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絶対に行きたかった、そして行って良かった感動の野伏ヶ岳から薙刀山

野伏ヶ岳、薙刀山( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 1人 (Yamakaeru さん )

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行程・コース

天候

快晴

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 美濃街道(国道158)の九頭竜湖から県道127号線に入り天狗岩ファミリーパーク
(キャンプ場)を通り白山中居神社を目指す。が、通行止めが設置されていたので何かと思ったら土砂崩れで先に進めなかった。仕方がないので、岐阜側に回り道をする。小一時間のロス。駐車場は白山中居神社の下にある。下の橋のたもとにも数台駐車可。一杯であれば、
神社の前も停めても問題なさそう。

この登山記録の行程

白山中居神社(08:20)・・・林道・・・牧場跡(09:26)・・・野伏ヶ岳・山頂(11:17)・・・薙刀山・山頂(12:34)(昼食~13:20)・・・牧場跡(14:46)・・・林道・・・白山中居神社(16:02)

コース

総距離
約17.6km
累積標高差
上り約1,592m
下り約1,582m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

日本300名山に名を連ねながら、冬にしか行けないという稀有な山。
それはもう何としてでも行くしかないだろう、、、と兼ねてから狙っていた。
3連休の最終日。すっかり春の日差しの中、野伏ヶ岳に向かう。
向かう途中、大野に入ったところで、濃霧に包まれた大野城を見ることが出来た。ちょうど大野城を背にして朝日が昇ってくる瞬間で、年に数度と言われている天空の城が浮かび上がっていた。なんと幸運なことか。
と思っていたら、白山中居神社に向かう手前で通行止めにあった。ここが通行止めになるはずがないとゲートをどかして先に進むも直ぐに原因が分かった。土砂崩れで大きな岩が道を塞いでいた。仕方がないので、岐阜側に回り込み白山中居神社へ向かう。約1時間のロス。

白山中居神社の手前に車を停める。8時の時点で下の駐車場はいっぱいいだった。
装備を整えて、林道へ向かう。一ノ峰への登山口は白山中居神社からさらに6kmほど先にあるが、除雪はちょうど神社の下まで。歩いていくには遠すぎる。今日は、そのまま川に向かって道を降り、橋を渡って林道に入る。とにかくこれでもかというくらい林道をひたすら歩く。と、いきなり広い空間が目の前に広がる。牧場後。目前に目的の野伏ヶ岳がどどーんとそびえている。その右には薙刀山。さらに右手奥には別山が見える。スノーシューには最適の牧場後を歩き、野伏ヶ岳の尾根にとりつく。もっと左手から尾根の緩やかなところから登ればよかったが、山頂への最短ルートをとる。急な斜面をえっちらえっちら登り尾根に出る。そのまま尾根が山頂へと向かっている。綺麗なルートだ。登っていくと左側奥にひときわ目立つ大きな山が見えた。いまだ真っ白な頂をしている。荒島岳だ。その奥には霞んで銀杏峰。山頂は360度の眺望。三ノ峰、別山、そして白山。春のせいか霞んでいて、注意深く見ないと見落としそうにいなるが、御岳や乗鞍も確認できた。
暫し眺望を楽しんで、次の目的地、薙刀山へ向かう。峰伝いに進む。少し下るもののそれ程の高低差はないため、意外に早く到着する。山とは不思議なもので、ちょっと移動するだけで同じ景色と思いきやまったく別な風景を堪能できる。薙刀山もさほど距離は離れていないのに、手が届きそうなくらい別山と白山が目前に感じられた。
薙刀山の山頂で昼食をとる。周囲が高い山々に囲まれていて、ちょっとしたアルプスの奥地に来た気分。贅沢なひとときの中での昼食。これまた最高。
スキーヤーのシュプール跡を目印に下山を開始する。遠くに牧場後がはっきり見えるため迷うことはない。真っ白な綺麗な雪の上を踏みしめ、斜面を降りていく。すっかり春の日差しは雪を徐々にとかし始め、午後からは降るにつれて足がとられるようになってきた。牧場後に向かう途中、谷を横断した。急な斜面に緩くなった表層がずり落ち、歩くたびに小さな表層雪崩が起きる。帰ってから調べなおしたら、多くの人は谷を下げ回り込んで牧場を目指していた。なんとか、谷を乗り越え牧場に着く。振り返ると歩いてきたコースが改めてよくわかった。
林道を降る。登りよりも降りの方が特に長く感じた。ショートカットすれば良かったのかもしれないが、雪が解け始めていたので、まだ踏み固められている林道の方が良いかと離れる気にはなれなかった。いや、それにしても長い。折角の感動が林道の降りの苦痛で忘れてしまいそうだった。
なんとか駐車場に戻ったころには満杯だった車もすっかりがら空きになっていた。
なんと素晴らしい一日だったことか。噂にたがわぬ、いやそれ以上に満足できた
野伏ヶ岳と薙刀山。今度はもう少し寒い時期に来てみたいと思った。

●野伏ヶ岳(のぶせがたけ)は、岐阜県郡上市白鳥町と福井県大野市の境にある、標高1,674 mの山。両白山地の山で、日本三百名山及びぎふ百山に選定されている。野伏ヶ岳の東側には、石徹白川があり、その支流の推高谷と小白山谷の源流の山である。一般的な登山道がなく、豪雪地帯であり、春先の残雪期に登られる山である。(Wikipedia)

●薙刀山(なぎなたやま)は、野伏ヶ岳の北側の稜線の先にある1647.2mの山。山スキーのメッカ的山。

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フォトギャラリー:9枚

装備・携行品

みんなのコメント

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  • 林道を滑るスキヤーがうらやましく感じますね。

  • 後日、なんで、林道をショートカットしなかったの?と指摘を受けました。確かにあそこなら出来ましたね。

  • え?!ショートカットできたのですか?

  • 素晴らしい天気と雪景色ですね。写真を見ると行きたくて心が踊ります。

  • 天候に恵まれました。おかげて日焼けを通り越して焦げてしまいました。またロングコースご一緒したいですね。

登った山

野伏ヶ岳

野伏ヶ岳

1,674m

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