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行程・コース

天候

曇り時々晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 有馬温泉駅近駐車場(¥400/1日)

この登山記録の行程

有馬温泉駅(8:40)…湯槽谷山(9:40)…紅葉谷(10:15)…似位滝(11:00)…一軒茶屋(12:50)…極楽茶屋(13:25)…有馬温泉駅(15:10)

コース

総距離
約13.7km
累積標高差
上り約1,590m
下り約1,587m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

連日の寒波、氷瀑に行こう。

さて、魚屋道は平凡に平凡すぎるので、トレーニングがてら有馬三山を越えていきましょう。温泉街ではほとんど雪は見当たりませんが、妙見寺参道に入ればすぐに2-3センチの新雪が。これはチェーンスパイクを試せる千載一遇の機会かもと登っていきます。

落ち葉山はもう雪に包まれ、徐々に景色が雪山に。チェーンスパイクなしにどこまで行けるかと変な気持ちが湧き上がってしまい、未装着のまま湯槽谷山へ。もう湯槽谷山付近は完全に雪山と化しています。湯槽谷山山頂手前の急坂でどうにもならないくらいに滑り落ちかけましたが、近くの木を足がかり手掛りにどうにか登り切りました。道は20-30センチほどの雪に完全に埋もれています。

湯槽谷山でチェーンスパイク装着。もっと早めに着けておけばよかったと思うほどに快適です。ここからの下りで滑ることを気にせずさくさくと進めました。

湯槽谷は前人未到の新雪地帯。人は通っていませんが、足跡はいっぱい。おそらくイノシシやウサギあたりでしょう。大きな鳥の足跡も。こいつはキジですな。周囲には囀る小鳥が群れています。雪の中でも山は賑やか。

紅葉谷に合流してからは多くの人に出会いました。いつもはほとんど人のいない平日なのに、皆さん目的は同じようです。

最初の目的地の蟇滝は両サイドがわずかに凍っているぐらいの小さな滝でした。他の無名滝と大して変わりません。他に人もおらず、いつもながらの寂しさです。

そこからさらに上流の七曲りの滝。ここは既にカメラをセッティングする先客が。やはり一番凍りやすいとのことだけあって、4分の3ぐらいは凍っていました。もっと寒くならないとダメなんですね。これも温暖化の影響なのでしょうか。帰ったら節電しよう。

角度を変えて七曲りの氷瀑を見てみると、少し表情が変わります。横の方向からだとほとんど凍っているように見えます。光の加減で全体がブルーに。

次は百間滝から似位滝へ。この二つも両サイドが凍る程度。似位滝で出会ったお兄さんによれば、昨年の同日では全部凍っていたとのこと。去年は雪が少ない印象でしたが、今年よりも寒かったのか。

新年の目標、「氷瀑を見る」はひとまず達成したので、ここのところの課題になっている白石谷を攻めてみましょう。何度トライしても想定のルートを辿ることができません。今回は積雪のおかげで先人の足跡がはっきり。これなら迷わないはず。

どんどん雪深くなる谷を、誰かも知らない人の足跡を頼りに遡上します。標高にして数百メートルぐらいしか登っていないはずなのにこの雪の増え方には驚かされます。温泉街からは想像もつかないこの積雪状況。ワクワク感が高まるにつれ、靴と手袋への浸水も高まっていきます。やはり防水スプレーごときでは役に立たぬか。

大きな堰堤の前で踏み跡が消失しました。またですか。またなんですか。神隠しですか。ここまで来た人、どこ行ったー。

仕方なしに新雪に覆われた堰堤をどうにか乗り越えます。途中の木に赤スプレーの印があり、ルートがあることはあるようです。さらに二つほど堰堤を越えたところで、思考が停止しました。

堰堤に水が溜まり、しかも凍りつき、深さも何もわかりません。これは落ちたら死ぬやつですな。堰堤を越えるための取っ手は氷の中に続いています。これは休憩が必要だ。

雪の積もった堰堤の上で昼休憩。頭上で鳥が木を突いています。どうしよう。ここから引き返すのはあまりにも面倒くさい。また藪漕ぎか。初の雪中藪漕ぎですな。

ということで凍った堰堤湖を高巻きます。雪に笹が埋もれてしまって、意外と歩きやすかも。しかし、手袋と靴はもうずぶ濡れ、捨て犬状態さ。それでも何とか高巻き成功。

ここからはもう未知の世界。何もかも雪に埋まり、踏み跡も何もありません。ひたすら白石谷の川床と思しき筋を遡上。これはもはや沢登り。しかも雪に埋もれて、川なのか何なのかも怪しいところです。水の音がしたりしなかったり。植物のないところを進んでいきます。

一軒茶屋寸前の魚屋道に合流。ようやく人の世界に戻ってきたような感じ。あとは帰るだけ。山頂には立ち寄らず、極楽茶屋を目指し、縦走路を辿ります。全山縦走路の北側斜面は雪の花が咲いたよう。あとはまた有馬三山から帰ります。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
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登った山

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