行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
バス
その他:
往路:富士急行線「富士山駅」から「ふじっ湖号」で「忍野村役場前」
復路:「石割の湯」から「ふじっ湖号」で「富士山駅」
※ふじっ湖号は、忍野村、山中湖村および富士急行バス共同で運行されている、富士吉田・忍野八海・山中湖を周遊するバスです。Suicaなどの交通系ICカードが使えます。
この登山記録の行程
忍野村役場前バス停934m(8:22)・・・鳥居地峠1000m(8:58)・・・杓子山登山口1063m(9:08)・・・高座山1304m(9:55)[休憩10分]・・・大ザス峠1334m(10:41)・・・杓子山1597.5m(11:24)[休憩16分]・・・子ノ神1640m(12:05)・・・鹿留山1632.0m(12:13)[休憩7分]・・・立ノ塚峠1233m(13:09)・・・加瀬山1275m(13:28)・・・四等三角点 砂須山217.3m(13:45)・・・二十曲峠1152m(14:00)[休憩10分]・・・石割山1412.3m(14:50)[休憩10分]・・・石割神社奥社1300m(15:15)・・・石割の湯分岐1215m(15:27)・・・石割の湯/石割の湯バス停1014m(15:49)
6時間34分(休憩53分)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
富士山至近の知る人ぞ知るお花畑の山「高座山」から杓子山~石割山~石割の湯と縦走してきました!ここは元茅場の山で、今も山の南斜面が草原になっているため、日当たりが良く、先週に続きマツムシソウもまた見ることができました!また花が少ないと思っていた杓子山~石割山間もマルバタケブキ、キオンなどの群生が見られました!なおマツムシソウは昔、山中湖の対岸の高指山~鉄砲木ノ頭にもたくさん咲いていたのですが、あそこは車でのアクセスが簡単で人気の山になってしまったので、今も咲いているかどうかは不明です!
登山道は、鳥居地峠~高座山の草原の道は、滑りやすい急坂で、直射日光もマトモに受けるため、トレッキングポールと日焼け防止用のつばの大きいハットがあると良いと思います!ただ高座山を過ぎると、稜線に岩場が出て来るのでトレッキングポールは邪魔になるかもしれません!杓子山は登りも下りも急坂です。岩場は鹿留山を過ぎて立ノ塚峠の手前まで断続的に続き、2~3箇所ロープのついた険しい場所があるので注意が必要です!立ノ塚峠から二十曲峠までは歩きやすい平坦な道が続きます!二十曲峠から石割山までは送電線の巡視路を登ります!道は良いのですが、取り付きに標識がないので、地図を良く確認しましょう!石割山からの下りは、石割神社までは笹藪の中の急な下りが続きますが、神社からは林道になり、楽に下れるようになります!
石割の湯は富士山周辺の他の日帰り温泉施設とは違い、地元の人向けの温泉といった感じの場所で、そのせいか食堂が閉鎖されています。ただビールは飲めます!ふじっ湖号の石割の湯バス停は温泉の建物のすぐ前にあります!
ふじっ湖号は、昔はコミュミティバス然としたミニバスで、途中から乗ると座れないことがよくあったのですが、今のバスは大型の路線バスで、座れないようなことはなくなりました!富士急が運行させているためSuicaやPASMOも使えます!
フォトギャラリー:77枚
大月駅から富士急に乗り替えて富士山駅(旧富士吉田駅)に到着しました!駅のホームからの富士山です!雲に覆われてしまう前にまず一枚!
富士山駅からふじっ湖号で忍野村役場前バス停934mまで行きます!後ろの建物が忍野村役場です!
バス停から鳥居地峠に向かいます!途中から見た高座山です!元茅場の山(※茅葺きの屋根を作るための茅をとるための山)なので、今も南面が刈り払いされていて、日当たりが良いので花が多い知る人ぞ知る山!なお杓子山は後ろに隠れていて、山頂だけがわずかに見えます!
でも富士山は雲に隠れてしまいました…
峠に行く途中で見つけたアキノノゲシです!
鳥居地峠1000mに到着しました!途中、新道のトンネルの方に行ってしまったので、多少時間が多めにかかった!
鳥居地峠からさらに少し未舗装の林道を歩くと、杓子山登山口1063mに着きます!ここから登山道に入ります!
高座山の広大なカヤトの原に到着しました!登山道沿いに様々な花が咲いています!
忍野村を下に見下ろしながら進みます!
まずはグンナイフウロです!
続いてクサフジです!
高山の岩場に咲くタカネナデシコにしては低すぎて、河原に咲くカワラナデシコにしては高すぎる、この辺りの草原に咲くナデシコは、エゾカワラナデシコである可能性が高いそうです!
どこにでも咲くコウゾリナ!
ウツボグサです!花期はもうほぼ終わりですが、若干残っていました!
シラネニンジンかシラネセンキョウとも思ったのですが、葉の形が違うので、ヤマゼリだと思われます!
秋の七草のハギ(ヤマハギ)です!
同じくキキョウです!
さらにオミナエシです!
さらにさらにヒヨドリバナです!日当たりが良いので白ではなく紫色になっています!
ワレモコウもたくさん咲いていました!
カセンソウ(歌仙草)です!
シモツケです!
シシフドです!
そして最後はやっぱりマツムシソウです!
マツムシソウは全体で撮るとこんな感じです!意外と首が長い!
高座山山頂手前から見た富士山です!やっぱり雲に隠れてしまっています!
林の中の狭い高座山山頂に到着しました!炎天下の急坂を写真を撮りながら登ってきたので10分ほど休憩して行きます!
高座山1304.4mの山頂標識です!あまり高くないので、富士山が近くても暑い…
山頂に咲いていたアザミです!春から夏に咲くノノアザミなのか夏から秋に咲くノハラアザミなのか微妙なところ。見た目はノアザミっぽいのですが…
シュロソウです!
ハナイカリです!
大ザス峠1334mに到着しました!ここで不動湯からの道が合流します!
クソ暑いので、杓子山山頂への急坂をゆっくり登って行きます!終わりかけですが、キバナアオギリがたくさん咲いていました!
フジグロセンソウです!
テンニンソウが群生していました!
ヤマホトトギスです!まだ蕾の花が多いようです!
秋の定番、ノコンギクです!
ヤブヘビイチゴの実!
山頂が近づいてくるとマルバタケブキの花が増えてきます!とまっているのはアサギマダラです!
カイフウロです!
ウスユキソウです!
ヤマハハコです!
シラヤマギクです!花びらがパラパラなのが特徴!
杓子山山頂1597.5mに到着しました!汗ダラダラ過ぎなので、また休憩!
杓子山からの富士山です!やっぱり山頂は見えず…
でも富士吉田の市街地はよく見えます!後ろの山は御坂山地です!
それから山中湖も見えます!
山頂にあった石祠です!昔はこの周りにおしゃもじがたくさん奉納されていました!杓子≓しゃもじなんだと思われますが、諏訪のミシャグ繋がりも繋がりも考えられます!
山頂に咲いていたツリガネニンジンとイタドリの花です!
続いて、鹿留山に向かいます!
ヤマホタルブクロです!
まだ蕾のオヤマボクチです!ハバヤマボクチとは葉の形が違い、背丈も低いです!
結構マジな岩場が現れました!
僅かに残っていたシモツケソウです!
子ノ神分岐に着きました!ここから鹿留山に向かいます!
鹿留山といったら、やっぱりブナの原生林です!
鹿留山1632.0mに到着しました!展望はありませんが、本日の最高地点なので、一応休憩していきます!
オトコエシかと思ったのですが、葉の形が違うのでキヌタソウでしょうか?
岩っぽい急な下りがひたすら続きます!さらにマジな岩場が現れました!くの字形の岩の間をロープにつかまって下ります!
ママコナです!
マツカゼソウです!
立ノ塚峠1233mに着くと、岩っぽい急な下りは終わりです!
トウバナです!
立ノ塚峠から二十曲峠までは歩きやすい道が続きます!
加瀬山1275mはピークが縦走路から少し離れた場所にあります!
四等三角点 砂須山217.3mです!山頂標識はありません!
二十曲峠1152mに到着しました!
車で上がれる峠なので、展望台があり、雲がかかっていなければ富士山の大展望が得られます!
キオンが大群生している刈り払いのされた草原を汗をダラダラながら石割山に登って行きます!
石割山山頂1412.3mに到着しました!焼けるような暑さ!
富士山は相変わらず見えませんが、山中湖が見えます!
一応、富士山方面の眺めと山頂からの富士山の眺めです!
石割山から下る途中にある巨岩を御神体とした石割神社です!
石割の湯分岐に着きました!東屋があります!
やっと石割の湯に到着しました!ここで汗を流して帰ります!料金900円、pH10.2の高アルカリ泉。でも食堂無し!ドライヤー有料(100円)!!
石割の湯に食堂がないので、富士山駅に戻ってから駅ビルの地下の吉田のうどん屋へ行ってみたが、すでに閉店だったので、駅近くの「ガキ大将ラーメン匠 富士吉田店」へ!




