槍ヶ岳 | 槍ヶ岳山荘

9/15氷が張りました。大天井ヒュッテ周辺でも紅葉がはじまりました。初雪が来る時期、防寒装備(手袋や帽子も)必携です。

北穂の池の紅葉 ヘリコプターから南岳小屋スタッフ撮影 北穂の池は一般ルート上にはありません。(2017.09.29 槍ヶ岳山荘 )
北穂の池の紅葉 ヘリコプターから南岳小屋スタッフ撮影 北穂の池は一般ルート上にはありません。(2017.09.29 槍ヶ岳山荘 )
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天気・気温

09/20(水) 朝のうち晴。
松本市の天気予報
明日
晴のち曇
27℃
12℃
明後日
雨のち曇
24℃
14℃
日本気象協会提供 2024年4月28日 18:00発表
高山市の天気予報
明日
曇のち雨
25℃
11℃
明後日
雨のち曇
22℃
13℃
日本気象協会提供 2024年4月28日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

朝のうちはよく晴れていました。10時過ぎると雲が出てきました。風も冷たく寒いです。

山の色が少しづつ変わってきました。例年の紅葉の見頃は9月下旬です。
防寒装備はしっかりと準備お願いします。手袋や帽子も必要です。
気温の低い日、特に雨の日には行動中に低体温症にならないよう注意して下さい。

●最近の様子
<槍ヶ岳山荘>
9/19 久しぶりの青空!
放射冷却でキンと冷えましたが、すがすがしい気持ちのよい朝でした。
作業用の水をためているドラム缶にも氷のふたができていました。
日も短くなってきて、18:30には辺りは暗くなります。

9/18 台風の影響により昨晩は物凄い強風が吹き荒れ、その音と振動でなかなか寝付けなかったためです。
台風一過の青空に加え、夕方小さな虹が見えました。

9/15 今朝小屋の外で氷がはっていることを発見しました。
小屋の観測機を確認しましたが、ここ数日は最低気温が0℃近くまで下がっていたです。
普通の感覚では、秋というより冬に近い気温ですかね。
街はまだまだ蒸し暑いようですが、山の上ではとっくの昔に夏は過ぎ去っております。
これから登られる方は、ぜひ暖かい服をご用意の上お越しください。

<槍沢ロッジ>
9/19 紅葉についてですが、一部色づき始めているようです。色づき始めから荒天が無ければとてもきれいな紅葉になるそうです。日が出ていない時間帯は一気に冷え込みます。当防寒着のご持参をお願いしておりますが、遂にストーブが稼働し始めました。

<南岳小屋>
9/19 朝からとても風が強く、とても寒い日でした。
朝5時の時点で1.7℃…
朝の掃除のため、外に出てみるとドラム缶の上にとっても薄くではありますが、氷が張っていたほど。
水滴が落ちていた石には氷柱もできていました。
スタッフがニット帽、ネックウォーマー、ダウンを着ているのは風邪をひいているからではありません。それほどに寒いからです。
こちらに来られる際は、防寒対策はしっかりとなさって下さいね。

<大天井ヒュッテ>
9/20 このところの冷え込みによって、周りの木々が一気に色づき出したて来ました。
今日は高曇りにて風の強い寒い一日になっています。午後からは10℃あった気温が徐々に下がり出しました。
今夜はもしかすると初雪となりそうな予報。
明日の朝の気温は氷点下となり、槍ヶ岳、南岳に続いて、大天井ヒュッテでも初氷見られるかも知れませんね。
秋もどんどん深まって来ています。
いずれにしても稜線の紅葉始まり出しました。昨年より3日程度遅め、例年並みにて推移しそうな、この1週間が見ごろを迎えそうです。

9/19 気温4℃~9℃と陽射しがありながら冷たい空気に包まれた秋晴れの天気となりました。
今週は雲も多いながら秋晴れの天気となってくれそうで、台風によって計画断念されモヤモヤしている皆さん、稜線では紅葉も見ごろを迎えそうな週末、計画練りなおして出かけてみて下さい。お待ちしています。
・イベント
9月22日~24日、山の学校・槍ヶ岳/紅葉の稜線
http://www.yarigatake.co.jp/otenjo/blog/2017/09/97.html

10月4日、月見の会
http://www.yarigatake.co.jp/news/otenjo/2017/09/post-40.html

登山道の状況

台風後も主なルートで大きな支障はありません

●槍沢~槍ヶ岳 支障ありません
●槍ヶ岳~南岳 支障ありません
●表銀座方面 支障ありません。
●飛騨側
・西鎌尾根、飛騨乗越 通行に支障ありません。
・南岳新道 ルートが荒れており、山に慣れない方やお子様は入らないように。

※台風通過後の登山道状況については、山荘にお問い合わせください。

登山装備

3000m級の秋山登山装備が必要。初雪がくるかもしれないと思って準備してきて下さい。
防寒着と雨具は必携です。ザックの中の防水対策もしておきましょう。

※スニーカーでは登れません。

注意点

日没も早くなりました。早めの小屋着をお願いします。

お知らせ

●槍岳山荘
http://www.yarigatake.co.jp/

●予約と混雑状況
・予約は「海の日連休~シルバーウィーク終りくらいまで」で「4名様以上のグループ」のみご予約承ります。
「本当に大丈夫なのでしょうか?」という電話をよく受けますが、大丈夫です。
槍ヶ岳山荘は場所がら、混みあっていて泊まれません。ということはありませんのでご安心を!
こちらである程度の人数を把握するための予約であり、食事の申し込みも着いてからの受付で間に合います!
・予約は、部屋を確保するための予約ではありません。
・予約は 先着順ですのでご了承ください。
※個室の予約は受け付けていません。

・予約と山の安全とゴハンの支度
どの山小屋も晩ご飯の準備があります。
また、日没になるにつれ危険なことはたくさんあります。
寒くなります。ヘッドライトだけでは想像以上に山は暗いです。
野生動物と遭遇する場合もあります。
遅くても16:00までには到着してください。
自分の体力などを考えて15:00~16:00に到着できるプランを立ててお越しいただければと思います。

●テント場
週末を中心にたくさんのテントが張られます。到着はお早めに。

●Softbank 繋がります
Softbank このたび館内の電波対策を実施しつながるようになりました!
SoftbankユーザはWiFiまで使えるようになりました。
(現段階では槍ケ岳山荘の館内のみの対策ですので、槍ケ岳の登山道すべてでつながるようになった訳ではありません。館内においても場所によって電波の強弱があります。)

<系列の小屋のお知らせ>
●大天井ヒュッテ
個室の無料サービスについて
平日には2名様以上にて個室を無料(御宿泊料は通常通りです)でご利用頂けます。
10月13日(金)までの平日(連休・土曜日以外)
無料個室をご希望のお客様には事前にご希望をお聞きしますが、当日の御到着順とさせて頂きます。

●2017年系列小屋営業日 各山荘への連絡は07:00~20:00(岳沢06:00~)
・槍ヶ岳山荘 090-2641-1911
期間:2017年4月27日(木)~11月4日(土)
・槍沢ロッヂ 0263-95-2626 または 090-3135-0003
期間:2017年4月27日(木)~11月4日(土)
・南岳小屋 090-4524-9448
期間:2017年7月1日(土)~10月14日(土)
・大天井ヒュッテ 090-1401-7884
期間:2017年7月1日(土)~10月14日(土)
・岳沢小屋 090-2546-2100
期間:2017年4月27日(木)~11月4日(土)

昨年の今頃の様子は?

営業4/27~(宿泊要予約)。予約受付中。4/27からの営業に向けて作業中です2023.04.21

営業スタート。本日は富士山まで見える快晴。昨日までの降雪と強風のため雪質に注意2023.04.27

昨日降雪(みぞれ)。槍ヶ岳へは前爪アイゼン+ピッケルが必須(チェーンスパイク、軽アイゼンは危険)2023.05.09

昨日降雪。雪山装備が基本。前爪アイゼン+ピッケル必須(チェーンスパイクや軽アイゼンは危険)2023.05.16

昨日降雪。雪山装備が基本。前爪アイゼン+ピッケル必須(チェーンスパイクや軽アイゼンは危険)2023.05.24

槍ヶ岳山荘周辺の過去の様子

  • 朝日が垣間見えました。10時ごろまでは青空もみえておりましたが、昼前からは再び雲に覆われた天気となりました。
  • 稜線から槍沢の様子
  • 槍沢から槍ヶ岳を見上げて(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 槍沢から槍ヶ岳を見上げて(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 横尾から槍沢ロッヂまでは一部地面が出ているところがありますが、ほぼ雪の上を歩きます。(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 槍沢ロッヂ(小屋明け前の偵察に行きました。まだ営業していません)
  • スタッフ全員無事に下山しました!あらためまして2023年、槍ヶ岳山荘をご利用いただきありがとうございました。
  • 夕日に染まる槍ヶ岳
  • 完全に雪山となりました。凍結する登山道の様子
  • 山荘前から槍ヶ岳 完全雪山です
  • 小屋の目の前で20㎝程度、吹き溜まりでは50㎝を超えるほどの積雪があります。
  • ババ平から撮影。槍沢方面で今1番綺麗な場所(標高2000mくらい)

槍ヶ岳山荘

現地連絡先:
090-2641-1911
電話番号:
0263-35-7200
連絡先住所:
長野県松本市埋橋1-7-2

地図で見る
http://www.yarigatake.co.jp/

施設の詳細を見る

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 鋭角に天を突く岩峰でそのものずばりの命名、しかも北アルプス南部の登山道が集中する位置のよさ。槍ヶ岳は北アルプス南部の鎮である。  行政区分からいえば長野県の大町市、松本市と岐阜県高山市との境にそびえている山である。地理的条件も実に絶妙な場所といえる。  南から穂高連峰の縦走路、東から常念山脈や燕岳からの表銀座コース、谷筋では上高地から梓川、槍沢を遡っていく登山道、新穂高温泉から蒲田川右俣、飛騨沢を登るコースと、北アルプス南部のすべてのコースが槍ヶ岳に集中し、中央部へは西鎌尾根が唯一の回廊となって双六岳に通じる、北アルプス南部の扇の要である。  しかも鋭い槍の穂先のような姿は、日本の氷河地形の典型でもある。地質は硬いひん岩で、氷河が削り残した氷食尖峰。東西南北の鎌尾根も氷食地形、槍沢、飛騨沢、天上沢、千丈沢はU字谷とカールという、日本の氷河地形のサンプルぞろいである。  登山史上で初めて登頂したのは江戸時代の文政11年(1828)の播隆上人。4回登って3体の仏像を安置し、鉄鎖を懸けて信者の安全な登拝を可能にした。登路は安曇野の小倉村から鍋冠山を越えて大滝山へ登り、梓川に下って槍沢をつめている。今も残る槍沢の「坊主ノ岩小屋」は播隆が修業した籠り堂だ。  近代登山史の初登頂は明治11年(1879)の英人W・ガウランド。1891年には英人W・ウエストンも登っている。日本人では1902年の小島鳥水と岡野金次郎。穂高・槍の縦走は1909年の鵜殿正雄で、ここに槍ヶ岳の黎明が始まった。大正11年(1922)には3月に、慶応の槙有恒パーティによる積雪期の初登攀があり、同年7月7日には早稲田と学習院が北鎌尾根への初登攀に挑んでいる。早稲田は案内人なしの2人パーティで、槍ヶ岳頂上から独標往復。学習院は名案内人小林喜作とともに末端からと、方式も違う登攀でともに成功した。  その後も北鎌尾根ではドラマチックな登攀が行われ、昭和11年(1936)1月には、不世出の単独行者、加藤文太郎の遭難、昭和24年(1949)1月の松濤明、有元克己の壮絶な遭難が起きている。加藤の遺著『単独行』と松濤の手記『風雪のビヴァーク』は登山者必読の書である。  登山道で直接登るコースは、上高地から槍沢コース経由で槍ヶ岳(9時間30分)と、新穂高温泉から飛騨沢コース(8時間40分)の2本。ほかに穂高連峰からの縦走コース(7時間30分)、燕岳からの表銀座コース(8時間40分)、双六小屋から西鎌尾根コース(6時間)と数多い。

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