行程・コース
天候
晴れ時々曇り
登山口へのアクセス
マイカー
この登山記録の行程
有馬温泉駅(8:15)…湯槽谷山(9:30)…白石谷手前(10:10)…極楽茶屋跡(11:30)…一軒茶屋(12:00)…白水山(13:00)…白水峡(13:45)…有馬温泉駅(14:30)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
以前から気になっていた白石滝。紅葉谷のルートから分岐する地点には難路とあり、まだ止めておこうと諌める慎重君と行けるんじゃないかと囁く過信君が争っていました。長きに渡った激しい戦いの末、過信君が見事勝利。ということで白石滝へ行きましょう。
そこでルート設定。まず、白石滝までどうするか。紅葉谷はもう一つ、もう二つほどつまらない。ならば、有馬三山から下りましょう。以前、運動不足の体を見事に打ちのめしたあの有馬三山。今回はいかほどか。
そして帰路は白水峡を見て帰りましょう。ネット検索の結果、なんとも壮大な風景が広がっているとのこと。こんなところがあったのか。自宅からもさほど遠くないのに全然知りませんでした。ロックガーデンどころのものじゃありません。ロックスタジアムぐらいでしょうか。期待を胸に、さて登りましょう。
こんなものだったかと思うほどに、あっさり湯槽谷山に着きました。確かに息が上がる箇所も数カ所あり、今年一番の冷え込みにも関わらず発汗甚だしいのですが、前回よりだいぶ楽でした。運動不足もようやく解消されてきたのでしょうか。慣れもあるのでしょう。人間とは強いものです。
湯槽谷山からは湯槽谷を下っていきます。谷とか山とかわかりにくい…。標識には難路の文字が。さあ、難路とはどれぐらいのものなのか、緊張感を持って、期待を持って下りていきます。
さすがに通常のハイキングコースとは違って、道らしき道ではなく、踏み跡があるばかりです。しかも、地震やら台風やらの影響で崩落しまくっています。土砂崩れ跡も多々。それでも仏谷の荒れ具合に比べたら可愛いものです。あそこは舗装道路も何もかもぶっ飛んでいましたから…。
途中で大きな堰堤に突き当たり、しばしウロウロと巻き道を捜索。行ったり来たり、五分ほどしてようやく発見。杉林の中を巻きに巻いていきます。しばらくしてさらに堰堤出現。またも巻き道捜索。どこにもないではないか。左岸にガードレールが見えるのですが、道がありません。踏み跡らしきものも途中まで。数本の大木もろとも流れ落ちております。あまりにも急すぎて、砂利と落葉で登れたものじゃありません。どうしよう…。
マップをみればあと僅かで紅葉谷ルートです。右岸の方を突っ切ると紅葉谷に合流するのではと道なき道を突っ切ることにしました。これが失敗だったわけですが、いい経験になりました。巻き道は慎重に探しましょう。結局、紅葉谷ルートにはたどり着けず、やたらと細い踏み跡に出くわしました。マップを見てもやはりズレています。そのうちどこかで合流できるだろうと淡い期待を抱きながら進んでいきます。
ところが行けども行けども尾根道を進むばかり。紅葉谷には行けそうにありません。無理に進んで川に落ちればそれこそ大惨事です。それよりはとにかく道らしきものがある所を辿ります。それにしても藪道です。しかも背丈より高く視界は全くありません。途中で脳裏によぎる不安。これは獣道では?熊さんこんにちは、なんてご勘弁願います。猪突猛進も遠慮いたします。あまりの視界の悪さに、あまりの足場の悪さに不安は募る一方です。熊ベル買っておけばよかった。
GPSのおかげで、あと少しで別の登山道に突き当たることがわかり、ホッとしたのもつかの間、踏み跡すら消えてしまいました。なんてこったい。これはもうとにかくルート目指して突き進むしかない。笹を掴みながら急登します。いろんなものがあちこちに突き刺さります。ニューパンツなのに。高さ20cmほどの折れた木の株で思い切り脛を打ちました。手首が何かで切れました。リストカットです。どうにかこうにか登山道に出て一安心。あとで調べた所によると、湯槽谷東尾根というルートだったそうです。誰が通るねん!
つまるところ、遠回りしただけで、裏六甲縦走路に戻ってきてしまいました。白石滝は別に機会に…。がっかりです。
さて気を取り直して、白水峡に行きましょう。これまた取り付きがわかりません。標識とマップのルート通りに進んでいくと、鉢巻山の頂上で道が消えました。しかもまた笹薮です。さらにイノシシ君が走って逃げていきました。これはだめだ。またも計画がくじかれたかとゲンナリして道路まで戻ります。
道路脇の案内板に地震によって通行止めになった鉢巻山北側道路があるとのこと。そういえば踏み跡があります。試しに行ってみましょう。放置された道路のガードレールに取り付きを示す印を発見。マップとも一致。こんなとこを行くのかと、不安を感じながらもガードレールの隙間を抜けていきます。
ここからはほぼ下り。しかもほぼ笹道。とはいえ、膝下の笹は物の数に入りません。先ほどの獣道ばりの笹薮に比べれば、彩りを添えてくれているようなものです。調子よく下っていたら、この道、半端なく滑ります。おそらく落葉のせいでしょうか。広葉樹が多いようで、辺り一面、笹か落葉しか見えません。こんなに見事にスッテンコロリンはいつ以来でしょう。何度か完全にザックから地面にハードヒットしました。
なかなかのロングランを滑り降り、ようやく白水峡へ。正直なところ、あまり期待はしていませんでした。ネット上の写真ではその規模があまりわかりませんでしたので。実際のところは、こんなに壮大なのかと驚異を、畏怖の念を抱くほど。何より広範囲で高さもあり、全体像が掴めないくらいなのです。なぜこんな景観がそれほど有名ではないのか不思議に思います。蓬莱峡に良い所は持って行かれてしまっているのでしょうね。Wikiのページさえありません。墓園のサイトばかり…。
次はしっかりと氷瀑の下見をしておかなくては。
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