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猪臥山[登山]

( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 1人 (もんた さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 飛騨清見ICから車で約5分ほどで、猪臥山トンネル南側手前の駐車場に着きます。トイレはありません。

この登山記録の行程

Start(07:26)・・・尾根取付(08:15)・・・分岐(09:08)・・・猪臥山(09:30)・・・分岐(10:59)・・・尾根取付(11:38)・・・Goal(12:31)

コース

総距離
約8.0km
累積標高差
上り約655m
下り約654m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

先週、東海北陸自動車道を走ったとき、飛騨清見付近の紅葉がひときわ鮮やかだった。その光景が心に残り、もう少し秋を味わいたくなって、飛騨清見ICを下り、すぐ近くの猪臥山へ向かった。

駐車場に着くと気温は0℃。吐く息が白く、手袋をはめて上着を羽織り、身を縮めながら歩き始める。だが、日差しが射し込む中腹あたりにさしかかると、サングラスが曇るほどの汗。上着を脱ぎ、長袖シャツ1枚でちょうどよくなる。朝の冷気と日中の陽気、その移ろいが秋の山の醍醐味だと感じる。

中腹の登山道では、紅葉がちょうど見ごろ。朝の光を受けて赤や黄色が輝き、木々の間を吹き抜ける風に葉がきらめく。立ち止まって見上げると、枝越しの青空に色づいた葉が透け、まるで光のカーテンのようだった。

やがて稜線に出ると、視界が一気に開ける。黄金色に染まったカラマツが山肌を覆い、その向こうに雪をかぶった御嶽山が雲の上に浮かぶように見えた。光を受けて輝く山々の姿に、晩秋の静けさが重なる。

山頂に立つと、360度の大展望。まず目に飛び込んでくるのは白山。名のとおり白く輝き、手を伸ばせば届きそうなほど近くに感じる。少し目をずらせば、北アルプスの峰々が連なり、雪化粧をした稜線が澄んだ空気の中にくっきりと浮かんでいる。これほどまでにクリアな眺めは、秋から冬へ移ろうこの時期ならではだろう。

下山を始めると、カラマツの細かな葉が風に乗って降りそそぐ。登山道には落ち葉が敷き詰められ、滑らぬよう慎重に足を運ぶ。どこからかルリビタキの鳴き声が聞こえ、心地よい静けさが続く。林道に出るころには日も高くなり、カラマツが金色に輝いていた。

すれ違った登山者はわずか数人。静かな山道に包まれ、紅葉と名峰の眺めをゆっくり味わうことができた。帰りの東海北陸道もまた見どころが多く、飛騨清見からひるがの高原SAまでの沿道は紅葉が鮮やか。名古屋方面行きの松の木PAでは、黄金色に染まったカラマツ林が陽に照らされ、パーキングエリアから眺めるだけでも心が満たされた。

晩秋の飛騨路を締めくくるにふさわしい、穏やかで豊かな一日となった。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ソフトシェル・ウインドシェル ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック 水筒・テルモス ヘッドランプ 予備電池 タオル
帽子 グローブ サングラス 着替え 腕時計 カメラ
ツエルト ホイッスル 熊鈴・ベアスプレー 行動食 トレッキングポール GPS機器

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登った山

猪臥山

猪臥山

1,519m

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