燕岳 | 燕山荘

登山道は雪が減って木の枝や笹が出てきました。直登ができなくなったので、夏道沿いに雪を切ってあります

木の枝や笹が出てきて直登ができなくなったので、夏道沿いに雪を切りました (2010.05.25 燕山荘 )
木の枝や笹が出てきて直登ができなくなったので、夏道沿いに雪を切りました (2010.05.25 燕山荘 )
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天気・気温

05/25(火) 曇りのち夕方から雨。17:30現在の気温+2.6℃。
松本市の天気予報
明日
晴時々曇
29℃
11℃
明後日
21℃
14℃
日本気象協会提供 2024年5月4日 6:00発表
高山市の天気予報
明日
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9℃
明後日
20℃
13℃
日本気象協会提供 2024年5月4日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

05/23~05/24は吹雪でしたが、雪融けは進んでいます。雨が降ると一日で50cm以上融けていく感じです。
現在積雪があるのは富士見ベンチから上になります。合戦小屋からはまだしばらくは冬ルートですが、ハイマツやクマザサがだいぶ出てきました。
燕山荘まわりも除雪ができて、冬の間雪の重みから山荘を支えていたサポートを外すことができました。小屋周りは除雪も進み、登山道の階段部分も雪はありません。
春の朝は静かです。そのぶん鳥たちの声がよく聞こえます。雷鳥のつがいを山頂で見ました。

登山道の状況

登山道の積雪は、第二ベンチまではありません。第三ベンチから富士見ベンチまではところどころ雪の上を歩くことになります。
富士見ベンチ~合戦小屋は、冬ルートにトレースがあります。赤い旗がを目印にしてください。木の枝や笹が出てきて直登ができなくなったので、夏道沿いに雪を切ってあります。
合戦小屋の少し登った辺りに一部固く凍った箇所がありますので、アイゼンがあるといいでしょう。
合戦小屋~燕山荘は、尾根筋の冬ルートです。トレースはしっかりついています。天候の悪い時は、赤い旗を目印に登ってください。
燕山荘から山頂はアイゼンがなくても歩けます。
大天井岳は6月に入っても頂上へ直登してください。夏道は危険です。トレースを新たにつけたり、またトレースがあっても夏道に入らないでください。
合戦小屋あたりで「グリセード」や「尻セード」をすると後続が真似をします。必ずルート上を歩いて下さい。

登山装備

まだまだ冬山の装備が必要です。今年は雪が多く固くしまっていますので、前爪のある10本爪以上のアイゼン、ピッケル必携です。

注意点

麓は春でもここはまだ冬山です。防寒その他装備は万全にお願いします。思った以上に寒いので、防寒対策は万全に行なってください。
また、今の季節は紫外線が非常に強いので、日焼け止めをしっかり塗って、サングラスも必ずするようにしてください。

お知らせ

有明荘、燕山荘、合戦小屋は営業中です。

昨年の今頃の様子は?

残雪量は例年より少なめ。最新情報を確認の上、お越しください2023.04.28

雨で雪は減りましたが、ピッケル、アイゼンが必要です2023.05.02

燕山荘周辺の過去の様子

燕山荘

現地連絡先:
090-1420-0008
電話番号:
0263-32-1535
連絡先住所:
長野県松本市大手2-3-10 燕山荘松本事務所

地図で見る
http://www.enzanso.co.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

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燕岳 標高 2,763m

 常念山脈の北部にある花崗岩と花崗岩砂礫とで構成された山。東側に中房川が流れ、西側は高瀬川の谷が区切っている。  登山口には文政年間(1818~1829年)の開湯と伝えられる中房温泉があり、国民宿舎有明荘とともにいで湯の楽しめる、格好のベースになっている。  遠くから見ると平坦で特徴のない稜線が続いているので、かつては大天井岳近くまでの山稜を、ただ「屏風岳」とひとまとめに呼んでいたらしく、明治39年刊行の『日本山嶽志』にも載っていない。大正4年の長谷川如是閑の『日本アルプス縦走記』には「燕岳」とあるので、その間の10年間に命名されたらしい。  表銀座コースの始発点として有名で、大天井岳で分岐して槍ヶ岳へ常念岳へと志す登山者でいつも賑わっている。  遠目には目立たないが、稜線を山頂に向かってみると、風化した花崗岩群がまるで環境芸術のオブジェのようで面白い。頂上の北には北燕岳の岩峰がそびえ、鞍部はコマクサの群落、東斜面はお花畑と楽しい。  登山道は中房温泉からアルプスでも指折りの急登、合戦(かつせん)尾根を登って所要4時間30分。

長野県 / 飛騨山脈北部

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 常念山脈といえば北限は燕岳と思われているが、実はさらに北に延び、東沢乗越から東沢岳、中沢岳を通って餓鬼岳まで続いている。餓鬼岳から北西に延びる稜線は、唐沢岳で高瀬渓谷に切れ落ちている。  餓鬼岳は安曇野から見上げると岩壁がそばだっているので「崖岳」というのが訛ったという説がある。いい山なのに気の毒な名である。  山頂は花崗岩の露岩と風化砂礫で、祠がある。森林限界をわずかに抜け出してハイマツとコマクサが目立ち、線条構造土の縞模様も目につく。直下にはいかにも山小屋らしい餓鬼岳小屋があり、静かな山を楽しめる。  登山道は2本。1つは大町から白沢登山口を経て登るコースで所要10時間。もう1つは中房温泉から中房川をつめて東沢乗越へ出て継走路を行くルートで、所要7時間。

ユーザーの登山記録から