燕岳 | 燕山荘

コマクサが見ごろで、小屋周辺や稜線もお花でいっぱいです。ライチョウも顔を見せてくれています。合戦尾根ルート支障なし。

夕景 (2012.08.01 燕山荘 )
夕景 (2012.08.01 燕山荘 )
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

天気・気温

07/26(木) ガスが下から上がってきましたが、青空も見えて、展望も良いです。11:30の気温22.6℃。
松本市の天気予報
明日
曇のち晴
20℃
8℃
明後日
25℃
7℃
日本気象協会提供 2024年4月30日 18:00発表
高山市の天気予報
明日
曇のち晴
21℃
7℃
明後日
曇のち晴
26℃
8℃
日本気象協会提供 2024年4月30日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

高山植物は種類も数も増えてきて、花がいっぱいです。
合戦尾根ではコ イワカガミ イワカガミ がピーク過ぎましたが、まだいっぱい咲き残っています。
山荘周辺や登山道で、 ゴゼンタチバナ ゴゼンタチバナ やコケモモ、 ツガザクラ ツガザクラ ハクサンイチゲ ハクサンイチゲ 、キンポウゲ、 ミヤマキンバイ ミヤマキンバイ 、ミヤマクワガタ、 ナナカマド ナナカマド の花などなどいろいろと咲いています。
稜線も花街道です。 コマクサ コマクサ も見頃となりました。
お花を見たい方は、北燕方面がお花畑になっています。

山荘の周りでもライチョウが観察されています。イワヒバリも飛んでいます。

登山道の状況

周辺登山道はどこも支障の報告はありません。
合戦尾根、東鎌方面ともに支障の報告はありません。
槍ヶ岳の稜線は問題ありません。ただし槍沢にまだ残雪が残っていますので、心配な方は軽アイゼン持参のこと。
燕岳~東沢乗越~中房のルートは、沢の水量が多いため、7月末以降が良いでしょう。コースタイムが6時間以上かかり合戦尾根を下るより倍くらいの時間がかかります。

餓鬼岳方面にはまだ雪のルートは、雪渓があり天気が悪いと迷い易く注意が必要です。アイゼンがあった方が良いでしょう。
北燕までは人も入り初心者でも問題はありませんが、その先の餓鬼方面には入山者も少なくなります。なるべく経験者と同行することが望ましいでしょう。

登山装備

夏山登山装備が必要です。朝晩は冷えるので防寒具はご用意下さい。
晴れていても午後に雷雨になる可能性があり、雨具は必携です。

注意点

水分補給に失敗して体調を崩す方がいます。暑い日には水分補給を十分行って下さい。また雨具を着けている時には油断しがちですが、雨具の中でかなり汗を掻いていることがあります。
天気が悪い時には、休憩する場所が見つからないまま、長時間歩き続けてしまいがちですが、雨の日にも水分補給、体調管理に注意が必要です。

お知らせ

・合戦小屋は宿泊はできせんが、軽食などを用意しています。名物の合戦スイカとともにパイナップルの販売を始めました

・イベント「親子ファミリー登山」燕の学校開催(要予約) 詳しくはhttp://www.enzanso.co.jp/sansou/ivent/famirytozan.htm

・イベント 燕岳クラシックコンサート 8/25(土)バイオリンコンサートを開催。

・系列のヒュッテ大槍では、お客様専用に、Wi-fiルーターを導入しました。受付け横のコルクボードに掲示してあるPASSを入力すれば、お持ちのスマホでサクサクとネット接続が可能になりました。好き嫌い、良し悪しはさておき、小さな、でも、一歩先行くサービスをお客様の為に・・・。

昨年の今頃の様子は?

残雪量は例年より少なめ。最新情報を確認の上、お越しください2023.04.28

雨で雪は減りましたが、ピッケル、アイゼンが必要です2023.05.02

燕山荘周辺の過去の様子

燕山荘

現地連絡先:
090-1420-0008
電話番号:
0263-32-1535
連絡先住所:
長野県松本市大手2-3-10 燕山荘松本事務所

地図で見る
http://www.enzanso.co.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 / 飛騨山脈北部

燕岳 標高 2,763m

 常念山脈の北部にある花崗岩と花崗岩砂礫とで構成された山。東側に中房川が流れ、西側は高瀬川の谷が区切っている。  登山口には文政年間(1818~1829年)の開湯と伝えられる中房温泉があり、国民宿舎有明荘とともにいで湯の楽しめる、格好のベースになっている。  遠くから見ると平坦で特徴のない稜線が続いているので、かつては大天井岳近くまでの山稜を、ただ「屏風岳」とひとまとめに呼んでいたらしく、明治39年刊行の『日本山嶽志』にも載っていない。大正4年の長谷川如是閑の『日本アルプス縦走記』には「燕岳」とあるので、その間の10年間に命名されたらしい。  表銀座コースの始発点として有名で、大天井岳で分岐して槍ヶ岳へ常念岳へと志す登山者でいつも賑わっている。  遠目には目立たないが、稜線を山頂に向かってみると、風化した花崗岩群がまるで環境芸術のオブジェのようで面白い。頂上の北には北燕岳の岩峰がそびえ、鞍部はコマクサの群落、東斜面はお花畑と楽しい。  登山道は中房温泉からアルプスでも指折りの急登、合戦(かつせん)尾根を登って所要4時間30分。

長野県 / 飛騨山脈北部

有明山 標高 2,268m

 餓鬼岳から南下する山稜が東沢岳、東餓鬼岳などを起こしつつ最後にそびえる山で、中房渓谷で絶ち切られている。常念山脈の前衛山脈の一峰とでもいうべきだろうか。  登山の対象としては人気のない有明山だが、山麓から見上げると堂々とした富士山型の秀麗な山容をしている。別名を有明富士とか信濃富士と呼ばれる「ふるさと富士」の1つで、登山史から見ると、すでに亨保6年(1721)に修験者、宥快によって開山され、多くの信者によって登拝されたという。山頂に手力男命(たぢからおのみこと)と天細女命(あめのうずめのみこと)を祭る奥社がある。  標高が低いため近ごろでは登る人も少ないが、里から見上げても、または燕岳から見下ろしても心ひかれる山だ。ことに燕岳から見る日の出のときの、雲海に浮かぶシルエットはすばらしい。  登山口は中房温泉で、所要3時間30分。

長野県 / 飛騨山脈北部

餓鬼岳 標高 2,647m

 常念山脈といえば北限は燕岳と思われているが、実はさらに北に延び、東沢乗越から東沢岳、中沢岳を通って餓鬼岳まで続いている。餓鬼岳から北西に延びる稜線は、唐沢岳で高瀬渓谷に切れ落ちている。  餓鬼岳は安曇野から見上げると岩壁がそばだっているので「崖岳」というのが訛ったという説がある。いい山なのに気の毒な名である。  山頂は花崗岩の露岩と風化砂礫で、祠がある。森林限界をわずかに抜け出してハイマツとコマクサが目立ち、線条構造土の縞模様も目につく。直下にはいかにも山小屋らしい餓鬼岳小屋があり、静かな山を楽しめる。  登山道は2本。1つは大町から白沢登山口を経て登るコースで所要10時間。もう1つは中房温泉から中房川をつめて東沢乗越へ出て継走路を行くルートで、所要7時間。

ユーザーの登山記録から