行程・コース
天候
曇り&霧(時々晴れ)
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
三本滝レストハウス駐車場に車を置いて歩き始める。この駐車場から上はマイカー規制がかかっている。
この登山記録の行程
登山口(7:20)・・・三本滝(7:45)・・・休憩5分・・・冷泉小屋(10:00)・・・休憩10分・・・位ヶ原山荘(10:40)・・・位ヶ原のお花畑(11:20)・・・休憩10分・・・肩の小屋口(12:10)・・・休憩10分・・・肩の小屋(12:50)・・・休憩5分・・・剣ヶ峰(13:40)・・・休憩50分・・・肩の小屋(15:05)・・・休憩10分・・・畳平(15:45)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
乗鞍岳に麓から登り、下山する体力があるくらいなら頂上付近の他の峰にも登って、帰りはバスに乗ろうという計画。三本滝レストハウスの駐車場までは車が入れる。三連休の初日なので乗鞍岳に登る方は非常に多いだろうと予想していたが、三本滝からという人は少ないのか、朝7時の駐車場は空いていた。
駐車場敷地内にあるお手洗いをお借りしたところ、お手洗いに「熊の生息地につき注意」の札が貼ってあったため、熊鈴をしっかり付けて出発。三本滝までは特に危険箇所もないが、確かに熊が住んでいそうな熊笹の森が続く。三本滝の手前から沢筋を歩き、美しい沢を見ながら吊り橋を渡ると三本滝に到着する。三本滝はそれぞれ源流も趣も異なるので一枚の写真に納まれば面白いが、景色が壮大過ぎてなかなか難しかった。
このルートの前半では、三本滝と位ヶ原のお花畑を楽しみにしていたが、スタートから30分で三本滝が終わってしまった。三本滝から上りが始まるが、日当たりが悪く若干すべりやすい急登がある。これを過ぎると傾斜は緩やかになるが、位ヶ原山荘あたりまでは、時々車道をまたぎながら、あまり特徴のない登山道が続く。
1週間続いた寝不足と飲み過ぎにより、この日は絶不調。全くペースが上げられず、1時間に標高差200メートルを上がれるかどうかというペースだったため、変化のない登山道がやけに長く感じる。変化が出てきたのは位ヶ原山荘を過ぎてから始まる登山道だった。岩が多くなり、ぬかるんでいる箇所も多いのでそれなりの体力は必要だが、2,450mの森林限界付近から植生の変化が楽しめる。それまでも高度を上げるにつれて咲いている高山植物に変化はあったが、位ヶ原周辺ではモミジカラマツ、チングルマ、ミヤマキンバイ、アオノツガザクラ、コバイケイソウが次々と咲き乱れ、位ヶ原の一面のお花畑は素晴らしい景観(^^♪ 少し日が射してきて青空も見えるようになり、一段と花が美しく見えた。
位ヶ原を過ぎてしばらく行くと、乗鞍岳の山頂と乗鞍大雪渓が見えるようになる。この日、一番の美しい景観は、位ヶ原を過ぎ一旦車道に出て再度登山道に入ってから、肩の小屋口(バス停)に到着するまでの区間。雪渓の透き通った雪解け水とチングルマやミヤマキンバイの花畑が広がり、その向こうに乗鞍岳の雄姿と大雪渓が広がっている。多くの方が畳平までバスに乗ってしまうようだが、せっかく乗鞍岳に来たのなら、ここを見ないのは本当にもったいないと思う。
肩の小屋口からは、左手に雪渓で滑るスキーヤーやボーダーを眺めながら、30分程度歩くと肩の小屋に到着する。ここで畳平からの登山者と合流するため、それまでの静かな山登りが嘘のような人混みになる。ここから山頂までは観光地化していて、通常の登山道のように上り優先とか、落石を起こさないようにといった原則が通用しない様子。剣ヶ峰もそれほど広くない割に人が多いので休憩する場所を探すのも一苦労だった。
山頂に到着した頃には霧で何も見えなかったが、徐々に霧が晴れてくると標高の高い山が雲海の上に顔を出した。晴れていれば素晴らしい展望が待っていると思う。
自分が予定していたコースタイムより2時間も遅れていたので、ほかの峰に登るのは諦めて16時5分のバスに乗車。バスは1時間に1本しかないが、畳平周辺には時間調整できる遊歩道もあるため心配ない。畳平周辺の砂礫では今年初めてコマクサの群落を見ることもできた。
山頂付近の人混みを除けば、素晴らしい山であることは間違いない。肩の小屋口手前の風景は、またすぐにでも見たいと思う。静かな山歩きと乗鞍岳の景色を独り占めをしたいなら、位ヶ原山荘あたりでバスを降りて歩くのがオススメ(^.^)
フォトギャラリー:49枚
三本滝レストハウス 左奥が登山道入口
要所には看板が
大迫力(^.^)
右の滝
真ん中
左の滝
スライドパノラマでなんとか…
立派な吊り橋が
カニコウモリがたくさん咲いていました
センジュガンピ? 雨に当たってしまい終盤の様子
コバノイチヤクソウ
ハクサンオミナエシ(コキンレイカ)
アキノキリンソウ
足元が悪い場所は丁寧に整備されている箇所が多い
モミジカラマツも満開
ちょっと早い紅葉 素晴らしい赤味(^^♪
クルマユリ
エゾシオガマ
ウサギギク?
オオヒョウタンボク
ベニバナイチゴ
ミヤマキンバイ 満開です(^^♪
2,470mあたりから様子が変わります
アオノツガザクラ
イワカガミも残っていました
ミヤマキンバイとチングルマの花畑
キバナシャクナゲ
チングルマ
乗鞍岳と雪渓
花畑と小川
言葉もないです(^.^)
素晴らしい!
ミヤマダイコンソウ
スキーヤーとボーダーがいっぱい!
コケモモ
イワツメクサ
ここからは大勢の人がいます
雲海の向こうに御嶽山が
スライドパノラマで…
3,000m超えてるんですよね
権現池
御嶽山
南アルプスかな?
左が水晶岳?
肩の小屋から畳平へ続く道
ヨツバシオガマ
畳平
コマクサ
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
| 登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
| 傘 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え |
| 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) |
| ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー |
| 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | ストーブ | 燃料 | ライター |
| カップ | クッカー | カトラリー |




