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夏至の入川谷で4つの滝巡り

入川谷、布滝、外道滝、銚子滝、速滝( 関東)

パーティ: 1人 (ガバオ さん )

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行程・コース

天候

快晴

登山口へのアクセス

電車
その他: 往)古里駅から徒歩
復)鳩ノ巣駅

この登山記録の行程

古里駅(8:09出発)-(青梅街道)-古里附入川谷林道入口(8:21)-入川林道終点(8:52/9:08)-布滝(9:58/10:04)-西川林道(10:22)-(入川谷右岸下段歩道)-外道滝(10:58)-銚子滝(11:17)-速滝上段滝壺テラス(11:41/12:06)-下段歩道分岐(12:27)-西川林道(13:00)-大根の山ノ神(13:22)-(棚沢熊野神社)-鳩ノ巣駅(13:48)

コース

総距離
約11.1km
累積標高差
上り約1,002m
下り約978m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

夏至の日に涼を求めて入川谷で4つの滝を巡ってきました。
滝の風圧を感じながら独り占めの滝壺テラスで過ごす時間は何物にも代えがたい至福のひと時です。

≫猛暑続きの中で迎えた夏至の朝、タワ尾根を歩く積りで奥多摩に向かう車窓に差し込む強い日差しに怖気づき、急遽古里駅で途中下車して入川谷に向かいました。

下流部に採石場があって趣に欠ける入川谷も最後の砂防堤を越えると一気に秘境感が増しますが、谷の右岸の西川林道の延伸工事で、年々山腹が切り開かれていくのが残念でなりません。

そんな入川谷の滝巡りは三度目ですが、今回初めて、「外道滝」にも立ち寄ってみました。
名前の由来が気になっていた滝ですが、その場を訪れてみると「外道」の由来に思わず納得です。

*因みに、布滝沢から外道滝までの間にはゴルジュがありますので、沢登りでもない限り、一旦西川林道まで登り返すことになります。

銚子の滝を高巻いて進んだその先で、忽然と速滝が姿を現す瞬間は何度体験しても感動的です。
右岸の傾斜を上がってロープが残置された岩場を乗っ越せば、上段の滝の滝壺テラスに下り立つことが出来ます。

宮内敏雄が奥多摩の名瀑の一つに数え、今も秘瀑の趣をまとう速滝ですが、このまま林道が延伸され続けると、何年か後にはガードレール越しに眺められる滝になってしまうかもしれません。

何とも複雑な気分ではありますが、そうなるまで、毎年の状況変化を見届けてみようと思います。

本日の総歩数23,003歩、消費エネルギー2,175kcal也

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フォトギャラリー:60枚

行先を急遽変更して、子育て中のツバメが飛び交う古里駅から出発しました。

都議選の応援演説に師岡町長が登壇。
誰か知り合いがいないかきょろきょろしながら通過しました。

日差しが照り付ける青梅街道を西に向かいます。

古里附から入川谷に入ります。

ダンプ専用のトンネルには入らず、右の側道を歩きます。

昭和石材工業の採石場を右手に見ながら林道を進みます。

採石場の通用門を過ぎて、入川谷の林道へ、、、

林道終点の広場。

長らく続いていた堰堤工事がひと段落した様で、資材がきれいに片付けられていました。

オオルリソウ

広場に張り出した尾根の末端を乗越して入川谷に入ります。

堰堤をいくつか通過します。

サルナシの花でしょうか。。。

至る所に散り落ちていました。

右岸沿いの踏み跡を辿ります。

まるで古代遺跡のような最後の堰堤を越えると、、、、

枯れた広河原の地形となります。

歩き易いところを適当に進みます。

古い石垣の跡

次第に川幅が狭まり、、、、

再び水流が復活します。

左岸の金比羅岩辺りから左岸伝いに進むと、、、

右手の支沢(布滝沢)の奥に布滝が見えてきます。

布滝。高さ15mの端正な直瀑です。

布滝沢出合いに戻って本谷の右岸に渡り、下流に戻る感じに付けられた踏み跡に入ります。

途中に崩落個所もありますが、新しい踏み跡がついています。

延伸工事が続く西川林道に合流します。

前回歩いた去年の8月よりも100m近く延長されていました。

現時点の林道先端地点。その先も先行して伐採が進んでいます。

伐採地帯の先に続く下段経路を進みます。

伐採対象なのか、径沿いの杉の木に赤テープが巻かれています。
来年はこの辺りも林道になってしまっているのでしょうか。。。

この辺りかな???適当な目星を付けて再び谷に下りました。

ザレザレの窪を下りました。

途中でガレ場が現れ、その奥に谷底が確認できました。

谷底に立ち上流に向かうと、、、

外道滝と思われる滝が現れました。

美しい滝の上部に人口の石垣の堰堤が見えます。
「外道」の名が付いた理由が納得できてしまう光景です。

滝壺に立つと堰堤が隠れて、美しい滝の姿になります。

右岸の斜面を高巻いて通過しました。

問題の堰堤。。。

そのまま沢身を進み、蛯岩沢の出合いを左に見送ります。

古いわさび田の石垣が残されています。

見覚えのある「銚子滝」が現れました。谷底から眺めるのは初めてです。

落差8m。この滝も右岸から巻いて通過します。

暫く沢筋を進むと、、、

行く手に速滝の姿が現れます。
三度目でも思わず興奮する瞬間です。

下段8m、上段20mの速滝。左手から上段の滝の滝壺テラスを目指します。

途中、岩を乗り越す難所には新しいトラロープが設置されていました。

上段の滝。他の3つの滝を圧倒する大きさです。

滝壺でゆっくり涼しんだ後、テラスを下って谷の右岸の斜面を登り返します。

急斜面をひと登りして、、、

途中で下段経路に入ります。因みに、そのまま上がって行けば、舟井戸からの一般登山道に合流します。

下段経路はブッシュが多く、一部崩壊した所などもありますが、特に危険個所はありません。

この様に石垣が積まれた区間もあります。

再び、延伸工事中の西川林道に戻りました。

ミゾホウズキ

峰集落の跡地は資材置場になっています。

大根ノ山の神に下山のご挨拶。

熊野神社経由で鳩ノ巣に下りました。

下山後はいつも通り、はとのす荘のお風呂とさんらくの生ビール♪
この後、氷川に河岸を替えて奥多摩の夜を楽しみました。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ 予備電池 タオル
帽子 地図 コンパス ノート・筆記用具 登山計画書(控え) ナイフ
ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 ロールペーパー 携帯トイレ
非常食 行動食 GPS機器

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登った山

鳩ノ巣渓谷

鳩ノ巣渓谷

271m

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