山頂付近はまだ降雪することがあります。登山はアイゼンやピッケルなど雪のある春山レベルの装備が必要です。
天気・気温
山と周辺の状況
・1週間程前に山頂付近降雪し若干冠雪しましたが、その後降雨、好天と続き融けてしまいました。
6月ですが山頂付近はまだ降雪する気候になることがあるようです。
・例年に比べると6月中旬にしては雪が多いですが、縦溝が大きくなってだんだんと滑りずらい状況になっており、滑り方に工夫が必要です。
・ライチョウは生え代わりの時期で黒毛が8割になってきています。
・日中の気温は室堂平で5~10℃前後、朝晩は0~5℃程です。
・6/20の日の出は04:32頃、日の入りは19:13頃です。
登山道の状況
・6/15現在ターミナルから室堂平周辺は雪があります。
・稜線上は夏道出てますが降雪による状況変化にご注意ください。
室堂山:状況によっては軽アイゼンが必要、トレース多数あり
浄土山:一ノ越経由は状況によってはアイゼンが必要、室堂山分岐経由はアイゼン&ピッケルが必要
一ノ越まで:道は踏み固められており朝夕の時間帯はだいぶ固く、例えば夜降雨後、朝快晴で放射冷却により冷え込むとステップが消えたアイスバーンになりますので祓堂付近から上は軽アイゼン必要です。
一ノ越~雄山:稜線上残雪消えました。降雪後でない限りアイゼンは不要です。
三山~別山縦走:稜線上はだいぶ雪が消えましたが、稜線に上がるまでの上り下りで12本爪アイゼン&ピッケルorストックが必要
●スキー、スノーボード、登山の方へ
この時期の状況をよく理解している経験者、またはガイドとの同行をお勧めします。
雪崩などのリスクについて、周辺では特別ロープを張るなどの指示はしておりません。
各自が現場での見極めになります。
●入山届の提出義務化期間は終了しましたが、室堂ターミナルでの提出推奨です。
登山装備
立山室堂は6月に入っても山頂付近はいまだ降雪する雪山です。
スキー、スノーボード、登山の方はアルプス春山レベルの装備が必要です。
稜線上は体があおられるほど風が強いこともあり、立ち止まると一瞬で体が冷えます。
ウェアは、雨・風雪にしっかり耐えられるレベルが必要。
稜線歩きをする場合は、目出し帽と予備手袋は忘れずに。
紫外線が強いのでサングラスと日焼け止めは通年必須。
雪や寒さ、濡れに対処するため防寒具、雨具、防水の手袋や暖かい帽子、防水性のある靴などは必須です。
駅ターミナルから室堂山荘へは雪の上を歩きます。ターミナル前広場には看板がありますし、ルート上に竹ポールを刺してありますが、濃霧等天候によってはルートが不明瞭なこともあります。その際はお電話にてお問い合わせ下さい。徒歩でお迎えに上がります
注意点
・降雪も少なくなり雪の状態も落ち着いてきておりますが、雪崩、滑落の危険性を常に念頭に置いた行動を心がけて下さい。
お知らせ
●室堂山荘HP
http://www.murodou.co.jp/
空室状況は、立山室堂山荘ホームページにてご確認いただくか、電話、メールにてお問い合わせ下さい。
昨年の今頃の様子は?
室堂は完全雪山。荒天時トレース消失もあり。登山者やスキーは 入山届提出+雪崩ビーコン携帯が必要2023.04.26
融雪進みルートにより装備が異なる時期です油断しないように。サングラスは観光でも必須です2023.05.11
立山室堂山荘周辺の過去の様子
立山室堂山荘
- 現地連絡先:
- 076-463-1228
- 電話番号:
- 076-463-1228
- 連絡先住所:
- 〒930-1414 富山県中新川郡立山町室堂