安達太良山・鉄山（塩沢温泉）2015

日帰り

安達太良山・鉄山（東北）

2015.10.18（日）

パーティ： 1人 (ブナ太郎さん )

ブナ太郎さん

行程・コース

天候

晴れたり曇ったり

利用した登山口

塩沢温泉　

登山口へのアクセス

マイカー

この登山記録の行程

塩沢温泉(06:00)・・・馬返し(06:12)・・・八幡滝[休憩 30分]・・・くろがね小屋[休憩 20分](09:38)・・・峰ノ辻(10:26)・・・安達太良山[休憩 10分](10:55)・・・牛ノ背[休憩 10分](11:17)・・・鉄山(11:42)・・・鉄山避難小屋(11:50)・・・笹平[休憩 20分](12:04)・・・僧悟台[休憩 10分](13:05)・・・馬返し(14:07)・・・塩沢温泉(14:15)

コース

総距離: 約13.3km

累積標高差: 上り約1,187m; 下り約1,187m

コースタイム: 標準7時間; 自己6時間35分; 倍率0.94

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

　三回目の安達太良山である。初回は奥岳コースを勢至平からくろがね小屋へ抜け、そこから山頂へ至った。復路は薬師岳からゴンドラを使わずに下りた。二回目は反対側の沼尻から登って、安達太良山山頂から鉄山、鉄山避難小屋から沼尻に周回した。今日は塩沢登山口から登って、安達太良山、鉄山の山頂を踏み、長い僧悟台コースを下りてくる予定である。このコースは刈り払いが不十分で通行が困難だという話を聞いたが、最近の情報では刈り払いも行われていて十分に歩けるという。
　朝の５時半過ぎに塩沢温泉に着いた。辺りはまだ暗い。準備をして６時に登り始めた。スキー場の周辺は紅葉が進んでおり、この先の紅葉にも期待が持てる。ゲレンデを抜けると森に入り、すぐに馬返しに着く。ここを左に進んで紅葉が始まった広葉樹の中をゆっくりと歩いていく。右手の沢がしだいに低くなり、山腹から沢に下りる分岐点に着く。ここは真っすぐ進めばいいのだが、寄り道して小さな滝を見に行く。滝を見たあとは登山道に登り直し、しばらくいくと八幡滝に着いた。ここは大きな岩が連続しており、沢側が切り立った岩に登ると高度感がある。周囲は紅葉の盛りで、朝日が当たって美しい。ここで写真を撮ったりして、しばらくゆっくりする。
　八幡滝を出発し、紅葉の中を行く。小さな沢を渡ったり、湿原を楽しんだりしていると、目の前が開けてくろがね小屋が見えてきた。周囲は赤や黄色、緑のコントラストがまぶしい。ここからは登山道も広くなり、整備の行き届いた道を行くと、９時３８分にくろがね小屋に着いた。休憩も含め、ここまで３時間半の行程である。
　くろがね小屋付近にはたくさんの登山者が休んでいた。ここでおにぎりを食べ、水分を補給した。２０分後にくろがね小屋を出て露岩の道を登り、３０分弱で稜線上に出る。ここが峰ノ辻である。ここから手前は大きな窪地になっており、その先に安達太良山の乳首が見える。
　峰ノ辻から下って、また登り、山頂を目の前に見上げる地点に着くが、ここにはたくさんの登山者がいて、山頂まで順番待ちで登らなければならない。人の列に並んで、ゆっくりと山頂に登っていく。一時、ガスがかかってきたが、磐梯山方面はきれいに晴れている。山頂に着いたのは１０時５５分。数十人の人ごみの中で、磐梯山から檜原湖、鉄山、箕輪山など遠くの景色を楽しんだ。
　１０分ほど休んで、山頂から鉄山を目指す。火山の爆発が生んだ荒涼たる風景の中、牛ノ背と呼ばれる稜線を鉄山に向かう。左手の火口原から遠くに磐梯山が浮かび、すばらしい眺めである。檜原湖の湖面も光っている。鉄山山頂には十数人が休んでいて、ここから安達太良山を見ながら昼食をとっていた。人ごみを避け、そうそうに立ち去って鉄山避難小屋に向かった。
　避難小屋には１０分もかからずに着いたが、素通りして箕輪山へ向かう。広い砂礫地から笹の道に入り、１５分程で分岐点に着く。ここから箕輪山を往復することも考えたが、お腹がすいたので昼食にした。周囲は紅葉が終盤で、笹の緑だけが目立つ。あと一週間は早ければ、緑と紅葉のコントラストが楽しめただろう。
　ここからは僧悟台へと長い道を下る。下りに下って僧悟台に着いたのが１３時５分。そこからさらに１時間程歩いて馬返しには１４時７分に着く。馬返しから塩沢温泉登山口までは、もう１０分もかからない。ゲレンデに出ると、色鮮やかな紅葉を背景に、すすきの穂が揺れていた。