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八ヶ岳縦走2015

八ヶ岳( 八ヶ岳)

パーティ: 2人 (そのかな さん 、ほか1名 )

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行程・コース

天候

一日目:晴れ時々曇り  二日目:晴れ時々曇り 三日目:曇り(下山後雨)

登山口へのアクセス

バス
その他: 3日 21:40 梅田発 4日6:20 茅野着(5300円)
7:45 茅野発(3番乗り場) 8:30 東白樺湖(1000円 バス)
8:35 東白樺湖 9:00すぎ 蓼科山7合目登山口(4200円 タクシー)

この登山記録の行程

【1日目】
蓼科山七合目(09:22)・・・蓼科山荘[休憩 10分](10:45)・・・蓼科山[休憩 20分](11:26)・・・蓼科山荘[休憩 20分](12:13)・・・大河原峠[休憩 20分](13:45)・・・双子山(14:30)・・・双子池(15:08)

【2日目】
双子池(04:09)・・・亀甲池(05:10)・・・北横岳[休憩 10分](07:08)・・・北横岳ヒュッテ[休憩 20分](07:35)・・・縞枯山荘[休憩 10分](08:32)・・・雨池峠(08:45)・・・縞枯山[休憩 10分](09:21)・・・茶臼山(10:24)・・・大石峠(11:25)・・・麦草峠(11:37)・・・丸山[休憩 10分](13:04)・・・高見石[休憩 30分](13:28)・・・中山[休憩 10分](15:12)・・・にゅう分岐(15:43)・・・中山峠(15:57)・・・黒百合平(16:02)

【3日目】
黒百合平(09:00)・・・唐沢鉱泉分岐・・・唐沢鉱泉(10:30)

コース

総距離
約22.7km
累積標高差
上り約2,121m
下り約2,161m
コースタイム
標準14時間15
自己16時間19
倍率1.15

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

「八ヶ岳縦走」
去年、表銀座を縦走し、今年は3泊4日の山へと想い計画を立てました。
しかし、まだテント泊の経験も浅く、また3泊を経験したことがなかったので
・エスケープが最悪できるところ
・小屋が充実している
・部分部分は歩いたことはあるが、一度縦走してみたかった^_^;
というきっかけで、この縦走を計画しました。
結果的に、3日目の八ヶ岳核心部が悪天の予報のため、中山峠までで唐沢鉱泉へ下山するということになったが、天気だけではなく、今回は精神的な部分も大きかった…
「縦走」は山やまを繋ぎ、進むたびに景色が変わり
また振り返ると、あそこから歩いたんだな~と達成感を味わうことができ、
縦走はしんどいけど、好き。
でも、今回の山行で、山との向き合い方、自分の未熟さを感じることになりました。

エスケープできるところでよかった。

3泊4日の山旅は来年の夏に持越しです!

*アクセスについて
関西からのアクセスです。夏山(秋山)シーズンには茅野まで夜行バスが出ているのでそれを利用しました。
スタートを蓼科山7合目としたのですが、直接取り付けるバスはありません。
茅野から白樺湖(私は東白樺湖)までバスを利用し、タクシーを予約、東白樺湖から蓼科山7合目までタクシーで向かいました。15~20分くらい4200円でした。
(茅野からタクシーを利用すると高額になるので、バス+タクシーがおすすめ。)
7合目には、トイレもあり、あずまやもありました。

*コースについて
北八ヶ岳は、苔の森。
蓼科山から、中山峠まで、歩きましたが、苔の森だけあって苔がとってもきれいです。
が!歩きにくさと、疲労で^_^;あまり苔を楽しむことはできませんでした。
北八ヶ岳を縦走するなかで、一番美しい苔の森と感じたのは「丸山」でした。
(縦走コース以外でも素敵なところはあるのでしょうが^_^;)丸山は入った瞬間に「きれいや~」って思うくらい苔の森が美しかったです。(がしんどいです)

縦走なので、山々をあるくのですが、基本登り急登(大きな岩岩、濡れているので滑りやすい)登れば沼のようなぐずぐずの状態、そしてまた急な下り…
それの繰り返しでした^_^;
蓼科山は日本百名山のひとつ。
はじめは気持ちの良い登山道ですが、しばらくすると急な登りとなります。
蓼科荘からは岩岩ゾーン。山頂まで続きます。
山頂は広く、ガスの時はルートの見落としに注意が必要です。

特に危険なところはありませんが、全体的に、大きな岩岩の登り、下り。沢ガレた登り下りになりますので、疲労などによる足元の不注意には気を付ける必要があるかと思います。
今回、私はテント装備でしたが、少し飛び出た岩にザックが引っ掛かると思い、よけたその一歩ですべり、1Mほど落ちてしまいました。幸いけがもなく、リカバリーできたのでよかったですが^_^;集中力が持たないと大きな事故につながるなと感じました。

*双子池ヒュッテキャンプ指定地
一日目の幕営地は双子池でした。
この日は、金曜日(平日)だったので、小屋の宿泊者はおらず、テントが私たちを入れて3組だけでした。(ソロの男性2人)
蓼科山から大河原峠→双子山。そしてどんどん下ったところに双子池ヒュッテがあります。
・野営場はヒュッテから歩いて7分くらいのところにあります。
・雄池・雌池とあるが野営場は雌池側にあります。
・雌池のほとりの砂浜ゾーンが人気のようですが、天候によっては浸水の恐れがあるので注意。
・その他は森の中にテントが張れるスペースがあります。各自スペースを見つけて張ります。
・森の中でも、雨による浸水しやすい場所(地形てきな問題)もあるようです。
・トイレは野営場内にもありますが・・・とても入ってできるトイレではありません。(男性2人は入っていましたが、女性はちょっと難しいと思います・・・。)
・小屋の外にもトイレがあります。きれいというわけではありませんが^_^;水洗だし、トイレットペーパーもあったし、なにより野営場のトイレに比べたら、ましです!
・水は雄池の水がそのまま飲めます。コップでくんでそのまま飲める湧水です☆
(ご主人曰く、水質検査もしてて問題ない!)はい。おいしいお水でしたよ~
・間違った雌池の水は飲まないように。夏は泳ぐ人がいたり、洗物をしたり…野営場から近いのですがね…。雄池は野営場から離れています。

*縦走計画の反省
八ヶ岳を3泊4日で縦走するプランにしたので、一日の歩行時間が長く、テントでもあったので、集中力や疲労であまり楽しむことができなかった。
天気で気持ちが左右されやすい人間なんだなと、今回の山行で実感した。
蓼科山7合目を出発したときから「3日目は雨の予報。3日目は八ヶ岳の核心部。稜線歩きに、岩場。そして歩行時間が長い…。悪天候で歩く気分じゃないから、3日目で下山かな…」
そんな気持ちでのスタートだった。
八ヶ岳を全部歩くための計画なのに、途中までで終わるかなという、不安定な気持ちからも楽しいと思えず、とにかく行けるところまで進もう。という気持ちだった。
北八ヶ岳は樹林帯をあるくことが多く、またコースでも記したように歩きにくくて、苦戦してしまう。
同行者は、先に進む気持ちだったにも関わらず、自分の気持ちがこんな状態だったから、ほんとに迷惑をかけてしまったな~。

黒百合ヒュッテまでで終わりだ。
3日目は下山しよう。
山がこわい。早く降りたい。
こんな気持ちははじめてでした。
黒百合ヒュッテについたのが16:00過ぎ
やっと確保したスペースと、固定の石。
歩き続けて疲れていても、テントを張って、ごはんを食べて…

翌日の予報は、出発前からも昼過ぎから天気が崩れるとの予報だった。
「早く出発したらいいけるんじゃないか?」
あきらめていても、せっかく来たし…と思うとなかなか下山の決断をすることができなかった。
夜、黒百合ヒュッテで天気予報を見ても昼過ぎから雨の予報だった。
天気予報はあくまでも、下界の天気。
山の天気はそうはいかない。確実に早い段階で雨が降る。

「明日は下山しよう」と決断した。
最終日が晴天なら停滞でもよかったが、そうでもない。

ほっとした。
山が怖いとはじめて思った山旅。
でも、これから縦走するにあたっての、いろいろな経験ができた。
気持ちのこと、天気のこと、食糧のこと、荷物のこと、計画のこと
そして、自分自身のこと。
大きな事故がなく、無事に下山できたことが、心からよかったと感じました。

下山後は、諏訪に住んでいる友達と合流し、諏訪湖の花火ファイナルを満喫し
夏の終わりだね~★
翌日は諏訪を散策し、大阪に帰りました。
*ほっとして、黒百合ヒュッテでワインを飲みすぎ、息苦しくなって(ただの酔っ払い)ひとりパニックになっていたのは内緒です~

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え
地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え)
ナイフ 修理用具 ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品
虫除け ロールペーパー 非常食 行動食 テーピングテープ トレッキングポール
ストーブ 燃料 ライター カップ クッカー カトラリー

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登った山

蓼科山

蓼科山

2,531m

北横岳

北横岳

2,480m

縞枯山

縞枯山

2,403m

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