燕岳 | 燕山荘

連日の雷のピークは過ぎたようですが、早出早着の計画を。高山植物はまだたくさん咲いています。

日の出前、消えてゆく星々。最後まで見えるのが金星です。 (2012.08.27 燕山荘 )
日の出前、消えてゆく星々。最後まで見えるのが金星です。 (2012.08.27 燕山荘 )
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天気・気温

08/19(日) 晴れのち曇りのち雨
松本市の天気予報
明日
曇のち晴
20℃
8℃
明後日
25℃
7℃
日本気象協会提供 2024年4月30日 18:00発表
高山市の天気予報
明日
曇のち晴
21℃
7℃
明後日
曇のち晴
26℃
8℃
日本気象協会提供 2024年4月30日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

お盆休みを利用されて、多くのご家族の皆さまが燕岳を楽しまれていました。
今日は朝から積乱雲が出ることもなく、ここ連日の雷のピークは過ぎたようです。ようやく青空が広がりました。本当にきもちのいい空でした。風の当たらない東側では夏の暑さを感じられました。太平洋高気圧がもりかえしてきたのでしょうか。ただ西側に出れば吹く風は冷たかったです。
しかしこの青空も09:00頃までで、その後は雨が降り出して青空を見ることなく一日が終わりました。
昨日一昨日は雷の発生しやすい状態が続きましたが、今日は雷は起きませんでした。

トウヤクリンドウ トウヤクリンドウ  とうとうこの花が咲きだしました。夏の終わり、秋の始りをつげるこの花。この花を見つけけると最盛期も終盤でホットする一方、夏の終わりを感じ寂しさを感じます。

今咲いている高山植物は、ミネ ウスユキソウ ウスユキソウ ハクサンフウロ ハクサンフウロ 、イワオウギ、オオカサモチ、ミヤマクワガタ、 グンナイフウロ グンナイフウロ 、オオレイジンソウ、オタカラコウ、 ミヤマカラマツ ミヤマカラマツ など。高山の植物もだいぶ秋の花になってきました。

登山道の状況

周辺登山道はどこも支障の報告はありません。
合戦尾根、東鎌方面ともに支障の報告はありません。

登山装備

夏山登山装備が必要です。朝晩は寒くなりました防寒具はご用意下さい。
晴れていても午後に雷雨になる可能性があり、雨具は必携です。

注意点

天気予報で寒気の言葉が聞かれる内は雷に注意が必要です。
8月に入り、日一日と涼しくなってきています。暖かいウェアーの準備をお勧めします。

日差しがとても強い日は、こまめな水分・塩分・糖分補給、帽子の携行が重要になります。下界では、毎日熱中症で体調崩されている方大勢いらっしゃるようですが、山の上も他人ごとではありません。十分な注意が必要です。

夏の午後は雷が発生しやすいので、小屋に早く着けるような計画をお勧めします。

お知らせ

イベント 燕岳クラシックコンサート 8/25(土)バイオリンコンサート 
詳しくはこちら http://www.enzanso.co.jp/sansou/enzanso_event.html をご覧下さい。

■燕岳登山口駐車場は、夏山最盛期の週末、連休時には、満車になることが多く、ご迷惑をおかけすることがあります。公共交通機関、または穂高街内にある登山者用無料駐車場に車を止められて、定期バス、タクシーをご利用頂くことをおすすめ致します。

穂高街内の登山者用無料駐車場は、穂高駅近く穂高駐車場、安曇野の里駐車場、しゃくなげ荘駐車場があります。
燕岳登山口行き定期バス時刻表と登山者用無料駐車場はこちりをご参照下さい。
http://www.enzanso.co.jp/tuushin/2012/20120728.html

道路は幅が狭いため、路上駐車をされますと、バスのすれ違いが出来なくなり、登山口へ向かう車の渋滞にも繋がりますので、是非ご協力をお願いいたします。

詳細は、燕山荘「アクセス」のページ、安曇観光タクシー、南安タクシーのホームページをご確認ください。
燕山荘「アクセス」のページはこちらです。 http://www.enzanso.co.jp/sansou/enzanso_access.html
※タクシーをご利用される場合は、車を預かるサービスもありますので、タクシー会社さんに直接お問い合わせください。

昨年の今頃の様子は?

残雪量は例年より少なめ。最新情報を確認の上、お越しください2023.04.28

雨で雪は減りましたが、ピッケル、アイゼンが必要です2023.05.02

燕山荘周辺の過去の様子

燕山荘

現地連絡先:
090-1420-0008
電話番号:
0263-32-1535
連絡先住所:
長野県松本市大手2-3-10 燕山荘松本事務所

地図で見る
http://www.enzanso.co.jp/

施設の詳細を見る

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燕岳 標高 2,763m

 常念山脈の北部にある花崗岩と花崗岩砂礫とで構成された山。東側に中房川が流れ、西側は高瀬川の谷が区切っている。  登山口には文政年間(1818~1829年)の開湯と伝えられる中房温泉があり、国民宿舎有明荘とともにいで湯の楽しめる、格好のベースになっている。  遠くから見ると平坦で特徴のない稜線が続いているので、かつては大天井岳近くまでの山稜を、ただ「屏風岳」とひとまとめに呼んでいたらしく、明治39年刊行の『日本山嶽志』にも載っていない。大正4年の長谷川如是閑の『日本アルプス縦走記』には「燕岳」とあるので、その間の10年間に命名されたらしい。  表銀座コースの始発点として有名で、大天井岳で分岐して槍ヶ岳へ常念岳へと志す登山者でいつも賑わっている。  遠目には目立たないが、稜線を山頂に向かってみると、風化した花崗岩群がまるで環境芸術のオブジェのようで面白い。頂上の北には北燕岳の岩峰がそびえ、鞍部はコマクサの群落、東斜面はお花畑と楽しい。  登山道は中房温泉からアルプスでも指折りの急登、合戦(かつせん)尾根を登って所要4時間30分。

長野県 / 飛騨山脈北部

有明山 標高 2,268m

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長野県 / 飛騨山脈北部

餓鬼岳 標高 2,647m

 常念山脈といえば北限は燕岳と思われているが、実はさらに北に延び、東沢乗越から東沢岳、中沢岳を通って餓鬼岳まで続いている。餓鬼岳から北西に延びる稜線は、唐沢岳で高瀬渓谷に切れ落ちている。  餓鬼岳は安曇野から見上げると岩壁がそばだっているので「崖岳」というのが訛ったという説がある。いい山なのに気の毒な名である。  山頂は花崗岩の露岩と風化砂礫で、祠がある。森林限界をわずかに抜け出してハイマツとコマクサが目立ち、線条構造土の縞模様も目につく。直下にはいかにも山小屋らしい餓鬼岳小屋があり、静かな山を楽しめる。  登山道は2本。1つは大町から白沢登山口を経て登るコースで所要10時間。もう1つは中房温泉から中房川をつめて東沢乗越へ出て継走路を行くルートで、所要7時間。

ユーザーの登山記録から