行程・コース
天候
両日とも快晴
登山口へのアクセス
バス
その他:
新 宿駅 6:46発 ホリデー快速 おくたま1号
奥多摩駅 8:21着
奥多摩駅 8:35発 丹波行バス
鴨 沢 9:09着 登山口目の前
この登山記録の行程
【1日目】
鴨沢(09:20)・・・小袖乗越(09:40)・・・堂所(11:00)・・・七ツ石小屋[休憩 30分](11:50)・・・七ツ石山(12:50)・・・ブナ坂(13:00)・・・雲取奥多摩小屋(13:30)・・・小雲取山(14:00)・・・雲取山[休憩 10分](14:20)・・・雲取山荘(14:40)
【2日目】
雲取山荘(07:00)・・・大ダワ(07:15)・・・白岩山(08:10)・・・白岩小屋跡[休憩 10分](08:30)・・・前白岩山(08:55)・・・お清平(09:30)・・・霧藻ヶ峰(09:50)・・・炭焼平(10:20)・・・妙法ヶ岳分岐(10:40)・・・三峯神社(11:00)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
【鴨沢~七ツ石小屋】
鴨沢からの登りは、全体的に緩やかな登り。距離は長いが急登はなく疲れることはない。
駐車場から舗装林道をしばらく歩く。途中、左手に登山道入口あり。その間分岐あるが、
道標に従い歩いていけば、迷うことはない。
当初、七ツ石山を寄るか寄らないか迷ったが、疲れもなく登ってこれたので、
迷わず、七ツ石山登頂を目指し、巻き道を避け、七ツ石小屋方面へ進む。
小屋からは、富士山の眺めが美しい。真正面に仰ぎ見ることができる。
昼飯がてら、大休憩を取る。
【七ツ石小屋〜雲取山山荘】
小屋からは、しばらく急登の道を進むが、距離は大した長さではなく、稜線にたどり着く。
七ツ石山頂手前には、七ツ石神社がある。少し朽ちた社が山中の神社としての趣きを醸し出してくれる。
神社からは、程なくして山頂にたどり着く。雲取側に開けた山頂である。山頂付近は、その名の通り、
石が乱立している様相である。ここまで樹林帯の山道を登って来た身にとっては、少し違和感を感じる
山相である。何人か山頂で休んでいたが、基本、七ツ石小屋手前のトラバース道を辿るのがメジャーなのか
七ツ石山頂ルートはいたって静かな山道であった。距離も標高差も大してないので、
さほど体力の消耗感は感じない為、七ツ石山経由をお勧めしたい。
山頂よりは、登った分ブナ坂まで下る。ブナ坂から奥多摩小屋まで開けた稜線を進む。
奥多摩小屋にはテント場があり 何組かのパーティがテントを張っていた。開けた尾根上にあるため
ここからの景色も大変良い。星空も天気さえ良ければ、天然プラネタリウムを味わえるであろう。
冬でなければ、自分もテント泊をしてみたいと思った。
奥多摩小屋よりヨモギノ頭を過ぎ、小雲取山を登りきると、雲取山山頂に立つ避難小屋が見えてくる。
雲取山山頂まで、もう目と鼻の先である。山頂に立つ避難小屋は、避難小屋というには、
立派な建物で、遠くからでもかなり大きく見える。失礼ながら、その手前にあった山小屋よりも
綺麗な建たずまいな上、より頑強そうに感じる。その証拠に、今回も何人かはここ夜を過ごすらしい。
山頂直下というかほぼ山頂に位置している為、翌朝、ご来光を山頂から拝む場合には、
打ってつけの宿泊場であろう。避難小屋としての建物であるから、その宿泊のルールやマナーから
考えれば、何とも言い難いが、雲取山の一等宿泊地と言えると思う。
避難小屋から数分、いや数歩の距離で山頂の到着する。
本年は2017年、雲取山は標高2017mという事もあり、山頂にはそれを記念する記念柱が立てられていた。
南方側、富士山方面の景色は抜群である。タイミングもあってか、山頂には、自分一人であった為、
東京都最高峰を暫し独り占めできた。
山頂よりは、急勾配の道を20から30分ほど下れば、雲取山荘に辿り着く。本日の宿泊地だ。
雲取山荘も山麓のログハウス状のホテルを思わせるような立派な建たずまいの山小屋である。
三ヶ日を過ぎたばっかである為、樽酒や甘酒が振舞われ、得した気分になった。
振る舞い酒もなりより、この小屋の一番の売りは、こたつのサービスであろう。
全部屋こたつがあり、とても温かに休むことができた。
あまりの快適さに、次の朝、少々寝坊してしまったほどである。
【雲取山荘〜三峯神社】
山荘よりご来光を拝んだ後、三峯へと下山する。
今年は、雪もなく、用意したアイゼンも使わず、下山することができた。
雲取山荘よりそこし下ると廃屋になった雲取ヒュッテに着く。
ヒュッテを過ぎ大ダワまで並行した2本のルート、男坂、女坂があるらしいが、
いつの間にやら女坂を選んでいたらしい。
大ダワから芋の木ドッケまで、トラバース状の道を進む。冬季は、このルートが積雪や凍結等している為
多少危険であるようだが、今年は雪もなく、何らの危険もなく通過することができた。
ちなみに、大ダワのダワはタルミで鞍部を指し、ドッケは突起の訛りで尖った峰を指すらしい。
芋の木ドッケの看板が立ってる場所は、そのような様子の峰ではなかった。
ルートから外れた尾根上の先に突起らしいピークがあるようなので、看板の地点ではなく、
恐らくそれが本来の芋の木ドッケだと思われる。登れるようであったが、今回は割愛させてもらった。
芋の木ドッケからは、白岩山を目指す。
三峯ルートは、その距離や標高差から、雲取山へ行く楽なコースのように思われるが、
アップダウンが結構ある。今回は、下山ルートとして選択したが、結構登り返しがあり、
少々疲れた。白岩山もそう言ったピークの一つである。白岩山山頂は、展望は望めない。
山頂付近は伊勢湾台風の折、森林破壊が起こった地点らしい。現在、森林相の復活の過度にあるらしい。
ルート上向かって右と左では、その森林形態の違いが伺える。白岩山の山頂標は、
向かって左側の極相林の少し奥に立っている。
白岩山と前白岩山の鞍部には、白岩小屋の廃屋がある。朽ち始めている山小屋である。
山小屋西脇には、奥秩父の深い山容が望める展望台がある。休憩ポイントとしては
このルート上では一番いいとこではないか。焚き火の後もあったので、キャンプ場としてっも良さそう。
国立公園内なので本当はいけないと思うが。
前白岩山に向けて、また登る。とりあえず、アップダウンの激しいコースで、下山してるのやら
ピークハントしてるようやらで、結構しんどい。
前白岩山を越えた辺りぐらいだったか、やっと下山口の三峯神社が見下ろせる地点にくる。
前白岩山の後も、お清平の鞍部を越え、霧藻ヶ峰へとの登り返しをこれでもかと味わう。
霧藻ヶ峰には、小屋があり、そこの主人は有名な方であるらしいが、留守で小屋も営業していなかった。
小屋の直ぐ先の大岩には、秩父宮両殿下のレリーフが埋め込まれている。
霧藻ヶ峰の名付け親でもあるらしい。
地蔵峠、炭焼平を越え、ようやく三峯神社奥宮の鳥居に出る。
途中、スズメバチの巣に注意の看板があったが、どこにあるのやら確認することはできなかった。
奥宮鳥居からは、緩やかな道を辿り、三峯神社へと向かう。
長いアップダウンの道も、ようやく終わりを告げた。
フォトギャラリー:50枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
傘 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え |
地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) |
ナイフ | 健康保険証 | 医療品 | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 |
行動食 | テーピングテープ | 軽アイゼン | ストーブ | 燃料 | ライター |
カップ | クッカー |
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