行程・コース
この登山記録の行程
滝ノ小屋登山口(05:48)・・・滝ノ小屋[休憩 10分](06:13)・・・河原宿小屋[休憩 10分](07:26)・・・伏拝岳[休憩 10分](09:34)・・・七高山(10:21)・・・頂上参篭所(御室小屋)・・・新山[休憩 10分](11:04)・・・頂上参篭所(御室小屋)[休憩 30分](11:23)・・・伏拝岳[休憩 10分](12:45)・・・河原宿小屋[休憩 10分](14:19)・・・滝ノ小屋[休憩 10分](15:07)・・・滝ノ小屋登山口(15:20)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
台風7号が去っても気圧の谷が通過するため、8月18日はどこも曇天の予報だが、東北地方では秋田の日本海側が好天の気配である。滝ノ小屋登山口に着いたのは5時過ぎで、5時48分に登山口を出発した。しばらくは石畳の道を行く。今日は外輪山がはっきり見える。5分程歩いたところで、踏み跡の薄い枝道に入ってしまい、10分ほど時間をロスした。沢に当ったところで引き返して石畳に戻る。
滝の小屋には6時13分に着く。ここから沢を渡り、山腹を巻くようにして登る。道には大きな石が転がっていて歩きにくいが、ストックを使って石から石へ渡るように歩く。振り返るといつの間にか瀧の小屋が小さくなって、その向こうに湯の台の駐車場が光っている。
登りきって河原宿に着いたのが7時26分。目の前に鳥海山が大きい。数カ所に雪渓が残るが、規模は大分小さくなっている。しばらく休んで、広がりのある沢をゆったりと歩いていく。道にはハクサンフウロやニッコウキスゲが咲いている。チングルマ、アオノツガザクラ、コイワカガミもまだ咲いていた。
雪渓を二つ渡り、青空に聳える外輪山に取り付く。ここは薊坂と言うらしい。急斜面にジグザグに切られた道は折り返しで一息つけるのがよい。振り返ると河原宿がはるかに下に見える。その向こうには月山が顔を出し、右手に目を向ければ日本海まで見える。
坂を登りきって、9時39分に伏拝岳に着く。まったく違った眺望が目の前に開けた。七高山から新山に続く道は半円を描いて外輪山の稜線上にあり、青空が深い。左手に新山、右手に湯の台へ広がる広い傾斜を眺めながら歩く。爽快な眺めである。
七高山へは10時21分に着いた。ここからいったん頂上小屋に下り、再び登って新山山頂を目指す。岩が積み上った奇観である。岩に立つ人が小さく見える。11時4分に山頂を踏んで、山頂小屋に降りる。ここでしばらく休んで昼食を取った。ここから見下ろす噴火口の跡は、実にスケールが大きい。休んでいると下から雲が湧いてきた。
12時3分に山頂を発ち、来たコースを戻る。伏拝岳から河原宿に下る途中、雪渓で涼を取った。このころには雲が湧き、笙ヶ岳はすっかり隠れてしまった。月山もまったく見えない。
河原宿を14時19分に出て、途中で一回休憩を挟みながら、15時20分に滝ノ台登山口の駐車場に戻った。駐車場には20台ほどの車が止まっていた。見上げると、鳥海山の上部は雲に隠れていた。
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