行程・コース
天候
曇り
登山口へのアクセス
その他
その他:
鴛泊港の近くの宿泊場より徒歩で登山口にアクセス
この登山記録の行程
鴛泊港(00:30)・・・利尻北麓野営場(02:58)・・・長官山(04:38)・・・利尻山避難小屋(04:48)・・・沓形分岐(05:53)・・・利尻山(06:06)[休憩 5分]・・・沓形分岐(06:16)・・・利尻山避難小屋(06:45)・・・長官山(06:55)・・・利尻北麓野営場(07:45)・・・鴛泊港(08:40)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
2025/08/28~08/31まで、2泊4日で北海道に登山に出かけました。
選んだ山は、礼文岳、利尻岳、大雪山(旭岳)です。
本レポートは、利尻岳のものになります。
4日間の北海道滞在の3日目は利尻岳にチャレンジです。
0:30宿を出発し、1:00には登山口に着きます。
ヒグマが生息していないとはいえ、この時間に入山するのには勇気が要ります。
調べたところ、2018年に泳いで渡来したヒグマがカメラに記録されたものがあったので、偶発的な出会いは否定しきれないと思い、一応熊鈴等は装着の上、登山を開始。
利尻岳も景色を遮るものが少ないので、稜線に出ると、ところどころ眺望の良い休憩スポットがあります。
具体的には5合目以降、1合ごとに休憩&眺望スポットがあるので、それを励みに休みながら登ったり、難しいと感じたら休憩ポイントで眺望のみを楽しんで下山するという選択も出来るので、体力的にはハードな部類に入るが、比較的挑戦しやすい100名山だと思う。8合目の先には避難小屋もある。
この利尻岳は遠目から見て、8合目~頂上あたりが剣先のように伸びている山容で、
急登でガレているだろうな・・と予想したら全くその通りで笑いながら泣きました(笑)
登り切った暁には、その達成感を噛みしめてください。
登山道は明瞭ですが、シングルトラックの細い尾根で、急登もすれ違いが難しい狭さとなっているので、
混んでいたりすると登りにくいと感じると思います。
今回は0:30に登り始めたため、登りでは先行者1名のみとしか、すれ違いませんでした。
下山時の6時台7時台になると、一気に登山者が増えます。そこはさすが100名山です。
すれ違いざまに、この山を選んだ理由を尋ねたのですが、やはり100名山で登っていない山なので、
それ狙いの方がほとんどでした。100名山未踏に残りがちな山とは聞いていましたが、事実のようです。
100名山というブランドは凄いですね。
8:20に登山口まで降りてきました。ヘトヘトです。
もちろん、ヒグマには遭遇しませんでした。それどころか、大型獣の気配、臭い、糞、足跡、など
一切のフィールドサインはなかったです。
礼文島よりも森が奥深いので、もしかすると、何らかの動物がいるのでは?と思っていましたが、
想像以上に静かです。それでも朝6時頃になると、鳥の鳴き声などが活発となり、生命の息吹を感じます。
はっきりとは見えませんでしたが、ネズミか、リスか、鳥かもしれませんが、小さな小動物が足元から
逃げていく様子を目視しました。付近には木の実の食べかすのようなものが散乱している場所もあったので、
動物がまったく居ないと言う事ではなさそうです。
鳥は、コマドリとホシガラスを発見しました。ホシガラスは私のそばまで飛んできたので、
慌ててカメラを構えているうちに逃げられてしまいました(笑)
一般の方が日の出に間に合うように登るとなると、前夜21時22時の登山開始が必要となるため、
あまり日の出にはこだわらず、早くても明け方4時~6時頃から登り始めることをおすすめします。
かといって出発が遅いと、稚内へのフェリー最終便に間に合うか気にしなければならなくなるので、
下山後に1泊して、翌朝のフェリーで帰るのが良さそうですよ。
利尻岳と礼文岳の違いは、その雰囲気にあります。礼文はリゾート観光地の雰囲気が強く、利尻はその雰囲気がありながらも、北海道本土と同じく、そこで暮らしている人々の生活感がにじみ出ている雰囲気を感じました。ご当地コンビニのセイコーマート、自動車の修理工場、パチンコ屋、呉服屋や花屋など。漁業以外の日常が垣間見れた気がします。
私は下山後に稚内に戻り、天塩郡豊富町の原油の温泉で有名なエリアまで車で移動して宿泊し、翌日は大雪山に挑みます。本日もお疲れ様でした。
ブログの方も宜しくお願いします。
https://mountain8.info/ 週末は山の中
下の写真も参考にしてください。
フォトギャラリー:13枚
1:00 登山開始
逆さピーマンの歓迎。まだハロウィンには早い
4時で明るみ始める
うっすらと、利尻岳の全容が見えてくる・・
山頂に着くまでに日の出を迎えてしまった。
なぞの階段。ひょっとして山頂??いいえ、ダマされました(笑)
レブンウスユキソウ 固有の希少種です
山頂に到着。
信仰の山のようです
山頂はギザギザの様相
隣の礼文島、それから稚内や天塩の北海道本土、ロシアのサハリン地区などが展望可能です。
オーバーユースを確認するカウンターが備え付けられていました




