燕岳 | 燕山荘

今日、稜線では雪が降っています。紅葉は中房へ下りました。小屋もライチョウも本格的な冬支度です。

うっすらと雪がかぶっています。 (2012.10.31 燕山荘 )
うっすらと雪がかぶっています。 (2012.10.31 燕山荘 )
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天気・気温

10/23(火) 朝の天候は雨、10:00頃には雪になりました。気温は0℃です。
昨日は晴れ。10/22の最低気温-2℃。
松本市の天気予報
明日
晴一時雨
19℃
8℃
明後日
25℃
7℃
日本気象協会提供 2024年5月1日 0:00発表
高山市の天気予報
明日
曇のち晴
21℃
7℃
明後日
曇のち晴
26℃
8℃
日本気象協会提供 2024年5月1日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

昨日夕方から下り坂の天気で、夕方から強い風が吹いています。今朝は雨のスタートでしたが、午前中から気温が下がり、10:00前から雪に変わりました。この前線が通過すると、ぐっと冷え込みが厳しくなるでしょう。

日が昇るのは6時頃に場所も浅間山よりだいぶ南になってきました。日中は気持ちのいい秋空が広がりました。長次郎谷の雪渓もずいぶんと細くなりましたが、これがなくなる前にはもう次の雪が降り積もってしまいます。
小屋仕舞いの冬支度も着々と進んでいます。15:00を過ぎると気温が下がり出し、外仕事はつらくなってきます。稜線にある小屋でも17:00頃には、太陽は沈んでしまいます。

稜線から見ると山肌はダケカンバの黄色い葉っぱはすっかり落ちてしまいましたが、その代わりにカラマツの黄色が目立つようになってきました。
紅葉は、合戦尾根も下り登山口である中房辺りの木々がだいぶ色づいてきました。第三ベンチの少し下ではカラマツの黄色がきれいです。三角点の上では、稜線の木々の葉はすっかりなくなり山肌は茶色になってきました。

小屋前では、ライチョウが徐々に白い冬羽へ変わっているところです。足元もフワフワの白い毛で覆い着々と冬支度をしています。

登山道の状況

合戦尾根には支障ありません。現在は登山道に雪はありませんが、これからは降雪、融けた雪や霜も再凍結が予想されます。

登山装備

今週末に限っては、アイゼンピッケルの用意はまだ不要かと思います。防寒具は手袋、帽子なども含め完全に冬山仕様のものが必要です。アンダーウェアも冬用を着用下さい。

注意点

行動中の汗で濡れて冷えたり、天候急変による雨も冷たい雨となり体を冷やします。もちろんこれからは雪やみぞれが降る時期です。ひとたび冷えると低い気温の中では低体温症のおそれもあり「濡れないこと」「体を冷やさないこと」に十分配慮して下さい。
小屋には遅くとも16:00には到着できるように、登山口を早い時間に出発するゆとりある計画でお願いします。稜線では15:00頃から気温が下がりはじめ、日没の17:00には一気に下がります。
営業を終える山小屋も出てきますので縦走予定の方はお気をつけ下さい。

お知らせ

山荘の営業は11/25(日)の宿泊までです。 
山荘の水が貴重な時期になりました。低温凍結による被害を防ぐため夏のように取水できません。節水をお願いします。

昨年の今頃の様子は?

残雪量は例年より少なめ。最新情報を確認の上、お越しください2023.04.28

雨で雪は減りましたが、ピッケル、アイゼンが必要です2023.05.02

燕山荘周辺の過去の様子

燕山荘

現地連絡先:
090-1420-0008
電話番号:
0263-32-1535
連絡先住所:
長野県松本市大手2-3-10 燕山荘松本事務所

地図で見る
http://www.enzanso.co.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 / 飛騨山脈北部

燕岳 標高 2,763m

 常念山脈の北部にある花崗岩と花崗岩砂礫とで構成された山。東側に中房川が流れ、西側は高瀬川の谷が区切っている。  登山口には文政年間(1818~1829年)の開湯と伝えられる中房温泉があり、国民宿舎有明荘とともにいで湯の楽しめる、格好のベースになっている。  遠くから見ると平坦で特徴のない稜線が続いているので、かつては大天井岳近くまでの山稜を、ただ「屏風岳」とひとまとめに呼んでいたらしく、明治39年刊行の『日本山嶽志』にも載っていない。大正4年の長谷川如是閑の『日本アルプス縦走記』には「燕岳」とあるので、その間の10年間に命名されたらしい。  表銀座コースの始発点として有名で、大天井岳で分岐して槍ヶ岳へ常念岳へと志す登山者でいつも賑わっている。  遠目には目立たないが、稜線を山頂に向かってみると、風化した花崗岩群がまるで環境芸術のオブジェのようで面白い。頂上の北には北燕岳の岩峰がそびえ、鞍部はコマクサの群落、東斜面はお花畑と楽しい。  登山道は中房温泉からアルプスでも指折りの急登、合戦(かつせん)尾根を登って所要4時間30分。

長野県 / 飛騨山脈北部

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長野県 / 飛騨山脈北部

餓鬼岳 標高 2,647m

 常念山脈といえば北限は燕岳と思われているが、実はさらに北に延び、東沢乗越から東沢岳、中沢岳を通って餓鬼岳まで続いている。餓鬼岳から北西に延びる稜線は、唐沢岳で高瀬渓谷に切れ落ちている。  餓鬼岳は安曇野から見上げると岩壁がそばだっているので「崖岳」というのが訛ったという説がある。いい山なのに気の毒な名である。  山頂は花崗岩の露岩と風化砂礫で、祠がある。森林限界をわずかに抜け出してハイマツとコマクサが目立ち、線条構造土の縞模様も目につく。直下にはいかにも山小屋らしい餓鬼岳小屋があり、静かな山を楽しめる。  登山道は2本。1つは大町から白沢登山口を経て登るコースで所要10時間。もう1つは中房温泉から中房川をつめて東沢乗越へ出て継走路を行くルートで、所要7時間。

ユーザーの登山記録から