花を観に白馬岳

小屋泊

白馬岳（北アルプス・御嶽山）

2025.07.06（日）～2025.07.08（火）

パーティ： 1人 (dora さん )

doraさん

行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

バス
その他： JR白馬駅（シャトルバス）→栂池高原スキー場（ゴンドラ・ロープウェイ）→自然園入口

この登山記録の行程

【1日目】
自然園入口→浮島湿原入口→自然園入口→天狗原→白馬乗鞍岳→白馬大池山荘
【2日目】
白馬大池山荘→船越ノ頭→小蓮華山→三国境→白馬岳→三国境→小蓮華山→船越ノ頭
→白馬大池山荘
【3日目】
白馬大池山荘→白馬乗鞍岳→天狗原→自然園入口

コース

総距離: 約20.6km

累積標高差: 上り約1,689m; 下り約1,690m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

久しぶりの北アルプス遠征、花を観に白馬岳に登る。
交通アクセスや難易度を考慮し、栂池から白馬岳を目指す。
初日は栂池自然園を少し巡り、白馬大池山荘まで歩く。
栂池自然園は高山植物開花の季節でサンカヨウ、シラネアオイ、チングルマ、ニッコウキスゲ
等を見る事が出来た。浮島湿原入口まで歩き登山口に、戻る。浮島湿原入口までは所々に
雪渓が残っていたが、アイゼンを使うほどではなかった。

ビジターセンター脇の登山口から白馬大池山荘へ向かう。登山口から徐々に急登が始まり、
滑りやすい登山道が続く。天狗原まで三カ所ほど小さな雪渓が現れる。１時間程登ると木道に
変化し、少し歩くと天狗原に着く。白馬乗鞍岳方面はかなり雪渓が残っている感じだった。
木道が終わり、沢伝いに少し登ると急斜面の雪渓が現れる。ここでアイゼンを装着し白馬乗鞍岳
に向かう。事前に小屋に確認したら、爪が多いアイゼンがベターとのことであったので、１２本を
装着して登る。チェーンスパイクや６本で登っている方もおられたが、急斜面が続くので１２本が
お勧めだ。ピッケルは携行していなかったが、ストックで十分安全に登れる。
雪渓登りが終わり、少し歩くと山頂部に出る。山頂手前で運よくライチョウと出会うことができた。
一心不乱に砂浴びをしていて暫し立ち留まって見守る。
白馬乗鞍岳山頂から少し下ると岩稜帯が現れる。脚の置き場を間違えないように注意して下る。
下り切ると雪渓をトラバースして小屋へ向かう。小屋の周りはお花畑になっていて、ハクサンイチゲ
やハクサンコザクラを見る事が出来た。
小屋は」、日曜日の宿泊で人数が少なく個室状態で泊まることができた。

翌朝、白馬岳に向けて登山開始。小屋裏の雪渓を少し登り夏道に入る。夏道を少し登ると
コマクサ、イワギキョウ、ゴゼンタチバナ等を見る事ができる。下山中の方からライチョウを
観たとの情報を得てキョロキョロしながら登ったが、残念ながらライチョウに出会うことは
叶わなかった。２時間ほどで小蓮華山の山頂に到着。白馬岳から下山してきた若者二人と暫し
山の話をしながら小休止。若者も白馬大池山荘からピストンで白馬岳に登ったとのことで、
山頂かと思いきや違っていて、三回騙されたと言っていた。山ではよくある話だ。
三国境から急登が始まる。ここからウルップソウやミヤマアズマギクを観ることができる。
残念ながら、ツクモグサを見る事は叶わなかった。
急登を登り切り少し歩くと山頂らしきピークが見えるが標識が見えず、更に歩くと手前の
ピークの奥に標識を確認することができた。
三国境から５０分程で山頂に到着。山頂にはガスがかかっていなかったが、周りの山並は
ガスに包まれ、絶景であろう景色を望むことはできなかった。行動職食べ、致し方なく下山開始。
小屋まで戻り夕食までノンビリ過ごす。

翌朝、午後一のシャトルバスに間に合うように栂池に向けて下山開始。天狗原へ下る雪渓は
雪が腐り始めていて滑りやすくなっていた。天狗原で小休止し栂池へ下山。途中の雪渓も雪が
腐っていて、２日でかなり雪解けが進んでいた。滑りやすい下りが続くので注意しながら下山する。
栂池からロープウェイとゴンドラを乗り継ぎシャトルバスでＪＲ白馬駅に向かい帰路へ。

久し振りの北アルプス、多くの高山植物を見る事ができたり、稜線歩きを楽しめたりと思い出に
残る山行となった。また訪れたい山域の一つとなった。

フォトギャラリー：64枚

栂池ロープウェイ駅から栂池自然園へ向かう

栂池自然園を巡る

サンカヨウ

水芭蕉

キヌガサソウ

コイワカガミ

リュウキンカ

シラネアオイ

チングルマ

ニッコウキスゲ

宿泊する白馬大池山荘へ向かう

ゴゼンタチバナ

？？？

天狗原までに雪渓を三つ越える

天狗原に到着...正面の雪渓を登る

雪渓を登り始める...結構な斜度

ライチョウが砂浴びをしていた...白馬乗鞍岳の少し手前

標高2,469m白馬乗鞍岳に登頂

白馬大池山荘を出発

コマクサ

イワギキョウ

ゴゼンタチバナ

少しガスが出てきた

分厚い雪渓が残っていた

ミヤマキンポウゲ

標高2,612m船越ノ頭に登頂

小蓮華山へ向かう縦走路

ミヤマアズマギク

チングルマ

チングルマとコマクサの群落

ハクサンイチゲ

ガレ場を登る

小蓮華山の山頂が見えてきた

標高2,766m小蓮華山に登頂

小蓮華山の山頂から白馬岳を望む...山頂はまだ見えていない

眺めの良い縦走路を歩く

三国境に到着

ミヤマクワガタ

ウルップソウ

山頂稜線を登る...山頂はまだ見えていない

ミヤマアズマギク

手前のピークの奥に標識が見えた

やっと山頂が見えてきた

標高2,932m白馬岳に登頂

？？？

オヤマノエンドウ？

？？？

イワウメ

ミヤマオダマキ

下山中、振り返るとガスが出てきた

小屋の周りもガスが出てきた

ハクサンイチゲ

ハクサンコザクラ

湖面に移る小蓮華山に続く山並み

白馬乗鞍岳へ続く岩稜帯を登る

白馬乗鞍岳山頂

天狗原へ向けて雪渓を下る

雪渓を下り切りアイゼンを外す

天狗原のコイワカガミ

天狗原のチングルマ

高度を下げるとチングルマは綿毛に

ワタスゲ

フデリンドウ

ミヤマツボスミレ？

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装備・携行品

シャツ	アンダーウェア	Ｔシャツ	ソフトシェル・ウインドシェル	ロングパンツ	靴下
レインウェア	登山靴	バックパック	サブザック	スタッフバック	水筒・テルモス
ヘッドランプ	予備電池	傘	タオル	帽子	グローブ
サングラス	着替え	地図	コンパス	ノート・筆記用具	腕時計
カメラ	登山計画書（控え）	ナイフ	ツエルト	健康保険証	ホイッスル
医療品	ロールペーパー	携帯トイレ	非常食	行動食	トレッキングポール
GPS機器	ストーブ	燃料	ライター	カップ	クッカー