アイスクライマー・門田ギハードさんが百四丈滝の冬季ルート初登攀を語るイベント。7月13日に富山市で開催

2025年3月、日本を代表するアイスクライマー・門田ギハードさんが、国内でも最難関とされる石川県白山の「百四丈滝」（ひゃくよじょうのたき）冬季ルートを初登攀した。この歴史的な挑戦を語るイベントが、7月13日（日）に富山市のフューチャーシティファボーレで開催される。主催は石井スポーツ富山店。

百四丈滝は、白山信仰の登拝道・加賀禅定道に位置し、「白山曼荼羅」にも描かれた落差90mを誇る国内最大級の滝。1987年に加賀禅定道が復元されるまでは、一般登山者の目に触れることのない「幻の滝」とされていた。アプローチは簡単ではなく、冬は豪雪に阻まれてさらに困難になる。門田さんは2025年3月、凍結した滝と岩壁をつなぐ「ミックスクライミングルート」を切り拓き、冬季ルートを初登した。

今回のイベントでは、挑戦の様子をスライド映像とともに振り返るほか、登攀に同行した石井スポーツ富山店のスタッフを交え、“ここでしか聞けない挑戦の裏側”なども紹介する。また、実際に使用されたクライミングギアの展示や、門田さんとの交流イベント（写真撮影など）も予定されている。詳細・申し込みは石井スポーツのウェブサイトへ。

イベント概要

名称：門田ギハード「百四丈滝」初登攀報告会
開催日時：2025年7月13日（日）14時開始（13時より受付開始）
会場：フューチャーシティファボーレ 1階　ファボーレホール（富山県富山市婦中町下轡田165-1）
参加費：2,000円（小学生～大学生は500円）
詳細・申し込み：https://idd-travel-worker1.appspot.com/course_info/show/ici-sports?course_code=14796429

■門田ギハード
アイスクライミング日本代表、アイスクライミング世界大会エドモンド大会5位入賞、世界ランキング8位（日本男子歴代最高位）の成績を収めるなどトップアスリートとして活躍するほか、立山連峰ハンノキ滝冬季ソロ登攀（2021年）、ミックスクライミング世界最難ルートとされるアメリカ・コロラド州「Saphira」完登（2024年）など国内外の巨瀑に精力的に挑む。