行程・コース
天候
晴れ後曇り
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
銀山平の駐車場に駐車、5時到着時点で4台、15時半下山時も若干の余裕があり、林道の路肩も停められるので、満車にはなりませんでした。
この登山記録の行程
5:30銀山平駐車場~7:30庚申山荘~庚申山~9:30鋸山~10:30皇海山~12:00六林班峠~14:00庚申山荘~15:30銀山平駐車場
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
庚申山荘までは長い林道歩きと緩やかな登山道が続きます。庚申山荘北側の水は水量もあり冷えてておいしいです。ここで六林班峠まで持つ程度の水を確保しておきましょう。
庚申山に至る登山道は一部崩落しているものの、それ以外は梯子などでよく整備されており歩きやすいです。
庚申山を過ぎると破線ルート、前半はヤブ道、後半は岩場が多い難路というか、悪路です。
岩場ではフリクションに乏しい岩場を登下降することになりますが、細い鎖や、劣化の激しい虎ロープ、錆びた針金などがルートに吊るさっており、明日にでもぶら下がった人が転落するか、同時に複数人取り付いて転落するか、何か起きそうな気がします。
破線ルートに踏み込む人が安全に通過できる技術を持った人ばかりであることを祈るばかりです。
岩稜のアップダウンを繰り返したどり着くのが絶景の鋸山山頂、眼前に皇海山が待ち受けています。ここから突然登山者が増えます。群馬県側から登る登山者は足尾から登る人の10倍はいそうな雰囲気です。
鋸山からの下降は今回の登山で一番の危険ポイント、泥の急坂が続きます。コルから30分ほど登れば展望絶無の皇海山山頂です。
この時点で行動開始より5時間経過、まだ半分です。
帰りは鋸山の登り返し、疲労がたまってきた足に堪える登りです。
鋸山から六林班峠への道は最初は爽やかな稜線歩き、しかしそれも標高1800mを下回ったあたりから笹ヤブの密度と高さが急激に上がり、文字通りのヤブ漕ぎが始まります。
目印のピンクテープが一定の間隔でつけられているので、視野を高めに配りながら歩けばそうそう迷いはしないはず。しかし笹の中には倒木も多く、しこたま打ちます。転ぶとケガしますので、上も下も要注意です。
六林班からも相変わらずヤブがうるさいですが、水量のある沢の渡渉が何度も出てきますので給水に困ることはないと思います。長い行程で水が減っていても、ここまで持てば十分です。
この下山道は本当に長く感じます。笹が谷側に踏み倒されているので常に崖下に滑り落ちていきそうな細道、じっさい谷に向かって尻餅をつきそうになり肝を冷やしました。崩落個所も多く注意が必要です。
そんなヤブ道を2時間も延々と歩き続けるのは精神的にやっつけられます。
無事に庚申山荘までたどり着いて一安心、翌日に同じルートを巡るのか多くの登山者が登ってくる中下山しました。









