合戦尾根は第三ベンチから上に雪があります。中房温泉は新緑を迎えています。
天気・気温
山と周辺の状況
今週のはじめに気温の低い日が続き、雪解けは進んでいません。
本日はおおむね曇りがちで、少し明るくなることもありましたが、夕方から下り坂です。天気はこのところ不安定です。
小屋ではまだやっと雪の中から屋根が出たような状態ですが、中房温泉では新緑の時期となり、花もちらほらと咲きはじめました。これから夏山シーズンに向けて少しづつ春が山の上に登ってきます。
日の出は4:45頃に志賀高原の横手山近くから上がり、日の入りは18:35頃に水晶岳と野口五郎岳の間に沈みます。雪山なのにだいぶ日が長くなっているのだな、と感じます。
登山道の状況
合戦尾根は第三ベンチから上に雪があります。トレース、目印はしっかりとあります。雪質は固くなってきています。
日中は雪がゆるんで歩きにくく、朝夕や日陰では凍結して氷になります。
これからは雪が融けて氷が残るようになっていきます。下りの時に氷が出てくる箇所では注意が必要です。
燕から槍方面へは、この時期ほとんど入山者はありません。山小屋も営業していません。
登山装備
合戦尾根を使い、燕岳に登るにはピッケルと6本爪以上のアイゼンは必携です。まだ冬山装備でお越しください。また天気がいいときはサングラスや日焼け止めなどをお忘れなく。
低温になると氷点下近くなりますが、日が出ると汗をかくほどになります。寒暖の差に対応した服装が必要です。また防水にも注意が必要です。ロングスパッツや防水の手袋も忘れずに。
注意点
下で雨のとき、登っている途中で雪になると体温が低下して危険です。天気予報をチェックして、ウェアリングには細心の注意を払ってください。
最近、小屋の到着時間が遅い方が増えているように感じます。夕方になると気温は低下し体力も消耗します。バスの時間の関係もあるかと思いますが安全第一を心がけ、小屋には早めに到着する計画をお願いします。
お知らせ
燕山荘では、オーナーはじめ経験豊富なスタッフが、登山口から雪のある燕岳頂上までご案内する「春山体験登山教室」を企画し開催しております。二日間あるいは三日間の日程の中で、雪道の歩き方、ピッケル、アイゼンの使い方、滑落停止訓練など、登山技術に磨きをかけ、安全に楽しい登山をしていただくための講習もいたします。詳細は燕山荘ホームページをご参照ください。
昨年の今頃の様子は?
残雪量は例年より少なめ。最新情報を確認の上、お越しください2023.04.28
雨で雪は減りましたが、ピッケル、アイゼンが必要です2023.05.02
燕山荘周辺の過去の様子
燕山荘
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