燕岳 | 燕山荘

今シーズンの営業は23日(祝)で終了しました。12月19日~2016年1月6日ご宿泊まで年末年始の営業を行います。

雨で登山道がえぐれるため、雨水を脇にそらせるための作業。11月は例年なら雪なので、この作業をやるのは不思議な気分。(2015.11.15 燕山荘 )
雨で登山道がえぐれるため、雨水を脇にそらせるための作業。11月は例年なら雪なので、この作業をやるのは不思議な気分。(2015.11.15 燕山荘 )
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天気・気温

11/30(月) ‐‐‐
松本市の天気予報
明日
29℃
11℃
明後日
曇時々晴
22℃
14℃
日本気象協会提供 2024年5月4日 0:00発表
高山市の天気予報
明日
28℃
9℃
明後日
21℃
13℃
日本気象協会提供 2024年5月4日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

2015年12月19日~2016年1月6日ご宿泊まで年末年始の営業を行います。
・夏のコースタイムと比べますと、雪上を歩く場合は1.5倍の時間がかかります。
・この時期の日没は16時30分頃です。14時を目安に燕山荘到着を目指してください。
 日没後は急速に気温が下がり、風吹の場合は特に暗くなり動きが取れなくなります。12時には合戦小屋を出発できるようなスケジュールを組みましょう。

登山道の状況

・中房温泉に宿泊せずに、宮城ゲートから一日で燕山荘まで登られる方の中には、夕方遅く到着され、かなり疲労されている方が多く見受けられます。体力にあった登り方をしましょう。
・合戦小屋から上部は遮るものがなく、強い風を直接受ける尾根歩きとなります。少なくとも急激に10℃以上気温が下がることを想定して、予め暖かい服を着用し、悪天候の時は、無理せず引き返すことも考えて行動しましょう。
・登山道の様子は、日々刻々と変わります。吹雪や大雪の時は、合戦小屋から燕山荘までのスタッフによるトレース付けができないこともあります。状況等は直接燕山荘まで(090-1420-0008)お問い合わせください。

登山装備

・防寒、防風に優れた装備をする。
(合羽は危険です。冬用のアウターをご装備ください。手袋は、薄手のもの、毛糸、オーバー手袋の三種類が必要です。)
 6本爪以上のアイゼン、ピッケル。

注意点

冬の北アルプスの特徴は、3,000mとしては、世界で類のない程強い風が吹き、世界一積雪が多い所とされています。
そのことから、冬山では①気温、②風、③汗や雨などで濡れることによる体温維持に注意することが求められます。
燕岳の稜線でも、気温は-15℃以下、風速は15~20m以上になります。従って、体感気温は、-30℃以下となり、凍傷や低体温症の注意が必要です。
・汗をかかない程、ゆっくり登る。
・カロリーのある行動食をこまめにとる。
・アイゼンは事前に靴に合わせて調整し、歩行練習をしておく。
・レスキューシートやツェルト等、ビバーク出来る装備を持参する。
・中房で雨が降っている時は、要注意。体が濡れる危険性があるため、登山を控えてください。
・低体温症に気を付けましょう。
 低体温症になると、行動力、思考力、判断力が低下します。合戦小屋から上は、森林限界を越えるため、10m以上の風が吹き付ける稜線歩きになるため、体感気温が-10℃以上下がります。そのため、合戦小屋でエネルギーのある食材と水分を十分補給する。暖かいウエア―を着る等の対策が必要。
・単独行動を避けましょう。
 一人では適切な判断がつきにくく、状況を悪化させてしまうことがあります。
・ツアー登山でも自己責任が基本となります。

お知らせ

燕山荘は11月23日(祝)で営業を終了しました。
2015年12月19日(土)~2016年1月6日(水)ご宿泊まで年末年始の営業を行います。
年末年始イベント
・冬期燕岳登頂ツアー(要予約)
第一回 2015/12/20~22  第三回 2015/12/31~2016/1/2
第二回 2015/12/27~29  第四回 2016/1/4~1/6
・クリスマス・・・手作りケーキとワインサービス 12/22~25
・振る舞い酒と年越しそば 12/31
お正月
・お節料理とお雑煮(1/1)
・お餅つき大会(1/1~2)
・新年会、書初め(1/3~5)

昨年の今頃の様子は?

残雪量は例年より少なめ。最新情報を確認の上、お越しください2023.04.28

雨で雪は減りましたが、ピッケル、アイゼンが必要です2023.05.02

燕山荘周辺の過去の様子

燕山荘

現地連絡先:
090-1420-0008
電話番号:
0263-32-1535
連絡先住所:
長野県松本市大手2-3-10 燕山荘松本事務所

地図で見る
http://www.enzanso.co.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

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 常念山脈の北部にある花崗岩と花崗岩砂礫とで構成された山。東側に中房川が流れ、西側は高瀬川の谷が区切っている。  登山口には文政年間(1818~1829年)の開湯と伝えられる中房温泉があり、国民宿舎有明荘とともにいで湯の楽しめる、格好のベースになっている。  遠くから見ると平坦で特徴のない稜線が続いているので、かつては大天井岳近くまでの山稜を、ただ「屏風岳」とひとまとめに呼んでいたらしく、明治39年刊行の『日本山嶽志』にも載っていない。大正4年の長谷川如是閑の『日本アルプス縦走記』には「燕岳」とあるので、その間の10年間に命名されたらしい。  表銀座コースの始発点として有名で、大天井岳で分岐して槍ヶ岳へ常念岳へと志す登山者でいつも賑わっている。  遠目には目立たないが、稜線を山頂に向かってみると、風化した花崗岩群がまるで環境芸術のオブジェのようで面白い。頂上の北には北燕岳の岩峰がそびえ、鞍部はコマクサの群落、東斜面はお花畑と楽しい。  登山道は中房温泉からアルプスでも指折りの急登、合戦(かつせん)尾根を登って所要4時間30分。

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 常念山脈といえば北限は燕岳と思われているが、実はさらに北に延び、東沢乗越から東沢岳、中沢岳を通って餓鬼岳まで続いている。餓鬼岳から北西に延びる稜線は、唐沢岳で高瀬渓谷に切れ落ちている。  餓鬼岳は安曇野から見上げると岩壁がそばだっているので「崖岳」というのが訛ったという説がある。いい山なのに気の毒な名である。  山頂は花崗岩の露岩と風化砂礫で、祠がある。森林限界をわずかに抜け出してハイマツとコマクサが目立ち、線条構造土の縞模様も目につく。直下にはいかにも山小屋らしい餓鬼岳小屋があり、静かな山を楽しめる。  登山道は2本。1つは大町から白沢登山口を経て登るコースで所要10時間。もう1つは中房温泉から中房川をつめて東沢乗越へ出て継走路を行くルートで、所要7時間。

ユーザーの登山記録から