雪山となりました。槍沢上部で積雪30cmの吹き溜まり。気温も低く根雪になりそうです。営業は11/4まで。
天気・気温
山と周辺の状況
●降雪状況
10/24晩から10/25夕方までずっと雪が降り続き、日中は地吹雪でした。
前日に宿泊された半数の人が下山を見合わせて停滞するほどの激しさでした。
玄関前の吹き溜まりは股下までの高さに積もり今年の冬初めての雪かきを何度かすることになりました。
本日は快晴。気温低下も著しく、積雪はほとんど減っていません。このまま根雪になりそうです。
山荘周辺で少ないところで脛くらい、吹き溜まりは股まであります。
槍の穂先へもルートに雪が付き、間違ったルートで行き詰まったり、積雪のため登頂を断念する方も出ています。
登山道の状況
10/25朝の時点で標高2000m以下では積雪は殆ど無いようですが、槍沢上部に30㎝ほど雪が吹き溜まっていたとのこと。
ペンキマークが雪に隠されているので、ルートを見極めるのが困難な所もあったようです。
10/26はおひとり槍沢を下山されて行きましたが、ついているトレースが安全とは限りません。
殺生ヒュッテより上は東鎌方面からの雪崩に注意してください。
登山装備
3000m級の雪の降り始めに対応できる登山装備が必要。
●この時期の登山について
雪の降り始めのこの時期は、クランポン(アイゼン)を着用しているとやわらかい新雪の下の岩に引っかかってかえって危ない時があります。かといって雪のついた岩稜を登るのは前爪のあるクランポンの着用は必須。
今後数日は好天ですが朝晩は氷点下になる予報。
日中ゆるんだ雪が氷化したり、日陰になっている個所の吹き溜まりが残っていたり。
一年でいちばん路面状況が変化に富む時期なので、
山のベテランで「雪の降り始めがいちばん厄介だ」と話す方もいます。
装備の軽量化よりも季節の変わり目のあらゆる状況を想定した装備の持参を優先するのが望ましいです。
たとえ用意した装備を使わなかったとしても、その余分な重さが必要な時期だとご理解ください。
注意点
・日没も早く早めの小屋着をお願いします。
・低体温症に注意
防寒、濡れ対策、そして、悪天候時も行動食等でこまめなエネルギー補給をして、低体温症にならないように気を付けて下さい。
●小屋営業日に注意
・南岳小屋、大天井ヒュッテは営業終了
近隣の小屋もほとんど営業を終了しています。
お知らせ
●槍岳山荘
http://www.yarigatake.co.jp/
●Softbank 繋がります
SoftbankユーザはWiFiまで使えるようになりました。
(現段階では槍ケ岳山荘の館内のみの対策ですので、槍ケ岳の登山道すべてでつながるようになった訳ではありません。館内においても場所によって電波の強弱があります。)
●2017年系列小屋営業日 各山荘への連絡は07:00~20:00(岳沢06:00~)
・槍ヶ岳山荘 090-2641-1911
期間:2017年4月27日(木)~11月4日(土)
・槍沢ロッヂ 0263-95-2626 または 090-3135-0003
期間:2017年4月27日(木)~11月4日(土)
・南岳小屋 090-4524-9448
期間:2017年7月1日(土)~10月14日(土) ← 注意
・大天井ヒュッテ 090-1401-7884
期間:2017年7月1日(土)~10月14日(土) ← 注意
・岳沢小屋 090-2546-2100
期間:2017年4月27日(木)~11月4日(土)
昨年の今頃の様子は?
営業4/27~(宿泊要予約)。予約受付中。4/27からの営業に向けて作業中です2023.04.21
営業スタート。本日は富士山まで見える快晴。昨日までの降雪と強風のため雪質に注意2023.04.27
昨日降雪(みぞれ)。槍ヶ岳へは前爪アイゼン+ピッケルが必須(チェーンスパイク、軽アイゼンは危険)2023.05.09
昨日降雪。雪山装備が基本。前爪アイゼン+ピッケル必須(チェーンスパイクや軽アイゼンは危険)2023.05.16
昨日降雪。雪山装備が基本。前爪アイゼン+ピッケル必須(チェーンスパイクや軽アイゼンは危険)2023.05.24
槍ヶ岳山荘周辺の過去の様子
槍ヶ岳山荘
- 現地連絡先:
- 090-2641-1911
- 電話番号:
- 0263-35-7200
- 連絡先住所:
- 長野県松本市埋橋1-7-2