燕岳 | 燕山荘

今冬はなかなか厳しい冬になっているような気がします。決して無理をしないで下さい。1/5まで予約にて営業。

山頂より見る立山と剣岳、手前は北燕岳(2015.01.05 燕山荘 )
山頂より見る立山と剣岳、手前は北燕岳(2015.01.05 燕山荘 )
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天気・気温

01/02(金) 朝の気温-18℃。
松本市の天気予報
明日
29℃
11℃
明後日
22℃
14℃
日本気象協会提供 2024年5月4日 4:00発表
高山市の天気予報
明日
晴時々曇
28℃
9℃
明後日
21℃
13℃
日本気象協会提供 2024年5月4日 4:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

新しい年が始まりました。今年も皆様にとって良い年になりますように。
初日の出は残念ながら見ることが出来ませんでした。

山の上でも正月を味わって頂こうと朝食は雑煮とおせち料理でした。

一時風が弱い時間帯もありましたが、気温は-18℃と冬らしい一日となりました。それでも山頂がぼんやりと姿を現わすこともありました。青空に映える白い山頂の姿が待ち遠しいものです。
天気の合間をぬって山頂に行かれる方もちらほらといらっしゃいましたが、厳しい今日の天気では小屋の中でのんびりとされる方が多かったです。
年末年始を燕岳で過ごされた方はご連泊されていかれる方が多いです。

すっかり燕山荘の冬の恒例行事となっている餅つきは小屋の中で行いました。天気が良ければ山頂をバックに外で行いますが、今日の天気では行えませんでした。

下山される方は、吹雪の中の下山となりました。今冬はなかなか厳しい冬になっているような気がします。

テレビなどのニュースでもご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、昨日は低体温症による悲しい事故が起きてしまいました、スタッフはじめ、たまたま居合わせた医師や山岳ガイドの方々の精一杯の努力でもどうすることも出来ませんでした。改めて冬山の厳しさを感じました。

冬山では決して無理をなさらないで下さい。低体温症は本人が気がつかないうちに進んでいきます。

冬山にはリスクの多い面もありますが、その分感動や得るものがたくさんあります。それを体験できる場所として燕山荘は冬季営業を行なっています。悲しい出来事がありましたが、このようなことが再び起こらないように努力していきたいと思います。

くどいようですが、けして無理をなさらないで下さい。途中で引き返すことも大切です。自分の命は自分で守らなくてはいけません。

登山道の状況

登山口から積雪があります。

登山装備

厳冬期雪山装備が必要です。

お知らせ

●年末年始冬期営業について
燕山荘では2014年12月20日~2015年1月5日ご宿泊まで年末年始冬期営業を行います。
この期間中のご宿泊につきましては、安全の面から完全予約制とさせていただいております。
冬期の燕岳登山につきましては、夏と異なるご注意がありますので、事前にHP「年末年始営業のご案内」ページをご一読いただいた上で、webまたは、燕山荘松本事務所へ電話でご予約をお願い致します。電話0263-32-1535
http://www.enzanso.co.jp/enzanso/categories/e02-1.html

●年末年始冬期営業について
燕山荘では1月5日ご宿泊まで年末年始冬期営業を行います。
この期間中のご宿泊につきましては、安全の面から完全予約制とさせていただいております。
冬期の燕岳登山につきましては、夏と異なるご注意がありますので、事前にHP「年末年始営業のご案内」ページをご一読いただいた上で、webまたは、燕山荘松本事務所へ電話でご予約をお願い致します。電話0263-32-1535
http://www.enzanso.co.jp/enzanso/categories/e02-1.html

【燕山荘からのお願い】
・下山の際、トレース上でのグリセードやシリセード(お尻滑り)はおやめ願います。上下山される他のお客様のご迷惑となります。
・この時期の「晴れ間」は、グリーンシーズンのそれとは異なり、決して「快適」な陽気とは限りません。ほとんど止むことのない季節風などで体感温度はかなり低くなります。手足、頭など、末梢神経を覆う防寒具の用意は入念に願います。
・雪山では、いつ何どきどんな気象条件に遭遇するかわかりません。ピッケルやアイゼンの他、わかんやエマージェンシーシートの携行をお勧め致します。

昨年の今頃の様子は?

残雪量は例年より少なめ。最新情報を確認の上、お越しください2023.04.28

雨で雪は減りましたが、ピッケル、アイゼンが必要です2023.05.02

燕山荘周辺の過去の様子

燕山荘

現地連絡先:
090-1420-0008
電話番号:
0263-32-1535
連絡先住所:
長野県松本市大手2-3-10 燕山荘松本事務所

地図で見る
http://www.enzanso.co.jp/

施設の詳細を見る

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燕岳 標高 2,763m

 常念山脈の北部にある花崗岩と花崗岩砂礫とで構成された山。東側に中房川が流れ、西側は高瀬川の谷が区切っている。  登山口には文政年間(1818~1829年)の開湯と伝えられる中房温泉があり、国民宿舎有明荘とともにいで湯の楽しめる、格好のベースになっている。  遠くから見ると平坦で特徴のない稜線が続いているので、かつては大天井岳近くまでの山稜を、ただ「屏風岳」とひとまとめに呼んでいたらしく、明治39年刊行の『日本山嶽志』にも載っていない。大正4年の長谷川如是閑の『日本アルプス縦走記』には「燕岳」とあるので、その間の10年間に命名されたらしい。  表銀座コースの始発点として有名で、大天井岳で分岐して槍ヶ岳へ常念岳へと志す登山者でいつも賑わっている。  遠目には目立たないが、稜線を山頂に向かってみると、風化した花崗岩群がまるで環境芸術のオブジェのようで面白い。頂上の北には北燕岳の岩峰がそびえ、鞍部はコマクサの群落、東斜面はお花畑と楽しい。  登山道は中房温泉からアルプスでも指折りの急登、合戦(かつせん)尾根を登って所要4時間30分。

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 常念山脈といえば北限は燕岳と思われているが、実はさらに北に延び、東沢乗越から東沢岳、中沢岳を通って餓鬼岳まで続いている。餓鬼岳から北西に延びる稜線は、唐沢岳で高瀬渓谷に切れ落ちている。  餓鬼岳は安曇野から見上げると岩壁がそばだっているので「崖岳」というのが訛ったという説がある。いい山なのに気の毒な名である。  山頂は花崗岩の露岩と風化砂礫で、祠がある。森林限界をわずかに抜け出してハイマツとコマクサが目立ち、線条構造土の縞模様も目につく。直下にはいかにも山小屋らしい餓鬼岳小屋があり、静かな山を楽しめる。  登山道は2本。1つは大町から白沢登山口を経て登るコースで所要10時間。もう1つは中房温泉から中房川をつめて東沢乗越へ出て継走路を行くルートで、所要7時間。

ユーザーの登山記録から