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ダイトレ起点から二上山へ

二上山(雄岳・雌岳)( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 2人 (うめぞー さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

曇り時々晴れ

登山口へのアクセス

電車
その他: 京都駅から近鉄特急で橿原神宮前で下車、大阪あべの橋方面行き(近鉄特急)に乗り換え尺土で下車、普通に乗り換え上ノ太子駅で下車。
注)近鉄特急は橿原神宮前でも尺土まででも料金は同じ¥900-(乗車料金は別)

この登山記録の行程

上ノ太子駅(8:35)・・・屯鶴峯(9:20)・・・ダイトレ入口9:40)・・・馬の背(10:50)・・・雄岳(11:00)・・・雌岳(11:30)・・・鹿谷寺跡(13:10)・・・展望台(13:20)・・・裕泉寺(14:10)・・・鳥谷口古墳(14:20)・・・傘堂(14:30)・・・当麻寺(14:40)・・・当麻寺駅(15:50)

コース

総距離
約14.2km
累積標高差
上り約1,065m
下り約1,032m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

今回はいつもの友人と休日が合ったのでかねてから行こうと決めていた二上山に行ってきました。
ダイトレ(ダイヤモンドトレイル)の起点から行きたかったので屯鶴峯(どんづるほうと呼びます。)まで行きトレイルの起点プレートを写真に収めることにした我々は近鉄上ノ太子駅からスタートすることにしました。
ただ、上ノ太子駅から屯鶴峯までは4kmほどアスファルトを歩きますので注意してください。
車道は車がかなり走っているのに歩道がとぎれとぎれにしかなく危険なので注意してください。
上ノ太子駅から屯鶴峯は道もわかりにくいので出来れば携帯にGPSアプリを入れておくといいでしょう。
それではコース案内です。
上ノ太子駅を出たら右に進みます。(出口は山側にでましょう。)
しばらく進むと左にみかん農園への道がありますが無視して真っ直ぐに進んでください。
南阪奈道(高速道路)の下をくぐり左手にセブンイレブンが見えてきます。
その先少し行ったところを左に入り住宅地を抜けていきます。
信号がある交差点を左に進むと左側に近鉄の線路が併走しています。
後はなだらかな上り坂を車に気をつけながらひたすら進みます。
やがて右側に釣り堀なのか溜池なのかよくわからない池が見えてきた先すぐぐらいにダイトレの入口があります。
登山の起点はここからですが屯鶴峯に行くため一旦通り過ぎて屯鶴峯を目指します。
坂道を上がりきり少し下った先に大きなどんづる峯と書かれた白い柱があります。
そこが屯鶴峯入口です。
階段を上がった先にはベンチがあり、その右手にはいきなり凝灰岩で出来た奇勝の屯鶴峯が広がります。
岩場には特に規制はありませんので存分に上って景色を楽しめばいいのですが手がかり足がかりがやや少ないので滑らないように注意してください。
また標高154mの最高点は森の中に有り、特に特筆できるものもありませんので屯鶴峯の景色を堪能したらダイトレ起点プレートを見に戻ります。
起点プレートは屯鶴峯入口右側にひっそりとありますので見落としに注意してください。
我々は起点プレートで記念撮影をしてから来た道を戻りダイトレ北口から二上山を目指します。
二上山へはいろんなルートがありますがダイトレからの道が一番距離もあり、きついルートとなりますので足の弱い人や疲れやすい人はほかのルートからの方がいいでしょう。
入口から少し進むと木で出来た土留めの階段が始まります。
高度自体はそんなに稼ぎませんがここからが階段のオンパレードです。
約30mほど上がった先から逆に30mほど下るというアップダウンを何回も繰り返します。
これは後にボディブローのように徐々に効いてきますので無理をせず自分のペースで歩いてください。
何回か(約10回位)アップダウンを繰り返した先に鉄塔があります。
ここは結構広いので休憩するといいでしょう。
そこから少し下ると木製でできた分岐を説明する看板が立っています。
右へ下りる道はスポーツ公園方面へ行くので真っ直ぐに進んでください。
そこから木の階段を上った先左側に鉄塔(2回目)があり休憩できます。
ここからは上りのみとなりますので気は楽になります。
またここから二上山を見上げることができます。
少し長い目の階段を上った先に道標があり、二上山0.2kmと表示されています。
しかしこれは山頂という意味ではなくとりあえず馬の背直下の公園の入口を示唆しています。
最後の階段を上がりきると舗装された丁字路に出ます。
右へ進めば竹内峠へ行けますが山頂へは左に進みます。
ここから馬の背まで結構急な坂道になりますので足元注意で進んで下さい。
途中、左側に絶景ポイントがありますので立ち寄ります。
ここからの眺めはとても素晴らしいのでお昼はここで取ることに決めて先に山頂へ向かいます。
またここからは馬の背までほんのすこしだけ上りですが桜並木の中を進むので気持ち良く進めます。
馬の背にはトイレがありますので済ませておきましょう。
ここには石で出来た道標があり、左は雄岳0.6km右は雌岳0.1kmと記載されています。
先ずは雄岳から上ります。
雄岳への道はこれまた木の階段が続きますが土留めではないので歩きやすい道です。
つづら折り上の階段を上った先に山頂があります。
何故か雄岳には三角点がありませんので山岳会の方が設置された高度票と雄岳山頂の道標を写真に収めたらその奥にある葛木二上神社にお参りします。
ここまで無事に来れた事を感謝して、これからの山行の安全祈願を済ませて雌岳を目指します。
一旦、馬の背まで戻ったら雌岳への階段を上がります。(本当階段ばかりです。)
途中、登山客が登山道を塞ぐ形でたむろしていたのでやんわり注意しますが心の中ではやっぱり人が多い山はマナーが悪いなと今回のチョイスを少し後悔します。
そこからすぐに山頂に着くのですが………ここは雄岳より人が多い………まあ、理由は桜の季節で花見客がたくさんいるからなのですが山頂に着いたと言う情緒のカケラも湧かない場所なので三角点の写真を撮ったらサッサと下ります。
途中、先ほど登山客が道を塞いでいた場所まで戻ったらまだ人がいたので見てみるとキツツキが一生懸命巣を作っている最中でした。
なるほどこれは珍しいな、と納得して我々も写真に収めました。(もちろん登山道の邪魔にならない様に配慮して撮りました。)
しかし、登山道と言う人がたくさん通る道のそれもちょうど人の目の高さ当たりに巣を作るなんて私も初めて見ました。(全然人に怯えずひたすら巣を作る姿に感動しました。)
友人とすごいなぁと語らいながら先ほどの絶景ポイントまで戻り食事を取ります。
ここは桜と景色がベストマッチする場所で素晴らしい景色を眺めながら食べるご飯は最高です。
ゆっくりと休憩した我々は本当はこのまま大和葛城山を目指す予定だったのですが鹿谷寺跡と言う史跡があると言う情報を近鉄が出しているコース図(コレがかなり精密で役に立ちます。)で知ったので予定を変更して鹿谷寺跡を目指します。
一旦、先ほどの分岐まで戻りそのまま竹内峠方面へ進むと途中に鹿谷寺跡への分岐があります。
ただ、ここから鹿谷寺跡までは結構急な階段や岩場を下りますので足が疲れた方は行かない方がいいでしょう。
もし行かれるのなら上り返すことを考えて御自身の体力と相談して下さい。
役400mほど下った先に凝灰石で出来た十三重の石塔と石窟仏があり神秘的です。
またここから少し進むと展望台があり、スゴく見晴らしの良い場所なのでここまで来れた方は是非とも行ってみてください。
我々は当麻寺へ行きたかったのでこの急な道を戻ります。(本当にキツイので無理は禁物です。)
上りきった先を祐泉寺方面へ下ります。
途中、右へ下る道と水平にまっすぐ進む道に分かれますが祐泉寺方面はまっすぐに進んで下さい。
しばらく進むとまっすぐが竹内峠方面へ左へ下る道が祐泉寺方面の分岐がありますので左へ下ります。
ここからまたもや階段の道が延々と続くので慎重に下りて下さい。
特に疲れていると足が踏ん張れず滑って転倒すると大怪我する様な斜度がありますので気を引き締めて下りて下さい。
しばらく階段を下りて行くと右側に水場があります。(とても美味しい水です。)
そこからはなだらかな山道になるので友人とやっと階段終わったな〜〜と話していると桜吹雪が………
桜も散り染めやね〜〜と話していると不思議なのは何処から花びらがと周囲を見渡しても辺りには桜の木が無いのです。
にもかかわらずピンポイントで我々の周りに降りそそぐ桜の花びら………幻想的な光景にしばらく見とれました。
コレはきっと山からの贈り物と山に感謝して下りて行きます。
祐泉寺を見送りしばらく進むと左側に素敵な石仏が3体鎮座され、その右側には不動明王を祀るお堂があったので無事に下山出来た事を感謝して進みます。
しばらく行くと左側に鳥谷口古墳があったので古墳を見学して進みます。
古墳からしばらく行くと左側に左甚五郎が作ったとされる傘堂があります。
コレは必見です。
そこからしばらく行くと右側に当麻寺が見えてきますので立ち寄ります。
本堂に参拝して御朱印をいただき、堂内を見学します。(見学料が必要です。)
ここには役小角が祀ってありますので登山を志す者としてご挨拶します。
当麻寺を堪能した我々は門前町をブラブラ散策しながら当麻寺駅へ向かいます。
駅に着くのと電車が来るのがほぼ同時だったのでラッキーとばかりに乗り込み橿原神宮前駅まで戻ります。
そこから近鉄特急に乗り換え京都まで戻るのですが………特急券、我々の分でほぼ売り切れでした。
駅員さんにお伺いすると吉野の桜を見る方でこの時期の帰りはいつも満席との事、ですのでこの時期に奈良方面での登山を計画している方は帰路に気をつけて下さい。(疲れている時に鈍行で立ちっぱなしはツライですよ。)
我々は無事に京都まで戻りいつもの銭湯で汗を流し居酒屋で打ち上げしてから帰路につきました。


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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ 予備電池 タオル
帽子 地図 コンパス ノート・筆記用具 登山計画書(控え) ナイフ
ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 ロールペーパー 携帯トイレ
非常食 行動食 GPS機器

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登った山

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