【鎮火】妙義山の山火事は鎮火、周辺登山道の安全確認へ

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群馬県の妙義山(みょうぎさん、1104m)で12月8日に発生した山火事は23日正午前に鎮火が発表された。周辺登山道の通行規制は継続中で、年内に現地の被害状況、安全確認などが行われる予定だ。

ヘリによる消火活動が行なわれる妙義山(写真提供=妙義ビジターセンター)

ヘリによる消火活動が行なわれる妙義山(写真提供=妙義ビジターセンター)

火災は8日9時前、ホッキリ周辺で火の手が上がっているのに気づいた登山者からの119通報で判明。地元消防や群馬県、埼玉県の防災ヘリが出動し、地上と上空から消火に当たったが、鷹戻し方向へと延焼。8日午後の時点で8ヘクタールが焼けた。群馬県は同日夕方に自衛隊に災害派遣を要請。9日は自衛隊のヘリコプターも消火活動に加わり、10日昼ごろに消し止められ鎮圧状態となった。現場では残り火などによる再燃を防ぐため、引き続き消火活動が行なわれ、23日に完全消火が確認された。この山火事で、妙義山の全登山道が通行止めとなり、妙義神社、中ノ嶽神社、石門入口、金鶏橋、一本杉などすべての登山口からの入山が規制されている。

ヤマタイムで周辺の地図を見る

https://www.yamakei-online.com/yk_map/?latlon=36.298611111099966,138.74889041613645&zoom=15

この記事に登場する山

群馬県 / 関東山地

妙義山・相馬岳 標高 1,104m

 妙義山は古来より上毛三山の一つとして親しまれている。山体の大部分は凝灰角礫岩層で、一部に砂質の凝灰岩や安山岩熔岩もある。  東方から妙義山を望むと、右から白雲・金洞・金鶏の三山が並立している。なお最高峰は相馬岳である。富岡市と高崎市の境に位置する登山道は、壮麗な妙義神社本殿から、大ノ字、奥ノ院を経て稜線に登り、白雲山、天狗岳と縦走して相馬岳に至るコースが最も歩かれている。他の山なら通行止めになるような箇所が、ルートになっているので、スリル満点。  山麓からは中腹に、明魏大権現の大からとったといわれる白い大の字が見える。  妙義山は新緑も美しいが、特に紅葉期が見事。  登山コースは妙義神社から大ノ字を経て白雲山を縦走し3時間。ブドウ園からタルワキ沢コース2時間。国民宿舎裏妙義から4時間。

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