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小2と行く、残雪期の唐松岳

唐松岳( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 4人 (剣岳 さん 、ほか3名)

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行程・コース

天候

5/25 晴れ時々曇り  5/26 曇りのち晴れその後曇り

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 安曇野IC下車、一般道を約1時間でゴンドラ駐車場(¥500/日)に到着。

この登山記録の行程

5/25
千葉(04:15)⇒<中央道>⇒安曇野IC(07:40)⇒八方スキー場(09:00~09:15)⇒八方池山荘(09:50)⇒八方池(第3ケルン)(10:40~10:50)⇒丸山ケルン(12:50~13:00)⇒唐松山荘(14:00~25)⇒山頂(14:45~15:35)⇒山荘(15:50)

5/26
山荘(06:45)⇒丸山ケルン(07:25)⇒八方池(第3ケルン)(08:35~08:50)⇒八方池山荘(09:45)⇒スキー場(10:25)⇒安曇野IC(11:40)⇒千葉(15:10)

コース

総距離
約10.8km
累積標高差
上り約1,408m
下り約1,404m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

先週に引き続き週末はまずまずの天気に恵まれて、今回はより多くの残雪を期待して北アルプス唐松岳に向かった。

自宅から340キロと長丁場だったが渋滞もなくスムーズに現地入りした。

前夜、小屋に装備の確認をした所、やはり10本爪以上のアイゼンとピッケルは必要だと言われたので、しっかりと用意していく。

天気も良いようだったので水も2㍑/人でみんなハイドレーション水筒にした。

服装はレイヤリングするつもりでいたが、実際は上はアンダー+ミドルだけで十分でウィンドブレーカーやダウンの出番は一切なかった。下はスポーツタイツ+5分丈ズボンで十分。
スパッツは不要だ。

観光客と一緒に第1ケルン上の八方池山荘(1830m)までゴンドラとリフト2基で一気に高度を稼ぐ。

往復¥2600小人¥1460だが、時間と体力を買ったと思えば安いものだ。ちなみにモンベルカードを持っていると1割引きとなる。

770mから1830mまで稼ぐのに約40分かかった。

山荘前はまったく雪がなく、はるか稜線上に雪が見える程度だ。

歩き始めて1時間ちょっと息ケルンの手前で初めて雪とのご対面となるが、雪は腐ってアイゼンなどは何無で通ることが出来る。

この先、八方池までは観光客もがんばって上ってきたが、その先は登山装備者だけの領域となった。

八方池から丸山までのルートはところどころ雪があり、下から見るとかなりの勾配を登っているので、みんなもあそこからはアイゼンを着けているのだろうと予想していた。

初めてに近い下山者に上部の情報を聞くと、ステップが切ってあるのでまったくアイゼン無しで行けるとのこと・・・??本当だろうか。

実際その場に立つと赤紅ライン上にしっかりつぼ足ステップがあって、ストックがあれば問題なく登れた。

ただし、下りはちょっと気をつけないと尻餅ぐらいはつくだろうが、滑落の心配はまったくないと思う。

丸山ケルンを過ぎると雪道と夏道が入り乱れて、小屋に近くなるほどピッケルを使っている人が見受けられるので、丸山ケルン上部の雪がついている所から、アイゼンとピッケルに換え、アイザイレンして登ることにした。

この辺も慣れていればアイゼン無しで行けると思うが、自分の技量に応じてギアーの選択はしたほうが良いだろう。

夏道に入るとアイゼンが邪魔になるが、岩稜地帯を冬に歩くことを思えば、練習としてなかなか実践的で良い経験かもしれない。

小屋に付くちょっと前のトラバース道がちょっといやらしい。

アイゼン+ピッケル装備ではまったく問題ないが、アイゼンもしくはピッケル無しではちょっと怖い所だろう。

ここを過ぎると小屋上にやっと到着、まずは荷物を置く為に小屋まで下る。

部屋割り確認し荷物を置いて、水とカメラを持っていざ!唐松岳頂上へ。

まったくの夏道でちょっとあきれたぐらいだ。

小屋からは20分で十分登れる距離だ。比較的広い頂上に数名しかいないので、靴を脱ぎ太陽を浴びてリラックスタイムを楽しむ。いつの間にか頂上に50分ほど滞在して下山する。

夕飯までの時間、いつものトランプ大会で盛り上がる。17時からの夕飯だったが、5分前には案内されて暖かい食事にありつけた。

本日の宿泊者およそ30名ほどなので、食事も1回でみんな一緒に食べることになる。

部屋は2段に分かれている部屋が4つで、一部屋となる。枕は6つあったので定員は24名か?

今回は下の一区画全部もらったので、広々使わせてもらった。

足元に棚もありリュックはそこに置く事ができる。枕元も20センチほど上に余裕があるのでヘッデン、メガネなど置くことができる。また、一区画に一つ蛍光灯があるのでグループで来たときなどはヘッデン無しでも常夜灯として使えそうだ。非常に良く出来ていると思う。

今日は疲れたので18時過ぎ早めの就寝。以外に布団一枚でも暑くて夜中何度か起きた。

ご来光を楽しみに4時40分ごろ外に出てみるが雲が多くて残念ながらご来光は見れなかった。

6時からの食事まで準備に取り掛かり、またもや5分前には朝食にありつける。

朝方はかなり風が吹いていたので、それなりの装備で6時45分に出発すると、八方尾根上はほとんど風がなく、出発15分で昨日と同じ格好で下ることになる。

前日ちょっといやらしい丸山ケルン下の雪の斜面は、私はシリセードでバンバン下った。

アイゼンは誰も履いていないがまったく問題なし。他のみんなは砂走りのようなちょっと足底を滑らせる降り方で下りてくる。

昨日素通りした八方池に立ち寄ってゆっくり休む。池も周りから少しづつ解け始めている。

ここまで雪道が多かった為、順調に速いペースで降りられた。

ここからは夏道が多くなるので、注意が必要だろう。

息ケルン先のトイレは6月末からの使用可能のようだ。

このトイレから巻き道の雪野原方面に進路を取る。

雪遊びは出来るが下山は出来ないと書いていたが、とりあえず行ってみたが程なく木道にでて快調に下山する。

まったく問題ないように思えた木道だが、最後にいやらしいトラバースがあった・・・・・>_<!

本当ならば引き返すか、せめてアイゼン+ピッケルで渡るのが正解なのであろう~~。

今回は高巻きしてなるべく草つきの所を選んで難を脱した、トラバースをクリアーするとまた木道に出る。

しばらく行くとロープが張られていて跨いで見ると立ち入り禁止の札が貼られていた。

こちら側からはトラバースの雪道が先に見えるのでロープを越えていく人はいないだろうが、下山者は何割かはいるかもしれない。

トラバースを渡る技術があれば問題ないだろうが、初級者は行くべきではないだろう。

空は雲が多くなり遠望はきかない。

時折ハングライダーが気持ち良さそうに飛んでいるのが見えた。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 地図 コンパス
ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) 健康保険証 医療品
ロールペーパー 非常食 行動食 テーピングテープ トレッキングポール GPS機器
アイゼン ピッケル ロープ 安全環付きカラビナ ハーネス
【その他】 ラジオ、ソリ、特大ビニール袋、つまみ

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登った山

唐松岳

唐松岳

2,696m

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