富士山展望の菊花山と御前山　大月から猿橋へ

日帰り

菊花山　御前山（関東）

2025.11.22（土）

パーティ： 1人 (ムラチャンさん )

ムラチャンさん

行程・コース

天候

快晴

登山口へのアクセス

電車
その他：朝は中央線大月駅から。帰りは猿橋駅

この登山記録の行程

大月駅(07:15)・・・菊花山東ルート登山口(07:25)・・・菊花山(08:10) [休憩 20分]・・・沢井沢ノ頭(09:15) [休憩 15分]・・・八五郎岩(09:45)・・・奥ノ院分岐(09:50)・・・厄王山奥ノ院(09:55) [休憩 5分]・・・御前山(10:05)[休憩 35分]・・・神楽山(10:55)・・・御前山登山口(11:25)・・・国道２０号桂台入口交差点(11:35)・・・猿橋(11:55) [休憩 5分]・・・猿橋駅(12:20)

コース

総距離: 約9.3km

累積標高差: 上り約859m; 下り約889m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

　富士山の展望を求めて大月市の菊花山から御前山へと歩いた。好天に恵まれ、冠雪の富士は期待通り。名残りの紅葉と相まって楽しい山歩きであった。
　大月駅からまっすぐ南へ。２０号バイパスを右に進み、小さな道標のある階段を進む。墓地の手前の登山口から山道入るとすぐに急登が始まる。登山道には落ち葉が積もり、クサリやロープがある岩場やガレ場があるので注意して進む。やがて右手梢越しに富士が見え、稜線に出ると雲一つない富士の絶景が待っていた。
　菊花山の山頂は３６０度の展望台。北側には大月の街並みの上に雁ヶ腹摺山や黒岳などがよく見えた。菊花山は昔、菊の花模様に見えるサンゴ化石を含んだ「菊花石」がとれたことからその名がついてそうである。
　山頂から急坂を下るとあとはなだらかな尾根道の登りが続く。単調な樹林帯だが、朝日に輝く紅葉がきれいだった。
　九鬼山から続く縦走路から御前山は左だが、右にとり沢井沢ノ頭に向かう。沢井沢の頭は今回のコースの最高地点だがあまり展望はよくなかった。
　沢井沢ノ頭から御前山に向かうと、黒く焦げている木々が次々と現れてきた。今年の春、神楽山の南から発生し馬立山にかけて１週間近く延焼した山火事の跡である。さすがに匂いはなかったが次々と黒焦げの木が現れ大規模な山火事だったことを実感した。沢井沢の頭まではあまり登山者に会わなかったが、縦走路に入ってからは大人数の団体など沢山の人とすれ違った。
　御前山は別名厄王山という。麓の厄王大権現の奥宮があることからその名がついたそうである。時間が早かったので御前山の手前の大月方面との分岐から奥ノ院に向かった。ロープのある岩場やガレ場を過ぎると岩陰に修験道の開祖役小角を祀る社が建っていた。
　九鬼山とともに大月市選定秀麗富嶽１２景の１０番山頂に指定されている御前山からは、期待通りの富士の絶景が楽しめた。この秋は天候に恵まれずなかなか美しい富士に出会えなかったがやっと満足の富士の眺めに出会えた。
　下山後、猿橋を訪れた。日本３奇橋の一つとして有名な猿橋は川の両岸からせり出したその独特な橋桁で有名。紅葉が見事で、たくさんの行楽客でにぎわっていた。なお３奇橋といえば、この猿橋と岩国の錦帯橋、そして昔は祖谷のかずら橋といわれていたが、今は黒部の愛本橋というそうである。