燕岳 | 燕山荘

昨日は雪がちらつくほど冷え込みましたが、この1週間で雪はさらに減りました。新緑は第2~第3ベンチまで上がってきました

月明かりに照らされる山荘(2015.06.01 燕山荘 )
月明かりに照らされる山荘(2015.06.01 燕山荘 )
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天気・気温

05/22(金) 晴れ。朝の気温、-1℃、15:00の気温5℃
松本市の天気予報
明日
29℃
11℃
明後日
曇時々晴
22℃
14℃
日本気象協会提供 2024年5月4日 0:00発表
高山市の天気予報
明日
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21℃
13℃
日本気象協会提供 2024年5月4日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

昨日は冷えて、周囲では雪がちらつきました。今朝も寒く、氷が張る寒さとなりました。この時期は、温かい日もあれば、昨日のように急激に冷え込むときもあります。寒い方の気温に合わせてお越しください。

雪はさらに融けましたが、まだ雪山装備は必要です。現在は第3ベンチと富士見ベンチの間あたりから雪の上を歩き始めます。
一方、新緑もだいぶ上がってきて、現在は第2~第3ベンチ辺りまで緑に染まってきました。 オオカメノキ オオカメノキ やイワナシの花も、この辺りでは咲き始めています。

小屋開けから約一ヶ月、小屋周辺は雪は、今年は非常に少ないので除雪作業も順調に進んでいます。小屋周辺では、雷鳥のつがいの姿を見かけるようになりました。これから求愛の時期を迎えます。

登山道の状況

合戦尾根は、第三ベンチ~富士ベンチの中間地点あたりから雪が出始めて、合戦小屋から上は本格的な雪山となります。アイゼン・ピッケルは、まだまだ必要です。
とくに下山時は、前爪のあるアイゼンでないと時間帯によっては厳しいでしょう。
大天井岳方面は、まだ行く人は少なめです。稜線の雪は少なくなっていますが、まだ冬ルートとなっています。十分な経験と技術が必要です。

登山装備

登山装備は完全冬山装備の上、アイゼン(12本爪をお薦めします)、ピッケルは必ずお持ちください。
テントの方は、雪の上での幕営となりますので、それなりの装備をお持ちください。
また、夏用の靴では、まだ厳しいコンディションです。雪用の靴で登山してください。

注意点

雪のない上をアイゼンで歩くと登山道を痛めてしまいます。アイゼンを付けたり、はずしたりは手間ですが、登山道保護のためにも、アイゼンのこまめな着脱をご協力ください。

お知らせ

燕山荘個室、一般室、有明荘宿泊ご予約受付、イベント(春山登山教室)のご予約受付を開始しています。詳しくはホームページをご確認ください(http://www.enzanso.co.jp/index.html)。
電話は0263-32-1535(燕山荘松本事務所、月~金曜日9:00~17:00)で承っています。

大天荘は6月27日(土)、ヒュッテ大槍は7月1日(水)から営業開始予定です。

昨年の今頃の様子は?

残雪量は例年より少なめ。最新情報を確認の上、お越しください2023.04.28

雨で雪は減りましたが、ピッケル、アイゼンが必要です2023.05.02

燕山荘周辺の過去の様子

燕山荘

現地連絡先:
090-1420-0008
電話番号:
0263-32-1535
連絡先住所:
長野県松本市大手2-3-10 燕山荘松本事務所

地図で見る
http://www.enzanso.co.jp/

施設の詳細を見る

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 常念山脈の北部にある花崗岩と花崗岩砂礫とで構成された山。東側に中房川が流れ、西側は高瀬川の谷が区切っている。  登山口には文政年間(1818~1829年)の開湯と伝えられる中房温泉があり、国民宿舎有明荘とともにいで湯の楽しめる、格好のベースになっている。  遠くから見ると平坦で特徴のない稜線が続いているので、かつては大天井岳近くまでの山稜を、ただ「屏風岳」とひとまとめに呼んでいたらしく、明治39年刊行の『日本山嶽志』にも載っていない。大正4年の長谷川如是閑の『日本アルプス縦走記』には「燕岳」とあるので、その間の10年間に命名されたらしい。  表銀座コースの始発点として有名で、大天井岳で分岐して槍ヶ岳へ常念岳へと志す登山者でいつも賑わっている。  遠目には目立たないが、稜線を山頂に向かってみると、風化した花崗岩群がまるで環境芸術のオブジェのようで面白い。頂上の北には北燕岳の岩峰がそびえ、鞍部はコマクサの群落、東斜面はお花畑と楽しい。  登山道は中房温泉からアルプスでも指折りの急登、合戦(かつせん)尾根を登って所要4時間30分。

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