苗場山 | 和田小屋

苗場山では大雨による被害は特にありません。登山道や登山口までの林道も通行に支障はありません。

ゴゼンタチバナの真っ赤の実 (2011.09.01 和田小屋 )
ゴゼンタチバナの真っ赤の実 (2011.09.01 和田小屋 )
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天気・気温

08/03(水) 晴れ。9:00の気温24℃。
みなかみ町の天気予報
明日
28℃
8℃
明後日
晴時々曇
29℃
10℃
日本気象協会提供 2024年5月3日 18:00発表
長野市の天気予報
明日
30℃
8℃
明後日
晴のち曇
32℃
12℃
日本気象協会提供 2024年5月3日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

苗場山では大雨による被害は特にありません。
登山道や登山口までの林道も通行に支障はありません。

和田小屋の前にはウッドデッキができ上がりました。
水場のすぐ脇ですので、お食事やご休憩にお気軽にご利用ください。

登山道の状況

登山道に特に問題箇所はありませんが、雨や朝露で濡れた木道は滑りやすいのでご注意ください。

現在、登山道沿い、標高1,900m位から山頂にかけてたくさんのお花が咲いています。上の芝、木道のすぐ脇には ニッコウキスゲ ゼンテイカ が一面に、また山側の土手を見れば キンコウカ キンコウカ クルマユリ クルマユリ 、土手の裾にはコ イワカガミ イワカガミ がまだがんばっています。
神楽ヶ峰稜線へ出るとタテヤマ ウツボグサ ウツボグサ シモツケソウ シモツケソウ など、お花畑では ハクサンフウロ ハクサンフウロ 、ヒメシャジン、ミヤマシャジンが混生しています。特に ハクサンフウロ ハクサンフウロ はこの後8月中旬まで次々と花をつけ山頂への道案内をしてくれます。
なお、山頂直下の岩穴にはヒカリゴケが隠れていますので是非見つけてください。
そして山頂へでは、一面の ワタスゲ ワタスゲ が白い綿毛をなびかせて「お疲れ様」と声をかけてくれるようです。また山頂は4㎞四方の広大な高層湿地で大小無数の池塘をちりばめており、天空に浮かび上がったような360°のパノラマを楽しんでいただける事でしょう。

登山装備

アキアカネが増えてきましたので、ブユはかなり少なくなってきました。ただし、虫除けはあると便利です。
雨の日の木道以外は川歩きのようになりますのでスパッツがあると良いでしょう。暑さ対策・日焼け対策もお忘れなく!

注意点

気温が上がる前に標高を上げておきましょう! 雷が鳴り出す前に下山または小屋着できるよう早発・早着を基本にスケジュールを組みましょう。

なお、雷対策のひとつにAMラジオもオススメです。「ゴロゴロ」が聞こえなくてもラジオに「ガリッ・ガリッ」という音が入るようになると雷が近づいているサインです(約50㎞以内といわれています)。
ラジオももちろん効果的ですが、60㎞以内の雷を捉えてその発生や距離・移動を光と音で知らせてくれる小型で軽量(75g!)の警報機等もあるようですので、お守り代わりに持ち歩くのも良いかもしれません。

今年も老朽化した木道の付替え等、登山道整備作業が継続されています。

お知らせ

和田小屋のお泊りや昼食などのご利用には事前のご予約が必要です。
ご予約・お問い合わせ:かぐらスキー場(TEL025-788-9221)

マイカーでお越しの方へ、一般車両の駐車場は林道終点の登山口町営駐車場(標高1,220m・無料)です。この時期は通行車両が大変多いので安全運転を心掛けてください。普通乗用車同士でもすれ違い出来ない箇所があります。
和田小屋お泊りの方はお問い合わせください。

山頂の遊仙閣は営業休止中です、あらかじめご了承ください。
山頂にあるもう一軒の苗場山自然体験交流センターについてのお問い合わせは、秋山郷観光協会(TEL025-767-2202)へどうぞ!

昨年の今頃の様子は?

冬期通行止め期間が終了し秡川登山口までの道路が開通しました2023.06.02

和田小屋周辺の過去の様子

  • 和田小屋前も積雪しました
  • ウメバチソウが咲き始めました
  • 和田小屋前ではキバナノヤマオダマキが咲き始めました
  • ヤナギランが昨年より1週間早く咲き始めました
  • エゾアジサイが国道沿いでたくさん咲いています
  • ニッコウキスゲと和田小屋
  • ウスユキソウが咲き始めました
  • 小屋近くでは、絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されているフガクスズムシソウが咲いています
  • 神楽ヶ峰ではシラネアオイが見頃です
  • 小屋の周辺ではミズバショウが咲きはじめています
  • 中ノ芝から上越国境

和田小屋

電話番号:
025-788-9221
連絡先住所:
新潟県南魚沼郡湯沢町三俣742 かぐらスキー場

地図で見る
http://www.princehotels.co.jp/amuse/wadagoya_summer/

施設の詳細を見る

関連する山

新潟県 長野県 / 苗場山・白根山・浅間山

苗場山 標高 2,145m

上信越高原国立公園内にある山で、第4紀火山の安山岩類からなり、頂上部は多くの池塘を光らせた4km四方に及ぶ高層湿原を展開しており、その景観と特異な山容から、越後の名山として注目され、県内外の登山者に親しまれている。 頂上には保食神の青銅像や伊米神祠、苗場七柱大神などの石塔があり、昔から延喜式内伊米神社の奥ノ院として、農民や修験の登拝があったらしい。 文化8年に塩沢町の鈴木牧之(ぼくし)が、案内や従者ら12名を伴って登山し「苗場山は越後第一の高山なり、魚沼郡にあり登り二里という。絶頂に天然の苗田あり、依て昔より山の名に呼ぶなり、峻岳の巓に苗田ある事甚だ奇なり」と、その著『北越雪譜』に苗場山紀行を載せている。 登山道は上越新幹線の越後湯沢駅から清津川を渡り、和田小屋、神楽ガ峰を経由する三俣コースや、三国峠に近い元橋からの赤湯温泉コース、飯山線の津南町から中津川を遡った秋山郷の金城山・小松原コース、小赤沢コースなどがあって、それぞれに苗場山の多様な側面を見せているが、交通、宿泊の便がよくて登山者に好まれているのは三俣コースで、マイカーを利用すれば、スキーシーズン以外は、和田小屋の徒歩20分手前の町営駐車場まで入ることができる。 かつてはブナの原生林をたどった登山道は、スキー場造成の伐開やリフト架設で昔の面影を失ったが、自然保護のため木道が敷かれて登山者に喜ばれている。 登山の対象としてよりもスキー場が有名で、苗場山を巡って民宿150軒、スキー場17カ所もの施設があり、ゲレンデに林立するスキーリフト群が山相を一変させた観がある。 一等三角点の頂上には、苗場山頂ヒュッテがあり、天然の苗田と見られた池塘群には、ワタスゲ、ヌマガヤに混じってヤマトキソウ、キンコウカ、ヒメシャクナゲなどの湿原植物が多彩で、その間にコメツガなどの低い針葉樹林が点在しており、木道に導かれた山上庭園の散歩が楽しい。もちろん上信越の山々をはじめとする展望も申し分ない。 三俣口8合目の神楽ヶ峰には、鈴木牧之の苗場登山を顕彰して、昭和15年に我が国登山界の元老である高頭仁兵衛氏らが、高さ3mの「天下之霊観」碑を建立したが、落雷か積雪の圧力かで折損放置されていたのを、平成3年に日本山岳会越後支部が、原型と同じ仙台石で霊観碑を再建している。 和田小屋からや約4時間30分で山頂に立つことができる。

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