羊蹄山 | 蝦夷富士小屋

気温が上がり、熱中症による事故が多発しています

羊蹄山避難小屋と影羊蹄の様子(2025.07.13 蝦夷富士小屋)
羊蹄山避難小屋と影羊蹄の様子(2025.07.13 蝦夷富士小屋)
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天気・気温

07/14(月) 蝦夷富士小屋9:30現在 天気:晴れ、気温:23.5℃、風向:南・風速:3.4m/sec
札幌市中央区の天気予報
明日
雪時々止む
1℃
-7℃
明後日
-4℃
-8℃
日本気象協会提供 2025年12月25日 6:00発表
室蘭市の天気予報
明日
吹雪
2℃
-7℃
明後日
雪のち曇
-3℃
-7℃
日本気象協会提供 2025年12月25日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

ニセコ・羊蹄山は夏真っ盛りです。多くの登山者でにぎわっています。気温が上がり熱中症の事故が多発していますので注意しましょう。

登山道の状況

・羊蹄山・ニセコ連峰の登山口や登山道に通行止めなどはありません。
・駐車スペースは限られていますので、無理な駐車は控えましょう。

※登山道の荒廃や倒木、笹や草の繁茂、危険個所など登山道の管理に関する要望・問い合わせ先は後志総合振興局森林室(電話:0136-23-1354)です。

【羊蹄山避難小屋(羊蹄山9合目)について】
羊蹄山避難小屋の小屋閉めは2025年10月12日を予定しています。
冬期間は管理人が不在となりますが、無人の避難小屋として利用できます。
■夏山シーズン
羊蹄山避難小屋は遭難や緊急事態対応のための「エマージェンシーシェルター」です。とても小さい避難小屋です。緊急時に対応するためのスペースを確保するため、一般的な宿泊を希望の際は許可が必要となります。グループは5人まで、総宿泊数は10人までです。宿泊を希望の方は倶知安町観光係(電話:0136-23-3388)へ連絡してください。

登山装備

・羊蹄山・ニセコ連峰エリアに入山される方は、熱中症に注意し十分な水分を確保して入山しましょう。
・羊蹄山は独立峰で高度差があります。天気の急変、強風や気温差など、寒暖の差が激しいので、様々な状況に対応可能な装備で入山してください。
・トイレは予め携帯トイレを用意しておきましょう。

注意点

・羊蹄山の山頂をめざす場合(標高の高い)日帰りで9時間(休憩なし)以上かかります。
・事故が多発しています。無理な入山は控えましょう。
・日没や天気の急変などによる道迷いに注意しましょう。
・前もって日の出・日の入り時刻をチェックしておきましょう。
・アルパインでは吹きさらしで風が強く、体感温度が急激に低くなります。低体温症など体調の管理には気をつけましょう。
・現地の情報を入手するなど、最新の情報を入手しましょう。
・天気の急変に注意しましょう。予め気象情報を調べておきましょう。
・羊蹄山は標高差で約1500m以上あります。かなりのアルバイトとなりますので体力や技術にあった山行を心掛けましょう。
・ゴミやトイレの汚物は自己責任で必ず持ち帰りましょう。山を汚さないで下さい。モラルを身に付けましょう。
・ペットと入山する場合はハーネスで繋ぐなどして放さないで下さい。ペットの汚物は必ず持ち帰りましょう。原則的に避難小屋内にペットは入れません。

お知らせ

・入山届を出しましょう。現地の届出はもちろん、インターネットなどでも山行計画を送りましょう。
・情報の入手などを事前に行い、装備は自らが十分に整えて入山してください。
・避難小屋利用者は小屋の維持管理のため、利用料を払いましょう。
・羊蹄山避難小屋は営業小屋ではありません。あくまでも「避難」を目的とした小屋です。
・避難小屋はトイレがバイオトイレ(TSS方式)になりました。トイレのし尿の分解能力や環境への配慮から自ら使用したトイレットペーパーやサニタリー用品は全て持ち帰りとなりますのでご協力よろしくお願い致します。
・羊蹄山の情報は倶知安町観光係(電話:0136-23-3388)から知ることができます。

※旧小屋跡地(河口部)の基礎コンクリート、羊蹄山避難小屋周辺の解体工事に伴う跡地利用についての問い合わせは、後志総合振興局環境生活課(電話:0136-23-1354)へご連絡ください。

蝦夷富士小屋周辺の過去の様子

  • 小屋終い直前(10月9日)の小屋周辺の様子
  • オノエリンドウ
  • 羊蹄山避難小屋と影羊蹄の様子
  • 羊蹄山頂の様子
  • 外国人客で賑わうニセコアンヌプリ山頂
  • チセヌプリBCスキーツアー
  • 羊蹄山頂上付近の岩稜帯
  • オノエリンドウが開花しています
  • 羊蹄山の大火口とキバナシャクナゲ
  • 雪解けが進む羊蹄山比羅夫面
  • 積雪状態の火口部岩稜帯
  • 羊蹄山避難小屋(9合目)からの夕景

蝦夷富士小屋

電話番号:
0136-55-5539
連絡先住所:
北海道虻田郡倶知安町字比羅夫374-11

地図で見る
https://www.facebook.com/pages/%E8%9D%A6%E5%A4%B7%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E5%B0%8F%E5%B1%8B/1440398459528851

施設の詳細を見る

関連する山

北海道 / 支笏・洞爺・積丹

羊蹄山 標高 1,898m

 支笏洞爺国立公園西端にあって、別名蝦夷富士とも呼ばれる、均整のとれた成層火山。アイヌ語でマチネシリ「女山」ともいわれ、マツカリヌプリ「後方に対をなして一方にある山」とも称される。近くの尻別岳はピンネシリ「男山」で対にして夫婦山とされている。ほかにも山麓を流れる尻別川から転訛してシリベシ(水際の険しい川)山の名称もある。  羊蹄山の山名は元明元年(1781)松前広長の『松前志』にすでに登場している。幕末の蝦夷地直轄で、松浦武四郎は国威を示すため『日本書紀』の中で阿倍比羅夫が後方羊蹄に政庁を置いた事例を引き合いに出した。そして、この山を後方羊蹄山(シリベシ山)と名づけ、正史に近い扱いをしている。第2次世界大戦中は蝦夷征伐が国史として扱われ、後方羊蹄はいやがうえにもあがめられたが、いまやその名も失せ、元の羊蹄山の山名に戻っている。頂上の一等三角点の名称が「真狩(まつかり)岳」であるため、昭和初期に小学校地理教科書に真狩岳を採用していた時代もあった。  この山の開拓は早く、明治38年(1905)倶知安村の河合篤叙が蝦夷富士登山会を設立し、比羅夫(ひらぶ)コースの登山道を開削し、休憩所を設けた。大正11年(1922)には9合目に石室「雲上閣」を建造し、登山の啓蒙と普及に務めた。積雪期登山の記録としては、明治45年(1912)4月、レルヒ中佐が、倶知安(くつちやん)からほぼ夏道沿いにスキー登山を行っている。  登山コースとしては、古くから開けた比羅夫から半月湖を経てジグザグに登る。このコースに沿った地帯は高山植物の種類も多く「後方羊蹄山の高山植物帯」として、国の天然記念物に指定されている。  9合目の避難小屋に泊まって御来光を眺め、頂上に立つのもよいだろう。頂上には父釜、母釜、子釜と呼ばれる噴火口があり、最大の父釜は周囲約2km、深さ200mほどある。  京極(きようごく)コースは銘水「噴き出しの水」がわいている、ふきだし公園から入山し、沢沿いの登山道を行く。9合目付近は火山礫の崩壊地で、斜面が急なので注意を要する。  留産(るさん)コースは京極と真狩を結ぶ車道に面して登山口がある。4合目は沢の浸食で、登山道が崩れているので注意したい。  真狩コースは設備の整っている羊蹄山自然公園から入山する。9合目近くでガレ場をトラバースしなければならない。所要時間はいずれも頂上まで約5時間。  なお、4コースとも途中に水場はないので、必ず水筒に水を満たしておきたい。

ユーザーの登山記録から