安達太良山のくろがね小屋が建て替えで休業。3年後のリニューアルめざす

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

福島県の安達太良山(1700m)中腹に立つくろがね小屋が3月31日に最後の営業を終え、長期休業に入った。老朽化に伴う建て替えのためで、新しい山小屋は2025年度中の完成をめざす。

建て替えのため休業に入ったくろがね小屋(3月31日撮影/写真提供=くろがね小屋)

くろがね小屋は東北では珍しく、年間を通じて営業する貴重な山小屋だ。歴史を感じさせる重厚な雰囲気の山小屋の名物は、源泉掛け流しの濁り湯とカレーライス。奥岳登山口から安達太良山へは日帰りもできるが、この山小屋に泊まるのを楽しみに、1泊2日で登る人も多かった。

しかし、1964年の使用開始から約60年をへて建物の老朽化が進み、雨漏りや腐食などが問題になっていた。新しい山小屋は現在の建物を解体し、同じ場所に建設される予定で、現在と同規模の建物を建設。トイレなどの排水処理は浸透式だったものを、環境への悪影響を考慮して浄化槽に変更する。なお、工事中はトイレや休憩での利用はできないので注意が必要だ。

 

関連リンク

ヤマケイオンライン「安達太良山」
https://www.yamakei-online.com/yamanavi/yama.php?yama_id=226

ヤマタイムで安達太良山周辺の地図を見る 
https://www.yamakei-online.com/yk_map/?latlon=37.62100644611326,140.2883693452137&zoom=15

 

最新ニュース

編集部おすすめ記事