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【赤岳】厳冬期が魅せる白銀の世界

赤岳( 八ヶ岳)

パーティ: 2人 (よー さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

初日:晴れ、二日目:晴れ

利用した登山口

美濃戸口  

登山口へのアクセス

バス
その他: 【往路】茅野(10:25)-美濃戸(11:03)
【復路】美濃戸(14:45)-茅野(15:23)

この登山記録の行程

【1日目】
美濃戸口(11:25)・・・美濃戸(12:10)・・・堰堤広場・・・赤岳鉱泉(13:40)

【2日目】
赤岳鉱泉(07:30)・・・行者小屋[休憩 10分](08:10)・・・赤岳[休憩 30分](09:40)・・・行者小屋[休憩 10分](11:05)・・・美濃戸[休憩 10分](12:14)・・・美濃戸口(13:04)

コース

総距離
約17.5km
累積標高差
上り約1,622m
下り約1,622m
コースタイム
標準9時間35
自己6時間49
倍率0.71

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

自分の登山史の中で今まで最も難易度が高い厳冬期は赤岳へ。

金曜時点の赤岳山頂の天候は、吹雪またはガスの予報。
昨年から曇りの中でもきっと晴れると山行を強行し雨、ガス、撤退を繰り返した苦い思いがあるので、今回はおいしい夕食で有名な赤岳鉱泉のステーキを満喫して、あわよくば赤岳も登ろう程度の気持ちで出発。

赤岳鉱泉では、各部屋に炬燵が備えられており、自宅よりも快適。
夕飯で同席した双子の方はまさかの同い年、山で同い年の人に会ったのは初めてです。

赤岳鉱泉から行者小屋までの道のりで、立ち入り禁止のロープを見逃したようで、ちょいと道迷い。滑落防止訓練のための道跡だったのでしょうか、正規ルートは中山展望台への分岐だと思い道を間違えました。
行者小屋から文三郎尾根の樹林帯はかなりの急登。かなり厚くなり、インナーを脱ごうとしたところで、先行していた方にこの先すぐに樹林帯を抜けるから今脱がないで寧ろ着込めるだけ来た方が良いと教えていただき、脱ぐのを踏みとどまる。
結果これに救われました。
樹林帯を抜けた文三郎尾根はとてもザックを置いてウェアを整えることはできない強風。
路面状態は、程良い降雪と風のおかげか、アイゼン、ピッケルともに雪をしっかりと捕え、緩やかな斜面より楽でした。
文三郎尾根から中岳ー赤岳の稜線に出るとこれまた強風。
赤岳の岩場は道が細いため、アイゼンをひっかけることは許されません。

岩場に来ると緊張は高まりましたが、その半面で頭の片隅でこれは登頂できるぞと期待が高まり、
山頂では、これまで何度も一緒に登っている友人と初めてハイタッチするほどの感動を味わいました。

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フォトギャラリー:27枚

去年の上州武尊に続いて、晴天の2月11日に狙うは赤岳です。

まずは、美濃戸までひたすら歩く・・・
車と先行者が多いためか、雪が降ったはずですが全く影響なくサクサク歩ける。

北沢経由で本日の宿、赤岳鉱泉に到着。
出迎えてくれるのはかの有名なアイスキャンディー。
雲竜渓谷にでアイスクライミングを見て以来、若干興味があるけど、これをやり始めたら休みが足りなくなるので未だ踏み込まず。

赤岳鉱泉での夕食は、焼き魚とシーザーサラダ。

そしてしゃぶしゃぶ。
赤岳鉱泉と言えばステーキが有名ですが、冬の山小屋でしゃぶしゃぶも豪華です。

翌朝。
昨晩見た某山岳天気法では午前中は晴れ間が出るようなので、山頂で確実に晴れるようにゆっくりと出発。

ゆっくりしすぎたのか、赤岳方向に行く人が殆ど無く、大体の人は硫黄岳に向かった様子でした。
途中、コースを間違えタイムロス。

行者小屋でアイゼンの調整とバラクラバを整え、いざ赤岳へ。

長い長い樹林帯を抜けてると阿弥陀岳。美しすぎて見とれる。

振り向けば硫黄岳。

思わず足を止めてひたすら写真を撮ってましたが、尾根に出たこともあって風は強め。
サングラスは息がかかったら即凍結。

文三郎尾根を登りきると、今までの風が可愛いくらいの強風。
休憩なんてとてもできない状況でとにかく無言で進む。
岩場のトラバースまで来ると風が弱まりますが、今度は足元に注意。
このあたりから下山者とのすれ違いも多くなり渋滞します。

道を譲り譲られ、念願の厳冬期赤岳登頂。
かれこれ2年ほど一緒に登っている友人と、初めて自然にハイタッチしました。

青と白だけなのにこの美しさ

硫黄岳方面
夏に硫黄岳まで歩いたけど、横岳の岩場を冬に越えられる自信がない。

頂上山荘の陰で休憩し、山頂に戻り文三郎でピストン。
夏に頂上山荘に泊まった時は、到着から下山まで容赦ないガスでしたが、今日は違う!

名残惜しいですが下山です。

中岳と阿弥陀岳。今日だけで何度阿弥陀岳を撮ったことか。
下山後に知りましたが、この数日前に阿弥陀岳で事故があったようですが、この日も何人もの登山者が見えました。

文三郎尾根からの下山中もひたすら撮る。

文三郎尾根への分岐

今回大活躍したピッケル。
正直今までの雪山ではほとんど重りでしたが、文三郎尾根の急登ではザクザク雪を捕えて強烈な推進力を生んでくれました。

多くの登山者が通ったため、ステップがはっきりとできています。

霧氷も見れます。なんせ気温-20℃ですから

時間がかなり飛んで、行者小屋から南沢。絶景の余韻に浸りながら下ります。
トレースはかなりしっかり残ってますが、すれ違いの為に踏み跡を外れると踏み抜く・・・

下山後は、最近登山口に新しく出来たJ&Nさんへ。
レストランで何かを注文すれば入浴料は350円です。
料理はステーキからパスタ、プリンなどおしゃれなものが勢ぞろい。
ポークリエットとビールでバスを待つ。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 バックパック
スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ タオル 帽子
グローブ サングラス 着替え 地図 コンパス ノート・筆記用具
腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ ツエルト 健康保険証
ホイッスル 医療品 非常食 行動食 テーピングテープ トレッキングポール
ストーブ 燃料 ライター カップ クッカー アウターウェア
オーバーパンツ バラクラバ オーバーグローブ 雪山用登山靴 アイゼン ピッケル
ショベル カラビナ スリング ヘルメット

みんなのコメント

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  • 初めまして、ヒラガといいます(^^)
    レポ見させて、いただきました‼︎
    私はちょうど、12日に阿弥陀岳に登っていました♫
    こちらから、見る赤岳の山容は素晴らしいものがありましたよ。今度、機会があれば山小屋泊からの赤岳登頂してみたいです(^_^)

  • >ヒラガさん
    初めまして、こんにちは。
    同じ日に阿弥陀岳ですか!
    赤岳に登ってはいましたが、目は常に阿弥陀岳に奪われていました笑
    阿弥陀岳から見る赤岳、夏山の写真を見ましたが、
    冬に実際に眺めたらとてつもなく素晴らしい光景でしょうね。
    赤岳鉱泉は、おいしい食事に炬燵と素晴らしい環境ですのでおススメですよ!

登った山

赤岳

赤岳

2,899m

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