笠新道・秩父平、ともに“いやらしく”雪が残っています。連休中は、アイゼン・ピッケル必須です
天気・気温
山と周辺の状況
小屋開け以降、ガスはかかるものの、まとまった雨が降りません。台風接近時には多く降ったものの、雨は少なめです。
そのため、残雪がなかなか消えません。
テント場の雪は、半分近くは消えているものの、登山道上の雪は例年より多く残っているうえに、いやらしく付いています。
海の日の連休に来る場合は、アイゼン・ピッケル装備と、それを使える技術がある方のみお越しください。
周辺は雪解けの下から少しずつ、高山植物も芽を出しましたが、夏山の雰囲気はもう少し先です。今年は、少し雪が消えるのは遅れそうです。
なお、テント場の水場は、まだ雪の下です。テント泊の人は、小屋まで来る必要があります。
登山道の状況
笠ヶ岳周辺の登山道は、7月下旬までアイゼン・ピッケルが必要です。
●笠新道
笠新道は、杓子平~稜線までは5~6割近くは雪道を歩きます。夏道・雪道を交互に歩きながら稜線に向かいます。
赤のマーキングを忠実にたどってください。稜線に出る直前は、いやらしく雪が残っています。
雪が薄くなている場所では、踏み抜きには十分注意してください。岩の近くや水の流れる音が聞こえたら、とくに踏み抜きに警戒です。
なお、杓子平より下の部分は、ほぼ雪は消えました。
●稜線
稜線はほぼ夏道が出てきていますが、山荘手前のテント場から頂上手前まではまだ雪があります。双六方面から来ると、左に落ちている緊張の場面で、とくに雪が多めです。
●双六方面(秩父平)
難関箇所の秩父平には、たっぷりと残雪があり、6月下旬からあまり減っていません。
ロープがある急斜面は、夏道が出ている歌手もありますが、夏道をあがると途中でロープに届かなくなります。初めからロープを補助的に使って真っ直ぐに登ってください。なお、ロープはあくまで補助的につけてあるものです。全体重をかけたり、複数人で同時につかむことは絶対にやめてください。
残雪の上にマーキングしてありますので、マークを外さないでください。
登山装備
しばらくはピッケルと、その技術が必要です。滑落して停止出来ない場合、2~300m滑落する場所もあります。
お知らせ
予約を必ずお願いします。またキャンセルする場合も、安全確認のために必ず連絡ください。
笠ヶ岳山荘周辺の過去の様子
笠ヶ岳山荘
- 現地連絡先:
- 090-7020-5666
- 電話番号:
- 0578-89-2404
- 連絡先住所:
- 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷栃尾21