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白馬岳と小蓮華、白馬大池、白馬乗鞍岳縦走

白馬岳( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 3人 (土木作業員 さん 、ほか2名)

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行程・コース

天候

初日 晴のち曇り、2日目雨

利用した登山口

猿倉   自然園駅  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 長野自動車道長野インターより国道18号等経て猿倉登山者用駐車場利用
栂池高原下山後はタクシーにて猿倉に戻る。料金5400円

この登山記録の行程

【1日目】
猿倉(04:00)・・・白馬尻[休憩 20分](05:20)・・・葱平[休憩 30分](09:30)・・・村営頂上宿舎[休憩 60分](12:30)・・・白馬山荘[休憩 60分](14:30)・・・白馬岳[休憩 10分](16:00)・・・白馬山荘(16:30)・・・村営頂上宿舎(17:00)

【2日目】
村営頂上宿舎(04:00)・・・白馬山荘[休憩 30分](04:30)・・・白馬岳[休憩 10分](06:00)・・・三国境(07:00)・・・小蓮華山(08:00)・・・白馬大池山荘[休憩 60分](10:00)・・・天狗原(12:00)・・・自然園駅(13:30)

コース

総距離
約17.6km
累積標高差
上り約2,245m
下り約1,650m
コースタイム
標準11時間55
自己17時間50
倍率1.50

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

白馬大雪渓はこの時期にしては雪の層も厚く安定していたと推察します。終始ラク!の声も無く目立ったクレパスも1カ所のみでした。
晴天下の大雪渓はヒンヤリした空気が心地よく気持ちよかったですね。

秋道を進み葱平付近では夏の花と秋の花が混在して咲き、まだまだ花の名山健在でした。

避難小屋を越えて稜線までのひと登りがキツイ場面もありましたがゆっくりペースを作って無事頂上宿舎のテント場に到着。大雪渓を大勢の人が登っていたのでテント場も混んでいるかと思っていましたが予想外にガラガラでした。
今回自分のテント(モンベル・ステラリッジ2)に友人2人が泊まり自分は初のツェルト(モンベル・ライトツェルト)泊になりました。

テント設営後友人の要望で白馬山荘のスカイラウンジでコーヒータイム、周囲の絶景を眺めながらのケーキセットは格別ですね。
そして白馬岳登頂を果たしテント場に帰還。夕食の後就寝となりました。
夜はかなり寒いです。薄手のダウンではちょっと物足りませんでした。

初のツェルト泊ですが外気の寒さに比べるとツェルトの中は明らかに暖かく、「これなら非常時にツェルトの装備があると命が助かるかも?」と思う程でした。日帰りでもやはり必須アイテムとして納得です。
テントと比べると出入りのし難さや手狭さは否めませんが自分一人が泊まる分には至って快適でした。ただし結露には注意が必要です。シュラフがじっとりになる位濡れました。
とても良い経験でした。

翌2日目は日の出前にテントを片付けて暗いうちに出発、直後に予想よりも早く雨が降り始め一旦白馬山荘の登山相談所に入り最新の天気予報と予定コースの注意点などの指導をしていただいてから白馬岳山頂に立ちました。

生憎の天気で何も見えないかと思っていましたが眺望はかなり良くて厚い雲を押し返すような重厚感のある剱岳がドーンとそびえていました。
その後三国境~小蓮華~船越頭と気持ちがいい稜線歩きです。終始天候は思わしくありませんでしたが眺望は抜群で下界を眺めると大雪渓を登る登山者を高みの見物、富山側では日本海の海岸線が見て取れました。振り替ええると白馬三山の雄姿の向こうに八方尾根、その先の五竜岳、鹿島槍、更に槍・穂高の眺め、進行方向には百名山の雨飾山や北信の山が眺められます。
そして徐々に近くなってくる白馬大池の眺めはドラマチックで疲れを忘れさせます。

白馬大池の周辺の花は終わり草紅葉が始まっていました。チングルマの綿毛と草紅葉の先に美しい水辺が広がり安らぎの空間です。

食事の大休憩を取った後、白馬乗鞍岳~栂池を目指します。大池から先は登山道の様子もガラッと変わってゴロゴロの巨岩の上をピョンピョン飛び歩く感じです。途中雷鳥の親子が顔を出しました。メンバーの一人は初の雷鳥との対面に大喜びでした。

白馬乗鞍岳から先が今回の山行の核心部とも言える下りになります。ゴロゴロの巨岩、バランスを崩して隙間に落ちたら大怪我ですので慎重に進みます。途中雪原を横切ります(30m程)。平坦な場所なのでアイゼンは使いませんでした。誘導のロープにトレースがついて対岸の岩にマーキングがしてありますので歩く位置は解りやすいですがガスなどで視界が悪い時は歩きたくない場所です。悪天候の中での下山中、この場所の視界不良が一番気になっていましたので無事に通過できて正直ホッとしました。
雪原を過ぎてゴロゴロ岩の段差をドンドン下りていきますが膝に負担がかかりますので、此処も丁寧に下っていきます。天狗原まで結構長い岩下りです。

天狗原の木道で一呼吸した後、栂池自然園を目指して先に進みます。この先はガレと岩と泥のミックスになり歩き難いです。雨も影響して登山道は沢のような状態です。周囲もダケカンバなどの高木が増えてきて眺望は無くなります。黙々と下る感じですかね。
木道の階段が出てくると栂池はもうすぐです。段差も大きく良く滑るので注意です。

栂池自然園にはビジターセンターがありますが靴洗い場が用意されています。登り下山共にここで靴を洗っていきましょう。特にこれから入山する場合、外来種の侵入を防ぐためにも必ず靴底を洗って入山するよう願います。

2日間の日程で歩いた白馬、快晴の大雪渓、雨天ながら大展望だった稜線、穏やかな大池、さまざまなシーンがありましたが総じて大満足の山旅でした。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え 地図
コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) 修理用具
ツエルト 健康保険証 医療品 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食
行動食 テーピングテープ 軽アイゼン トレッキングポール ストーブ 燃料
ライター カップ クッカー カトラリー

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登った山

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