行程・コース
天候
1日目 晴 2日目 晴 3日目 晴
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
マイカー⇒別当出合 登山口
この登山記録の行程
7月29日 自宅5:00⇒444.5km 5:36分⇒10:50別当P11:05→12:25中飯場昼食12:35→
3:57南竜山荘着
歩行4:43分 5.9km 8,999歩 ↑1,013m ↓74m
30日 山荘4:00→展望歩道→6:20室堂平 ラジオ体操7:05→7:59御前峰8:20→
10:50 室堂センター着
歩行7時間 7.8km 10,822歩 ↑824m ↓374m
31日 センター6:00→6:30黒ボコ岩→7:50殿ヶ池避難小屋→9:11慶松平分岐→
10:23別当出合→11:05駐車地11:15⇒11:45白峰総湯13:00⇒443.2km 6:09分⇒
自宅着19:27
歩行4時間25分 5.8km 11,257歩 ↑122m ↓1,272m
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
7月29日(火)
別当登山口を出発、12時予定より1時間早い出発です。最初に登拝道鳥居を潜って進み、砂防新道名物の吊橋を怖さ堪えて渡ります。
50分程で中飯場、ここで昼食。それにしても登山者の多いこと、人が途切れることがありません。山小屋も2日とも満員状態でした。日本三名山だけの事はあります。
登山道は遊歩道のよう、時々登山道になることが有るくらい。
しばらく登ると右手に砂防堰堤が重なる柳谷が見え始めます。上部に不動滝が架かっていて、女子二人をだしにして滝のショット。滝と青空が美しい。勿論お二人も綺麗です・・・?
二時前小さな池の横を登る。
甚之助避難小屋手前で、ハリブキやミヤマキンポウゲ・オオバミゾホオズキを確認カラマツソウ・モミジカラマツなども見える。小屋は賑わっているので、小屋下ベンチで大の字に寝そべって腰を伸ばす。標高1,970mもうすぐ南竜道分岐。登りが終わる。頑張ろう。
南竜道をトラバースしていく登山者が見える。そして分岐へ、多くの人が休んでいらっしゃる。現在地を確認してから、南竜道へ入る。
ここからは最初のお花畑が広がる。ヨツバシオガマ・イブキトラノオ・ハクサンフウロ・エゾシオガマ・テガタチドリ・ニッコウキスゲ・イワイチョウ・ベニバナイチゴ・コイワカガミ・ミヤマキンポウゲ・モミジカラマツ等々のお花なの中を南竜山荘へ到着。
南竜山荘の夕焼けがゆっくり暮れて行った。
2日目 7月30日(水)
午前3時まだ周りの登山者は就寝中、そっと仕度を整えて4時出発。木道をヘッドランプを頼りに展望歩道を歩いて行く。
今日の予定は展望歩道を1時間ほど登り、アルプス展望台で御来光を見、そのまま室堂平に登り室堂センターを経由し、御前峰に登拝。お池めぐりコースを回って再びセンターに帰り、ここで宿泊予定。
明けの明星が光るほうへ、なだらかな登山道を登っていく。しばらくいくと、前方に沢が見えてくる。沢を渡り尾根に取り付きトラバース道を登る。尾根に上がりここからはひたすら尾根を登っていく。4時半ごろには周りがだいぶ明るくなってきて、路面が少し見え出した。
4時55分やっと展望が開けた。上に先客が居られ話し声が聞こえてくる。あそこがアルプス展望のようだ。
少し下の岩の上に陣取ってカメラを用意する。何とか日の出に間に合った。はるか向こうにアルプスの黒い稜線が雲の上にのぞいている。槍の穂先のシルエットが見えている。5時丁度、朝の光が広がった。
一段落して再び展望歩道を登っていく。アルプス展望で、日本アルプスの山々を同定して今度は岐阜側から登ってくる、平瀬道との合流点を目指す。ハイマツとイワギキョウ、ゴゼンタチバナ、ウラジロナナカマド、クロユリ、ハクサンコザクラなどの群落、アオノツガザクラ、ミヤマキンバイやハクサンシャクナゲの花も残っているお花畑を進んでいく。
6時7分平瀬道 大白川6.4kmの指導票に到着した。歩き始めて2時間経過している。ここからは御前峰の下を巻いて室堂センターを目指す。その間ずっとお花畑の中だ。途中のクロユリ群生地に定点カメラが設置されていて開花情報がネットに提供されているようだ。
センターに6時半に到着したら、神社の前でラジオ体操が始まっている。我々も仲間に入れていただいた。荷物をデポして、水と雨具だけ携えて御前峰頂上を目指す。
登拝道にふさわしい石の急登を標高差250m登れば、白山最高所の御前峰 点名「白山」1等三角点2,702.1mに着く。白山奥宮社も鎮座している。
石畳の登拝道にはクルマユリが満開だ。イワギキョウやイワツメクサが上へ々と誘ってくれ一気に頂上へ到着する。白山頂上は360度の眺望、日本アルプスの山々を見たり、これから下る紺屋ヶ池を眺めたりして休憩。
ここからは、岩場を池めぐりコースへ下っていく。油ヶ池の横を通り、紺屋ヶ池に下る。
この辺りは高山の様子で、ごつごつした岩肌と残雪。背の低いチングルマなどが景色を作ってくれている。花の緑が無いと別の☆に立っている感覚になる。
今まで緑の斜面ばかり歩いてきたので、余計にそう思えるのかもしれない。女子二人も盛んに「キレイ」を連発している。
翠ヶ池は池めぐりで最大もっとも知られた景色の池。雪渓と青く透通った水色がすばらしい。池の下には雲海が広がっている。言葉に出来ない感動だ。ワオー・・・スゴイ・・・・
大汝峰の下で、加賀禅定道 釈迦新道 岩間道 楽々新道との合流点に出る。
さらに五色池や百姓池を見て、千蛇ヶ池へ着くがここは、まだ雪渓の下だった。ハクサンコザクラ、ミヤマキンバイ、コイワカガミ、チングルマなどの群生を楽しみ、ハイマツ帯に入って再びクロユリの群生を見て室堂平に帰ってきた。11:00前。
宿泊棟に案内されるとバッタンキューとダウン。気がつくと夕ご飯だった。女性陣は自然観察会で夕立に遭ったと後で聞く。5時前に夕食を頂き再び就寝、十二分に睡眠をとる。
3日目 7月31日(木)
今日は最終日、下りを残すのみだが、観光新道のお花畑も楽しみ。
起床は4時半、今日も御来光を拝む。朝食は朝5時半から出来。海苔の佃煮、梅干、ふりかけは自由、味噌汁とご飯もお代わりが出来る。おかずは鮭とウインナーのどちらかチョイス。しっかり頂き下山に備える。
午前6時7分センターを後にする。別山へ続く鞍部を雲が越えている。池頭にウラジロナナカマドが写り込んでいる。
朝日を横から受け、ハイマツの上に長い影を落としながら下って行く。木道の上を下るようになると、弥陀ヶ原だ。しばらく歩いて傾斜が変わる地点がクロボコ岩、6時半到着。ここから観光新道へ分かれて、次は蛇塚を経て殿ヶ池避難小屋を目指す。
上りも下りも登山者が歩かれている。砂防新道を登っている人の声も聞こえてくる。道はお花畑の中を尾根に沿うように下っていて、見晴らしもいいし花もすばらしい。
蛇塚の辺りは、ミヤマダイコンソウ、シナノキンバイ、ハクサンフウロやカラマツソウが多い。
草原ではニッコウキスゲ、カライトソウ、イブキトラノオが目立っている。ここに来てハクサンシャジン(ツリガネニンジン)、シモツケソウ、タカネナデシコ、イワオウギ、ハクサンタイゲキなど、見ることが出来るようになった。
馬のたてがみと呼ばれる急な尾根を下りミソガワソウやオニシモツケ、タテヤマウツボグサも見たところで、別当出合まで4kmの指導票を通過。殿が池避難小屋建替え作業場の横を通過し、さらに痩せ尾根の上を下る。
この辺りで花畑は終了し、大岩がところどころ出てくるような、登山道になる。8時40分に名物の岩のトンネルを潜り、さらに30分ほどで白山禅定道との分岐に到着した。室堂から4km、殿が池避難小屋から2km下ってきた。
3時間にも渡った花見も終わりここからは山腹の急で細い沢筋を一気に下って行く、ブナが出てくると森も深くなって水音も大きくなってくる。10時別当出合1kmの指導票を通過10時23分別当登山口に無事下山した。
案内所で荷を解き、アイスを戴いて休憩する。3日間上天気で、お花や御来光を存分に見せてくれた山の神様。有難う
とてもすばらしい山行をさせてもらいました。
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