に限っては)割と似ているので、それに向けての良い練習にもなりました!
ちなみに登山口近辺には美味しそうな蕎麦屋さんが複数あったので、昼までの下山をして、蕎麦を食べ、更にあつみ温泉で入浴、なんてしたら最高ですね!
フォトギャラリー:7枚
装備・携行品
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登った山
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- 最適日数
- 日帰り
- コースタイプ
- 周回
- 歩行時間
- 6時間45分
- 難易度
- ★★
- コース定数
- 26











