雪山登山ギアの体験会やワークショップ、フード屋台の出店も。「谷川雪山フェス」が4月5日〜6日に開催

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群馬県みなかみ町の「谷川岳ヨッホ」(旧谷川岳ロープウェイ)を運営する星野リゾートは、雪山をアクティブに楽しむイベント「谷川雪山フェス」を2025年4月5日(土)と6日(日)の2日間、天神平エリアで開催する。

「谷川雪山フェス」

このイベントは、雪山の魅力と安全な楽しみ方を知ってもらうことをめざし、今回が初めての開催。イベント会場では、複数メーカーの雪山登山ギアをゲレンデの一部を使って試すことができる体験会をはじめ、谷川岳に精通した地元ガイド団体「みなかみ山岳ガイド協会」による、雪山を楽しむワークショップなどが予定されている。また、みなかみ町や群馬にちなんだ飲食ブースも複数出店する。

イベント会場への入場は無料だが、会場までのアクセスにロープウェイの往復乗車料金が必要。詳細は「谷川雪山フェス」の特設サイトへ。

「谷川雪山フェス」スノーシューワークショップ(イメージ)

スノーシューワークショップ(イメージ)

「谷川雪山フェス」概要

開催日時:2025年4月5日(土)、6日(日)9時~15時30分
場所:谷川岳ヨッホ by 星野リゾート内、天神平エリア
料金:入場料無料(会場までのアクセスにロープウェイ往復乗車料金が必要) 
内容:雪山ギア体験会、みなかみ山岳ガイド協会やメーカーによるワークショップ、フード屋台出店など
予約:事前予約不要(事前アンケート回答者に来場特典プレゼント)
詳細:https://tanigawadake-joch.com/experience/yukiyamafest/

関連リンク

谷川岳ヨッホ by 星野リゾート
https://tanigawadake-joch.com/

この記事に登場する山

群馬県 新潟県 / 越後山脈

谷川岳 標高 1,977m

 谷川岳は「耳二ツ」といわれ、沼田市や月夜野町(つきよのまち 現・みなかみ町月夜野)方面から見ると、ちょうどネコの耳のような双耳峰に見えるので、手前をトマの耳、奥の高い方の峰をオキの耳と呼びならわしている。  トマの耳は古くから薬師岳とも呼ばれ、山頂には石造りの薬師瑠璃光如来が祭られていたという。一方、オキの耳には、富士山の浅間菩薩が地元の人たちに福を与えんとして降臨したとの伝説も残り、別名谷川富士と呼ばれる。  元来谷川岳は、谷川本谷の北方にそびえる俎嵓を指していたのだが、陸地測量部が誤って、薬師岳に谷川岳と名称をつけた。ジャーナリズムが遭難の起こるたびに「谷川岳」の文字を使用した結果、今日では1963m峰(トマの耳)が谷川岳ということに定着したという。  昭和6年(1931)9月、上越線が開通した翌月、土樽(つちたる)側の万太郎谷で東京の一青年が疲労凍死し、登山者による遭難第1号となった。  谷川連峰の特異性については、次のような点が考えられる。  登山人口の多い首都圏に近くて交通の便がよく、アプローチが短いので、すぐに山に取り付ける。スポーツ登山や大衆登山の普及と相まって、絶好の登山地となった。  日本列島脊梁地の一部として、この山域の局地気象の複雑さは特異ともいえる。東京と清水峠の気温の差は、夏でも9~10度あり、加えて強風、豪雪、雪崩、濃霧といった悪条件が重なる。  標高は2000m内外であるが、峻険な岩壁を有し、高山性を帯びた山々である。地質も複雑で階層状をなし、多様な岩石が分布し、それが地形や植物分布に大きな影響を与えている。例えば、豪雪との関連もあるが、針葉樹林帯がほとんど見られない。  昭和42年(1967)から、群馬県の谷川岳遭難防止条例により、危険地区への入山の届出制や冬山の一時的登山自粛または禁止など規制が行われている。また、毎年融雪期にあたる3月末から5月中旬にかけては、気温上昇による雪崩の発生が予想されるため、危険地区の登山を禁止している。  昭和13年(1938)7月1日、スポーツ登山としての第1回山開きが行われた。西黒沢からガレ沢(当時の主要コース)をつめて尾根に登り、ザンゲ岩から山頂に出た。以後7月の第1日曜日は「安全登山の日」として、現在も山開きの日になっている。  ロープウェイを利用する天神平コースが所要2時間30分。厳剛新道コースは土合駅から4時間40分。西黒尾根コースは土合駅から4時間30分でそれぞれ山頂へ。

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