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残雪期の笈ヶ岳

笈ヶ岳( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 1人 (おこじょ さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 白山ホワイトロード料金所手前の白山自然保護センターに駐車
※白山ホワイトロードはこの時期、白川郷からは通行不可

この登山記録の行程

04:30 駐車場出発
04:53 野猿広場 ジライ谷渡渉
05:41 大岩
07:16 尾根合流地点(分岐)
07:50 冬瓜山(かもうり)
08:30 シリタカ山
09:15 稜線合流
09:58 笈ヶ岳
10:21 下山開始
11:20 冬瓜平へ向かう分岐
12:35 尾根合流地点(分岐)
15:05 野猿広場 ジライ谷渡渉
15:44 駐車場

~DIY GPSデータ~
平面距離 13.5km
沿面距離 14.5km
記録時間 11:22
最高高度 1845m
最低高度 593m
累計高度(+) 1994m
累計高度(-) 1959m
平均速度 1.2km/h

コース

総距離
約13.6km
累積標高差
上り約2,124m
下り約2,127m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

白山自然保護センターに、東海北陸道 白鳥インター、大野、白峰経由で12時に到着。駐車場は車を止める場所に迷うほどの満車。車中泊。3時30分を過ぎてから周りがざわつき始めたので、寝ていられなくなり、4時過ぎにヘッドライトをつけて出発。

ジライ谷の渡渉は岩と岩をジャンプで難なく切り抜ける。この日は余裕だったが、大雨の後の水量が増すときは渡れない場合があるかもしれない。雪渓がすぐ上に残っていたので、その場所を渡渉できるかもしれないが、確認できていない。

ジライ谷渡渉後の急登は、崖を登っているようなほど急で、手やロープを使って登る場面が何度も出てくる。しっかりと踏み固められた登山道を進むが、痩せた尾根を進むため、足を滑らせると、命にかかわる怪我をする。下山時は、足に疲労が溜まり、踏ん張りにくくなっているので細心の注意が必要。上の方を歩いている人の落石も危ない。ゆっくり上ってゆっくり下るのがよい。

冬瓜山の痩せ尾根は、問題なく進めるが両サイドが崖の為、越えるときは慎重に。

アイゼンは付けたり外したりしていたが、冬瓜山を過ぎた後は付けっ放しになった。そして待ち受ける下った後の登り…。シリタカ山の頂上から標高をグンと下げ、また怒涛の登りが待ち受けていた。

 景色は最高で、雪山の感動を存分に味わえる。何よりも白山がすばらしく、見とれながら歩ける。

 頂上は雪がなく、スペースが狭い。この日、頂上は満員御礼だった。

 帰りのジライ谷の渡渉は、日中の暖かい気候で雪が解け、水量が登るときよりも多く濁っていた。



 難攻不落の藪山が隙を見せるこの時期、その隙をついて攻めに行ったら、なんとも素晴らしい景色を見せてくれた山だった。晴天にも恵まれ、なにより、岐阜、富山、石川の県境に立てたことが魅力的だった。往復10時間以上の非常にハードな登山になり、後半バテバテになった。完全な雪山の為、アイゼンは必須、ピッケルはあったほうが良い。

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装備・携行品

登った山

笈ヶ岳

笈ヶ岳

1,841m

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