燕岳 | 燕山荘

合戦尾根の登山道の雪は、ほぼ消えています。テント場の雪もずいぶん減り、地面に設営できるスペースが増えてきました

(2015.07.30 燕山荘 )
(2015.07.30 燕山荘 )
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天気・気温

07/03(金) ---
松本市の天気予報
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日本気象協会提供 2024年5月3日 18:00発表
高山市の天気予報
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13℃
日本気象協会提供 2024年5月3日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

雨の多い季節ですが、晴れ間が広がると、夏本番が間近になってきたと感じます。
周辺の雪はさらに減り、合戦尾根の登山道は、まだ雪が残っている箇所もありますが、クッキリと夏道が出てきています。
テント場に残っていた雪も、雨によりずいぶん融けて、地面に設営出来るスペースが多くなってきました。
高山植物の花は、 ハクサンイチゲ ハクサンイチゲ ミヤマキンバイ ミヤマキンバイ が目立っています。夏の燕岳を彩る コマクサ コマクサ も花を付け始めていますています。燕山荘のすぐそばの株も咲き始めています。
なお、燕山荘では、現在みられる花について掲示していますので、参考にしていただければと思います。

また、先日、テント場の近くの砂地では、ライチョウのヒナ達が親鳥のお腹の下から這い出てきて、歩いている姿を見かけました。生まれたばかりのヒナ達はまだ自分で体温を保つことが出来ないため、母親のお腹の下で暖まりながら移動していくそうです。
ライチョウの親子達を見かけても、あまり刺激せずに、静かに成長を見守っていきましょう。

登山道の状況

合戦尾根は、まだ雪は少しだけ残っていますが、アイゼンは必要ありません。夏道ははっきりと見えていますので、夏道通りに歩いてください。

大天井岳方面の縦走路は、途中の登山道は2~3箇所でまだ雪が残っていて、山荘直下の雪渓はまだ直登ルートの箇所が残っています。アイゼンを使うほどではありませんが、気をつけて通行してください。なお、スタッフが入りましたので、雪切りを行っています。
大天井岳~常念岳方面は、一箇所で雪が残っていますが、アイゼンは必要ないとのことです。

登山装備

燕岳周辺だけであれば、もう雪に対する装備は必要ありません。ただし、テントの方は、雪の上での幕営となりますので、それなりの装備をお持ちください。

この時期は虫が大量に発生します。虫除けスプレーはじめ、防虫ネットなどを用意したほうがよいでしょう。

お知らせ

燕山荘個室、一般室、有明荘宿泊ご予約受付、イベント(春山登山教室)のご予約受付を開始しています。詳しくはホームページをご確認ください(http://www.enzanso.co.jp/index.html)。
電話は0263-32-1535(燕山荘松本事務所、月~金曜日9:00~17:00)で承っています。

大天荘、ヒュッテ大槍ともに営業を開始しています。

合戦小屋では名物のスイカを販売し始めました。

昨年の今頃の様子は?

残雪量は例年より少なめ。最新情報を確認の上、お越しください2023.04.28

雨で雪は減りましたが、ピッケル、アイゼンが必要です2023.05.02

燕山荘周辺の過去の様子

燕山荘

現地連絡先:
090-1420-0008
電話番号:
0263-32-1535
連絡先住所:
長野県松本市大手2-3-10 燕山荘松本事務所

地図で見る
http://www.enzanso.co.jp/

施設の詳細を見る

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 常念山脈の北部にある花崗岩と花崗岩砂礫とで構成された山。東側に中房川が流れ、西側は高瀬川の谷が区切っている。  登山口には文政年間(1818~1829年)の開湯と伝えられる中房温泉があり、国民宿舎有明荘とともにいで湯の楽しめる、格好のベースになっている。  遠くから見ると平坦で特徴のない稜線が続いているので、かつては大天井岳近くまでの山稜を、ただ「屏風岳」とひとまとめに呼んでいたらしく、明治39年刊行の『日本山嶽志』にも載っていない。大正4年の長谷川如是閑の『日本アルプス縦走記』には「燕岳」とあるので、その間の10年間に命名されたらしい。  表銀座コースの始発点として有名で、大天井岳で分岐して槍ヶ岳へ常念岳へと志す登山者でいつも賑わっている。  遠目には目立たないが、稜線を山頂に向かってみると、風化した花崗岩群がまるで環境芸術のオブジェのようで面白い。頂上の北には北燕岳の岩峰がそびえ、鞍部はコマクサの群落、東斜面はお花畑と楽しい。  登山道は中房温泉からアルプスでも指折りの急登、合戦(かつせん)尾根を登って所要4時間30分。

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ユーザーの登山記録から