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ラスボス奥の鬼退治(鬼ヶ岳~奥鬼~周遊)

鬼ヶ岳、奥鬼( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 1人 (Yamakaeru さん )

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行程・コース

天候

曇り

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 越前市武生JAカントリーを目指す。登り口はカントリー正面から見て右横。
登山者用の駐車場はカントリー左横の道に入って裏側にある。駐車場からも登山道に直接アクセスできる。駐車場(無料)は20台程度。8時時点で数台。下山時の10時は停める場所もないくらいいっぱいだった。トイレは無し。

この登山記録の行程

鬼ヶ岳登山者駐車場(08:13)・・・小鬼展望台(08:23)・・・大鬼展望台(08:31)・・・白鬼展望台(08:35)・・・鬼ヶ岳山頂(08:43)・・・武生カントリーコースの分岐(09:06)・・・奥鬼山頂(09:19)・・・武生カントリーコースの分岐(09:38)・・・鬼ヶ岳登山者駐車場(10:07)

コース

総距離
約5.9km
累積標高差
上り約736m
下り約737m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

今日は用事があったので短時間に登れる山として鬼ヶ岳にやってきた。
毎回書いているが、子供の頃から親しんだ山として思い入れもあり、今もなお文殊山に並ぶ大好きな山。地元でも愛されていて、細丸良静さんという方は生涯でなんと5,000回の登山を達成されている。
ここは福井でも急登で名の知れた山。自称急登ハンターとしては、そういう意味でも大好物の山だ。ただ、山頂のピストンでは距離が短く正直物足りないため今日は奥鬼と周遊コースを紹介する。

前回「鬼ヶ岳、霧の中で鬼退治」というタイトルだったので、今日は「ラスボスの奥鬼退治」ということにした。

駐車場はトイレはないものの綺麗に整備されている。登山道へもアクセスしやすい。(周遊コースの入り口もここにつながっている)
登りはじめは大きな杉の間をぬっていく。ヒンヤリした雰囲気で身が引き締まって好きな場所でもある。すぐに道は急な斜面に切り替わる。滑りやすい斜面なので雨天時は注意が必要だ。
ところどころに鬼の伝説とともに展望が楽しめるベンチが置いてある。田んぼと街並みが里山独特の景色で美しい。

①小鬼展望台:里山の風景が素敵です。
②大鬼展望台:白鬼の帰りを待ちわびながら大鬼(赤鬼)が悪計を考えたところ。その赤鬼も里人に追われ海辺で討たれたとか。
③白鬼展望:夜な夜な里に出ては物品を盗み。女子供をさらっては喰い荒し、里人におそれられた白鬼が出没した場所。最後は鯖江で討たれる。

こんなストーリーを読むと、大昔、難破して日本に流れ着いた異人かなにかが生きていくために鬼として語り継がれたのだろうかと想像してしまう。昔読んだ手塚治虫の漫画の影響か。

鬼ヶ岳の山頂には立派な山小屋があって、展望台も整備されている。市内の景観もよく、反対側は敦賀半島も確認できる。

さて、少し休憩して今日のメインへと進む。
わかりにくいが鳥居の後ろ付近から奥鬼への道が延びている。
有志の方々が道を整備しているようで狭いもののよく手入れされている。登山道はそのまままっすぐ進むと周遊する形で出発地点のカントリーに出る。途中で「←鬼ヶ岳 カントリー→」という看板があるT字になった分岐点がある。肝心の奥鬼の名前がないが、名前のない分岐のほうへと右に折れて進む。奥鬼にはいったん大きく降りまた登る。これがかなりの降りで「うへー」と思わず声が出る。もちろん歓喜の声。笑。鬼ヶ岳の急登を堪能するにはやはりすべてを歩かないと。登っていくと開けたところにベンチが作りかけで置かれていた。来た道を振り返ると日野山が真正面に見える展望で、なるほど休憩場所には最適だ。奥鬼の山頂はそこからほどなくして着く。そこにも手作りベンチが整備されていて、今度は真正面にホノケ山がででんと見える。思ったよりもホノケ山は高いんだと気が付かされた。
少し景観を楽しんで、来た道を折り返す。分岐点に戻り、カントリー方面に進む。
今更ながら、カントリーとは稲刈り後のお米を乾燥させるための施設で、決してゴルフ場ではない。。。と思うのは自分だけだろうか。 :)
そこからは登り降りを繰り返すが、鬼ヶ岳の登山道とは装いを変えて、春山らしい登山道を楽しめる。横には鬼ヶ岳が見え、歩きのバリエーションがいろいろあって面白いコースだ。
今日はショウジョウバカマがちらほらと咲いていた。また一か所、山桜の開花しているのを確認できた。花が咲き誇るのもあと少しか。
山道は駐車場の後ろ側に直接降りてくる。手前にネットがあって、よくあるイノシシ除けの金網ではなくネットのファスナーというのが面白い。

馴れていない方にはしんどい急登もあるが、コース自体は散策には手ごろで変化に富んでいるのでぜひお勧めしたい。

●山の紹介
鬼ヶは、越前市の市街地から西方約5㎞、丹生山地の南東端に位置する532.6mの山。
山腹に白い鬼女が住みついて村人を襲っていたが、村の若者たちが退治し、鬼ヶ岳と呼ばれるようになったといわれている。
●鬼ヶ嶽火祭り
鬼ヶ嶽火祭りの神事が毎年8月15日に行われる。松明をかかげ、大虫神社から鬼ヶ岳へ登る。一般参加も可。

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フォトギャラリー:18枚

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装備・携行品

みんなのコメント

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  • お供の猿と犬と雉と・・・ もう春山ですね。

  • お供が居ないと思ったら、きび団子を忘れていました。おかげてお腹もすきましたね。

登った山

鬼ヶ岳

鬼ヶ岳

533m

よく似たコース

鬼ヶ岳 福井県

白い女の鬼が棲みついていたという伝説の山

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
1時間50分
難易度
コース定数
11
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