燕岳 | 燕山荘

今日も朝は快晴で、午後になるとガスが上がってくる、夏山特有の天気です。あと1週間程度は、たくさんの高山植物を楽しめそう

山荘上空にお月様が顔を出す (2010.08.31 燕山荘 )
山荘上空にお月様が顔を出す (2010.08.31 燕山荘 )
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天気・気温

08/04(水) 快晴のち昼からガス。朝の気温+12℃、11:30現在+15℃。
松本市の天気予報
明日
晴時々曇
29℃
11℃
明後日
21℃
14℃
日本気象協会提供 2024年5月4日 6:00発表
高山市の天気予報
明日
晴時々曇
29℃
9℃
明後日
20℃
13℃
日本気象協会提供 2024年5月4日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

今日も朝は快晴で、午後になるとガスが上がってくる、夏山特有の天気です。先週は天気の悪い日もありましたが、夏山らしい日が今年は続いています。
日中はかなり暑いので、熱中症には十分に中有為してください。ただし、朝は10℃以下に下がり涼しい日が続いています。

現在は春の花から秋の花まで咲いていて、色とりどりの高山植物が楽しめる癒しの別天地となっています。お盆前まで(あと1週間程度)は、たくさんの高山植物を楽しむことができます。
現在は、ハクサンコザクラ、 コバイケイソウ コバイケイソウ 、コケモモ、 チングルマ チングルマ ミヤマカラマツ ミヤマカラマツ 、ミヤマ アキノキリンソウ アキノキリンソウ ウサギギク ウサギギク 、コウゾリナ、 トリカブト ヤマトリカブト などを見ることができます。

登山道の状況

すべて夏道で特に支障のあるところはありません。合戦小屋辺りでは、虫刺されに注意してください。

登山装備

スニーカーでの入山は不可です。必ず夏山装備、薄手防寒着、雨で濡れた際の着替えお持ちください。しっかりとした雨具と防寒用の薄手フリースやセーターを忘れずに。
日焼け止めや虫対策を忘れずに。テント場ご利用の方は、防寒対策をしてください。

注意点

高山植物を撮影される時は、登山道から外れないで、ロープの外側から撮影してください。高山植物に近づいて砂地の中に足跡をつけると、雨が降った時に足跡の窪みが川になり、砂が流され、植物にダメージを与えます。

日中は、暑さで汗をかき足が痙攣する方が多く見受けられます。ゆっくりと登り、水分を取ること。足がけいれんした時は、梅干しがよく効きます。紫外線対策もお忘れなく。

靴の取り間違いが多いので、脱いだ後は名前がはっきり判るようにしましょう。
夏は午後になると雷雨の可能性もありますので、行動は早めにし、小屋入りは遅くとも16:00までにはお入りください。

お知らせ

今年も燕山荘に順天堂大学医学部夏山診療所が開設されました(8月28日まで)。
燕山荘イベント「ファミリー登山教室」(1)8/14~15 (2)8/18~19 (3)8/21~22  
「燕岳クラシックコンサート」8/28(土)夕食後食堂にて。入場無料です。
合戦小屋営業中。お昼の食事もできますので、ぜひご利用ください。

昨年の今頃の様子は?

残雪量は例年より少なめ。最新情報を確認の上、お越しください2023.04.28

雨で雪は減りましたが、ピッケル、アイゼンが必要です2023.05.02

燕山荘周辺の過去の様子

燕山荘

現地連絡先:
090-1420-0008
電話番号:
0263-32-1535
連絡先住所:
長野県松本市大手2-3-10 燕山荘松本事務所

地図で見る
http://www.enzanso.co.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 / 飛騨山脈北部

燕岳 標高 2,763m

 常念山脈の北部にある花崗岩と花崗岩砂礫とで構成された山。東側に中房川が流れ、西側は高瀬川の谷が区切っている。  登山口には文政年間(1818~1829年)の開湯と伝えられる中房温泉があり、国民宿舎有明荘とともにいで湯の楽しめる、格好のベースになっている。  遠くから見ると平坦で特徴のない稜線が続いているので、かつては大天井岳近くまでの山稜を、ただ「屏風岳」とひとまとめに呼んでいたらしく、明治39年刊行の『日本山嶽志』にも載っていない。大正4年の長谷川如是閑の『日本アルプス縦走記』には「燕岳」とあるので、その間の10年間に命名されたらしい。  表銀座コースの始発点として有名で、大天井岳で分岐して槍ヶ岳へ常念岳へと志す登山者でいつも賑わっている。  遠目には目立たないが、稜線を山頂に向かってみると、風化した花崗岩群がまるで環境芸術のオブジェのようで面白い。頂上の北には北燕岳の岩峰がそびえ、鞍部はコマクサの群落、東斜面はお花畑と楽しい。  登山道は中房温泉からアルプスでも指折りの急登、合戦(かつせん)尾根を登って所要4時間30分。

長野県 / 飛騨山脈北部

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 餓鬼岳から南下する山稜が東沢岳、東餓鬼岳などを起こしつつ最後にそびえる山で、中房渓谷で絶ち切られている。常念山脈の前衛山脈の一峰とでもいうべきだろうか。  登山の対象としては人気のない有明山だが、山麓から見上げると堂々とした富士山型の秀麗な山容をしている。別名を有明富士とか信濃富士と呼ばれる「ふるさと富士」の1つで、登山史から見ると、すでに亨保6年(1721)に修験者、宥快によって開山され、多くの信者によって登拝されたという。山頂に手力男命(たぢからおのみこと)と天細女命(あめのうずめのみこと)を祭る奥社がある。  標高が低いため近ごろでは登る人も少ないが、里から見上げても、または燕岳から見下ろしても心ひかれる山だ。ことに燕岳から見る日の出のときの、雲海に浮かぶシルエットはすばらしい。  登山口は中房温泉で、所要3時間30分。

長野県 / 飛騨山脈北部

餓鬼岳 標高 2,647m

 常念山脈といえば北限は燕岳と思われているが、実はさらに北に延び、東沢乗越から東沢岳、中沢岳を通って餓鬼岳まで続いている。餓鬼岳から北西に延びる稜線は、唐沢岳で高瀬渓谷に切れ落ちている。  餓鬼岳は安曇野から見上げると岩壁がそばだっているので「崖岳」というのが訛ったという説がある。いい山なのに気の毒な名である。  山頂は花崗岩の露岩と風化砂礫で、祠がある。森林限界をわずかに抜け出してハイマツとコマクサが目立ち、線条構造土の縞模様も目につく。直下にはいかにも山小屋らしい餓鬼岳小屋があり、静かな山を楽しめる。  登山道は2本。1つは大町から白沢登山口を経て登るコースで所要10時間。もう1つは中房温泉から中房川をつめて東沢乗越へ出て継走路を行くルートで、所要7時間。

ユーザーの登山記録から