行程・コース
この登山記録の行程
古寺鉱泉駐車場(03:58)・・・古寺鉱泉(04:04)・・・ハナヌキ峰分岐(05:34)[休憩 15分]・・・古寺山(06:44)[休憩 21分]・・・大朝日小屋(09:07)[休憩 25分]・・・大朝日岳(09:44)[休憩 14分]・・・大朝日小屋(10:10)[休憩 20分]・・・古寺山(12:21)[休憩 18分]・・・ハナヌキ峰分岐(13:37)[休憩 5分]・・・古寺鉱泉(14:50)[休憩 10分]・・・古寺鉱泉駐車場(15:05)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
大朝日岳の登山基地は、古寺朝日連峰案内センターという公営宿なのか余り期待していなかったが、これが予想以上に快適で嬉しい山小屋?だった。部屋は1室4組の二段ベッドにカーテン、ベッド内ライト、コンセント、風呂はないがシャワー室完備、食事はイワナを中心に山菜に珍しいキノコのオンパレード、ご飯は自家製のつや姫にきのこ汁付で満足。部屋にはサーキュレーターが回っていて涼しいが、ちょっと騒がしいので耳栓付ければ気にならない。
翌日4時に車で来た登山客もいて駐車場はかなり広そうだし、今日は平日なので車両はパラパラ。ツアーは暗い中をヘッデン点けて出発、登山口まで5~10分の至近距離で沢のそばを歩き、細めの木橋を2回注意しながら渡れば到着、廃墟となった朝日館という建物の左手に急登の入口がある。ここからハナヌキ峰分岐まで2時間弱、木の根に足を引っ掛けやすい登山道を行くと、大きなブナとヒメコマツが合体している木の辺りから撮影もできるほど夜が開けてきた。この登山道は洗堀と呼ばれる雨で深く掘られた道が多く出てくる。登るほど見上げると木の上部には朝靄がかかり始める。そのうちチョロチョロ出ている一服清水を過ぎてハナヌキ峰分岐に到着、ここから古寺山までがガイド本によると一番の急登間らしく、気を引き締めて歩き続ける。
途中の三沢清水は水が出ていなかったが、早朝の曇り空から青空が見え始めた。古寺山が近くなると後ろに開けた場所も出てきて、雲海に月山や遠く鳥海山が見えると気持ちも高ぶってくる。休憩に最適な古寺山山頂から初めて小朝日岳やその奥に大朝日岳が見えた。こうやって見るとまだまだ遠く感じる。でも半分は過ぎたところか?
この先が以外と手強い登山道で古寺山を下り、小朝日岳を巻く道に向かうが、巻き道だから楽勝かと思ったが、アップダウンが多いし、熊笹や根曲り竹が倒れた道は、滑りやすく歩きずらい。妙高山の外輪山を噴火丘に向けて降りた感じに似ている。そして以外に長い。やっと回りきると小朝日岳の裏側に出てきて、急な斜面の山容にまだ巻き道で良かったのかなと思いながら振り返る。
ここからは左側が開けたやや狭い尾根道歩きで、奥に目標の大朝日岳や肩に小屋も見えてくる。また、時々右側が開けた場所では朝日連峰の西朝日岳や遠く以東岳までの縦走ルートも見えて奥深い山を再認識する。銀玉水というコンコンと出ている清水は日本一美味しいと書かれたものもあり、乾いた喉に冷水が気持ちよい、疲れも軽減させてくれる。ここからは敷石歩道という階段が現れ、左右は高原植物がお花畑を作っている。もう多分終わりの時期だと思うが、ニッコウキスゲも一部群落を見せる。階段を登りきるとガレ場の上りを経て小屋に到着する。ここまで登ればあと10数分で山頂だ。ガスが出始めたのでガイドさんが急いで登りましょうとのことから、ザックをデポして水だけ持って花満開のゴールロードを進む。山頂は当然360度で歩いてきた登山道も一目瞭然、特に雪を装う飯豊連峰が遠くに見え、朝日連峰と並び称されるキツイ山に想いを馳せる。きっと行けないな。ほんの15分程で下山、この山の本当の厳しさはここからかもしれない。5時間以上下山にかかるし、厳しい巻き道や古寺山の登り返し、そしてその後の急登の下山道で行きの1時間が帰りの2時間に感じるくらい長ーい。おまけに曇りだったはずの天気は快晴になり、めちゃめちゃ暑い下山道は蒸し風呂状態、速く下りたいと気が急く。
フォトギャラリー:20枚
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | サポートタイツ | 靴下 | レインウェア |
| 登山靴 | バックパック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル | 帽子 |
| グローブ | サングラス | 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 |
| 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 |
| 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 行動食 | トレッキングポール | GPS機器 |
この山行で使った山道具
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登った山
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- コースタイプ
- 縦走
- 歩行時間
- 11時間40分
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- コース定数
- 44
























