行程・コース
天候
初日、終日晴れ 2日目、晴れのち強風雨のち曇り
登山口へのアクセス
その他
その他:
ツアーなので甲府駅から広河原まで乗り換え無しのチャータータクシーを使用
この登山記録の行程
【1日目】
広河原(11:30)・・・白根御池小屋(14:30)
【2日目】
白根御池小屋(05:20)・・・小太郎尾根分岐・・・北岳肩ノ小屋[休憩 20分](08:15)・・・北岳[休憩 20分](09:20)・・・北岳肩ノ小屋[休憩 20分](10:10)・・・小太郎尾根分岐・・・大樺沢二俣[休憩 10分](12:40)・・・広河原(15:20)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
某ツアーを利用しての北岳登山です。
実は7月の終わりや8月の終わりそして9月上旬の北岳と間ノ岳3日間に申し込んでいましたが事極く最少人員に満たずキャンセルになっていました。休みの都合もあるので間ノ岳は諦めて北岳のみの2日間ツアーの参加となりました。
初日
・新宿駅~甲府駅
新宿駅で集合し、7:30のあずさ3号にて甲府へ向かいました。さすがに休日初日の南小谷行きですね、すでに指定席は満席で自由席は乗り切れないほどでデッキにまで登山らしき方が溢れまくっていました。我々は当然指定席でゆったりまったりなので他人事ですねw
・甲府~広河原
ツアーなので直行のチャータータクシーに乗りました。途中の金山沢温泉で登山に不要な物を預け夜叉神トンネルを抜けると絶景の南アルプスが見えてきてテンションが上がりまくりw
最初に見えたのは間ノ岳でしょうかね?
甲府から約1時間30分ほどで広河原に到着です。北岳の山頂まで見通せました、あそこまで登れるのでしょうかw 結構、不安になる遠さですwww
広河原のインフォメーションセンターで軽くごはんとトイレを済ませていよいよあの有名な吊り橋を渡ります。
・広河原~白根御池小屋
白根御池小屋まで約700mの登りです、結構急登でした。樹林帯なので景色は見えませんでしたが時折後ろに鳳凰三山の地蔵岳が見えました。
沢の音が聞こえなくなると急登は終わり小屋までは小さなアップダウンを繰り返すトラバース道になります。30分から40分に一回程度細かい休憩をしながら小屋までぴったり3時間でした。
千奈美に今日の服装はファイントラックのL1にL2のロングTシャツとL2の半袖をレイヤードで比較的軽めの服装でした。
・白根御池小屋
とても綺麗な小屋です、男子トイレも小用は無く全て洋式で座って用を足して下さいとの貼り紙がありましたw これなら周りは汚れないよね。正直、僕はコレ大嫌いですw だって、男の尊厳を破壊させる行為だからねwww でも、こういった公共のトイレでは大賛成
です。男の立ち小便ほど汚れを撒き散らすのは自宅のトイレを自分で清掃している身としてはよくわかっているしパンツの裾が汚い床に触れそうになるのは死ぬほど嫌だからねw
部屋には8人が泊まりました。ガイドさんを合わせてツアー参加者の男子が8人なので丁度ぴったりでしたね。掛け布団は各自分ありましたが敷き布団3枚で4人でしたw 端を確保できたのでよかったけど真ん中の方は大変だったかも。それでも、掛け布団を共用するよりは全然マシなので土曜日にしては良い方なのでしょうね。
夕食は4時30分からでしたw 正直、下界の食堂より美味しかったです。ごはん3膳いただきましたwww メインの酢豚も美味しかったけど一番よかったのはキノコの和え物でしたね。地元の食材なのでしょうかお酢の効いた味付けなのか本当に美味しかったです。
夕食後は小屋の前のベンチに座ってのんびりと日が暮れるのを楽しみました。
すでにツアー参加者同士で仲良くなったグループができていて小屋前のテーブルでビールを呑んだりしていて楽しそうに盛り上がっていました。そんなリア充の皆様を横目で見ながらベンチでゆっくり読書w 相当以前の僕なら気にせずグループに加わるけど今はひとりがいいです。なら、ツアーになんか参加するなよですねw
千奈美に夜叉神トンネルを出てからは携帯電話はフライトモードに切り替えました。事前に家族には下山まで携帯は切ってるよと説明をしてあるし電波状態の悪い登山ではカメラとGPSマップを優先してバッテリーの消費を抑えるのが必要でしょうね。じゃないと非常時に通話ができなくなり悲しい結末を迎える事もありえますからね。事実、翌日の2日目は携帯のバッテリー切れでカメラが使えない方が続出でしたw
予備バッテリーも一応持ってきたけど結局は使用しませんでした。
20時に消灯でしたががたぶん19時前には寝てしまったようです。
翌日は朝ごはんが5時からの予定ですが並んだ順番になるので3時30分に起きて4時には並び始めましたw それでもすでに並んでいる方がいましたwww 山の朝は本当に早いよね。
5時の予定も気を利かせてもらったようで4時30分から食事開始となりました。
2日目
・白根御池小屋~北岳肩の小屋
今日の服装は色々と迷いましたが最終的に3,000m以上になる事を考慮してファイントラックのL1、L2ロングTシャツ、L3ドラウトセンサーを選びました。稜線に出たら状況によってはL4ニュウモラップを着用予定です。
雲一つない空、そして少しづつ赤に染まっていく北岳山頂にテンションが上がる上がる。
5時20分に出発しましたが、いきなり急登の草スベリもおかしなテンションだったせいか全然疲れないw 鳳凰三山から上がるご来光も拝めたし今日は本当に素晴らしい日になりそうな予感満載の出だしでした! が、徐々にwww
草スベリの急登も終盤の頃になると段々と雲が出始めて気が付けば雨w ガイドさんの指示で雨具のL5エバーブレスフォトンとモンベルのレイングローブを装着し稜線に近づくにつれ風が勢いを増してきましたw
あれほど綺麗に見えていた北岳山頂部分もいつの間にか何処かへ行ってしまいましたwww
稜線部に取りつくと予想通り物凄い強風w そして横殴りの大雨、雨粒で顔が物凄く痛いwww
時々、強風に煽られて足が止まったりザックカバーが飛ばされる方がいたりで正直山頂はダメかもしれない… と、思いました。それくらいの大雨強風。
そして真冬を思わせるくらい寒いのなんのって… 身体も寒し指先の感覚が段々無くなっていきます。
なんとか肩の小屋へ到着しました。ガイドさんは自分の感覚ではギリギリで山頂に行けそうだけど15分の休憩後もう一度判断をしますとの事でした。あと、山頂までは希望者のみになりました。ここまで来たし行けるなら行きたいので当然参加です。
・北岳肩の小屋~北岳山頂
8時30分に出発。状況によっては途中で撤退するそうです、大勢の命の預かる身では当然の判断でしょうね。
あと、ガイドさんから着れる物は全て着てくださいとの指示がありL5の下にL4を追加で着込みました。
最初から両手を使った岩登りになりました、強風に煽られ岩にしがみ付き雨粒が身体中に叩き付けるような状態が続きましたが1枚余計に着込んだおかげで寒くもなく暑くもなくベストな状態になりました。
そして40分ほど岩と風と雨との格闘を繰り返していると山頂部分が見え始め、太陽こそ見えませんが視界が開けてきて雨も風も止みましたw
本当に神様っているんだねwww
さすがに富士山は見えませんが北岳からの稜線と間ノ岳まで見えてきました、物凄く綺麗な稜線です。
最後の登りが終わるといよいよ開けた場所で山頂標識が確認できました。白根御池小屋から丁度4時間、9時20分に北岳山頂標高3,193mに到着です。
2日掛けたけど自分の足で1,500mの広河原から3,193mの山頂まで来ました、感動です。
普段は山頂の標識しか記念写真は撮らない主義ですが、今回の北岳は自分の記念写真も撮ってもらいました。ほんと、珍しいです。
山頂からは南に間ノ岳、北西に仙丈ケ岳、北に甲斐駒ケ岳、東に鳳凰三山そして眼下に広河原と富士山こそ見えませんが絶景絶景絶景絶景のオンパレードです。
15分ほどの滞在で名残惜しいですがこれから下山になります。
・北岳山頂~広河原
北岳肩の小屋で弁当の昼食を済ませて広河原まで一気に1,500mを下ります。山頂からだと約1,700mw
コースは小太郎尾根分岐から右俣コースで大樺沢二股を経由して大樺沢沿いを下りました。
下り始めてすぐ雨も完全に止み晴れてきたので小太郎尾根分岐付近でL5とL4を脱ぎました。
山頂を見ると綺麗に晴れていますw ま、こんなものですよねwww
富士山も山頂部分以外は綺麗に見えていました。
1,700mの下山は自身最長となりましたがツアーならではのペースのおかげで何とか無事に下山できました。途中、大樺沢沿い辺りがかなり辛かったです。膝ガクガクでヘロヘロでしたw 他の方もこの辺りで転倒や足を挫いたりしていました。脱落者こそいませんでしたが(脱落したくてもできなかったw)最後は怪我人と体調不良グループにガイドさんが付き添い、我々は添乗員さんの元で下山しました。
広河原の吊り橋が見えた瞬間、ほっとしましたよ。今までの登山で一番安心感を感じたかもw
広河原からチャータータクシーで金山沢温泉へ向かい、温泉に浸かり生き返ったあとデポしてあった着替えに全交換w ほんとうにすっきりです。
当初の計画では北岳と間ノ岳との3日間ツアーの予定でしたが、この2日間を振り返ると正直まだ早かったような気がします。たぶん間ノ岳まで行って小屋泊は可能だけど3日目の下山でかなり苦戦しそうな気がします。恐らく転倒等のリスクが相当ありそうですね。
とりあえず、もう少し標高の低い山で3日間の経験を積むのが先だと感じました。
そして、来年の夏辺りに単独で2泊3日の北岳と間ノ岳を目指そうと思います。
























































