燕岳 | 燕山荘

状況によってはアイゼンなしでも登れるようになりました。早咲きの花たちも咲き出し、夏山が近づいてきました

ハクサンイチゲ(2015.07.01 燕山荘 )
ハクサンイチゲ(2015.07.01 燕山荘 )
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天気・気温

06/12(金) 雨のちくもり、朝の気温9℃、12:30現在14℃
松本市の天気予報
明日
晴時々曇
29℃
11℃
明後日
21℃
14℃
日本気象協会提供 2024年5月4日 6:00発表
高山市の天気予報
明日
晴時々曇
29℃
9℃
明後日
20℃
13℃
日本気象協会提供 2024年5月4日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

梅雨入りとなり雨や曇りの日が増えてきました。今日は雨が降ったことで気温も高めです。
周辺の雪はさらに減り、合戦尾根の登山道も、スタッフが雪切りしていることもあり、アイゼン無しでも登れるようになってきました。ただし、朝や気温の低い時は固くなっていることもあるので、アイゼンは携行してください。ピッケルはもう、必要ないかもしれません。
ただ寒い日もあります。6/5には雪も降りました。十分な防寒対策をお願いします。


稜線でも、高山植物の花を見ることができるようになりました。 ハクサンイチゲ ハクサンイチゲ ミヤマキンバイ ミヤマキンバイ は見かけるようになってきました。また、夏を彩る コマクサ コマクサ も、土の中から芽を出してきています。

ライチョウは、少し前まではツガイで見かけましたが、最近はオスの姿しかみかけません。おそらく、タマゴを産んで抱いているのでしょう。ヒナを見かけるのも、もう少しなのでしょう。

登山道の状況

合戦尾根は、まだ雪は残っていますがだいぶ減りました。昼間であればアイゼンなしでも歩けるコンディションです。朝はまだ固くなることがありので、アイゼンの携行をオススメします。

大天井岳方面は、まだ行く人は少なめです。大天荘は、6月27日(土)から営業予定です。大天井岳までは2箇所ほど雪の上を歩きます。燕山荘から日帰りで往復される方はいますが、夏に比べると、まだ時間がかかるようですので、十分に余裕を持った行程で計画してください。常念小屋は営業しています。

登山装備

合戦尾根の往復だけであれば、アイゼン無しでも登れます。念のためアイゼンを用意しておいてください。
テントの方は、雪の上での幕営となりますので、それなりの装備をお持ちください。

お知らせ

燕山荘個室、一般室、有明荘宿泊ご予約受付、イベント(春山登山教室)のご予約受付を開始しています。詳しくはホームページをご確認ください(http://www.enzanso.co.jp/index.html)。
電話は0263-32-1535(燕山荘松本事務所、月~金曜日9:00~17:00)で承っています。

大天荘は6月27日(土)、ヒュッテ大槍は7月1日(水)から営業開始予定です。

昨年の今頃の様子は?

残雪量は例年より少なめ。最新情報を確認の上、お越しください2023.04.28

雨で雪は減りましたが、ピッケル、アイゼンが必要です2023.05.02

燕山荘周辺の過去の様子

燕山荘

現地連絡先:
090-1420-0008
電話番号:
0263-32-1535
連絡先住所:
長野県松本市大手2-3-10 燕山荘松本事務所

地図で見る
http://www.enzanso.co.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

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燕岳 標高 2,763m

 常念山脈の北部にある花崗岩と花崗岩砂礫とで構成された山。東側に中房川が流れ、西側は高瀬川の谷が区切っている。  登山口には文政年間(1818~1829年)の開湯と伝えられる中房温泉があり、国民宿舎有明荘とともにいで湯の楽しめる、格好のベースになっている。  遠くから見ると平坦で特徴のない稜線が続いているので、かつては大天井岳近くまでの山稜を、ただ「屏風岳」とひとまとめに呼んでいたらしく、明治39年刊行の『日本山嶽志』にも載っていない。大正4年の長谷川如是閑の『日本アルプス縦走記』には「燕岳」とあるので、その間の10年間に命名されたらしい。  表銀座コースの始発点として有名で、大天井岳で分岐して槍ヶ岳へ常念岳へと志す登山者でいつも賑わっている。  遠目には目立たないが、稜線を山頂に向かってみると、風化した花崗岩群がまるで環境芸術のオブジェのようで面白い。頂上の北には北燕岳の岩峰がそびえ、鞍部はコマクサの群落、東斜面はお花畑と楽しい。  登山道は中房温泉からアルプスでも指折りの急登、合戦(かつせん)尾根を登って所要4時間30分。

長野県 / 飛騨山脈北部

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 餓鬼岳から南下する山稜が東沢岳、東餓鬼岳などを起こしつつ最後にそびえる山で、中房渓谷で絶ち切られている。常念山脈の前衛山脈の一峰とでもいうべきだろうか。  登山の対象としては人気のない有明山だが、山麓から見上げると堂々とした富士山型の秀麗な山容をしている。別名を有明富士とか信濃富士と呼ばれる「ふるさと富士」の1つで、登山史から見ると、すでに亨保6年(1721)に修験者、宥快によって開山され、多くの信者によって登拝されたという。山頂に手力男命(たぢからおのみこと)と天細女命(あめのうずめのみこと)を祭る奥社がある。  標高が低いため近ごろでは登る人も少ないが、里から見上げても、または燕岳から見下ろしても心ひかれる山だ。ことに燕岳から見る日の出のときの、雲海に浮かぶシルエットはすばらしい。  登山口は中房温泉で、所要3時間30分。

長野県 / 飛騨山脈北部

餓鬼岳 標高 2,647m

 常念山脈といえば北限は燕岳と思われているが、実はさらに北に延び、東沢乗越から東沢岳、中沢岳を通って餓鬼岳まで続いている。餓鬼岳から北西に延びる稜線は、唐沢岳で高瀬渓谷に切れ落ちている。  餓鬼岳は安曇野から見上げると岩壁がそばだっているので「崖岳」というのが訛ったという説がある。いい山なのに気の毒な名である。  山頂は花崗岩の露岩と風化砂礫で、祠がある。森林限界をわずかに抜け出してハイマツとコマクサが目立ち、線条構造土の縞模様も目につく。直下にはいかにも山小屋らしい餓鬼岳小屋があり、静かな山を楽しめる。  登山道は2本。1つは大町から白沢登山口を経て登るコースで所要10時間。もう1つは中房温泉から中房川をつめて東沢乗越へ出て継走路を行くルートで、所要7時間。

ユーザーの登山記録から