熊野古道小辺路① 高野山から水ヶ峰を越えて大股へ
高野山と熊野本宮大社をつなぐ熊野古道の小辺路(こへち)。二大聖地を最短距離で結ぶ道といわれているが、紀伊山地の険しい山岳地帯を越えるため、熊野参詣道の中で最も厳しいルートのひとつとされる。ここでは、最初のパートである高野山から水ヶ峰越えを経て大股に至る区間を紹介しよう。
熊野本宮大社をめざす巡礼の道、熊野古道。古の道を歩く山旅のご紹介
熊野古道小辺路① 高野山から水ヶ峰を越えて大股へ
高野山と熊野本宮大社をつなぐ熊野古道の小辺路(こへち)。二大聖地を最短距離で結ぶ道といわれているが、紀伊山地の険しい山岳地帯を越えるため、熊野参詣道の中で最も厳しいルートのひとつとされる。ここでは、最初のパートである高野山から水ヶ峰越えを経て大股に至る区間を紹介しよう。
熊野古道中辺路・赤木越を歩き、小栗判官と照手姫の舞台、湯の峰温泉へ
熊野古道・中辺路(なかへち)のうち、熊野御幸(ごこう)の公式参詣道であった滝尻王子から熊野本宮大社に向かう道には、途中から分岐するルートがある。発心門(ほっしんもん)王子手前にある船玉(ふなたま)神社付近から分かれ、湯の峰温泉に向かう赤木越(あかぎごえ)である。赤木越は、2016年に世界遺産に追加登録された。今回は発心門王子から出発して、赤木越を歩き、湯の峰温泉から大日越を経て熊野本宮大社に向かうコースを紹介しよう。
熊野古道中辺路【後編】近露の里から熊野本宮大社をめざす
熊野古道中辺路(なかへち)は、平安・鎌倉時代に法皇、上皇が100回以上も参詣を繰り返した熊野御幸(ごこう)の公式参詣道として知られている。前編では滝尻王子社から宿場町、近露(ちかつゆ)の里までを紹介した。今回は近露の里から、いよいよ熊野三山の一つ熊野本宮大社をめざす。
熊野古道中辺路【前編】熊野の霊域の入口、滝尻王子社から花山法皇の伝説の地、近露の里へ
熊野古道中辺路(なかへち)は、平安・鎌倉時代に法皇、上皇が100回以上も参詣を繰り返した熊野御幸(ごこう)の公式参詣道として知られている。熊野御幸は京都から紀伊半島の西海岸を南下したのち、田辺で山に分け入り、熊野三山へと向かった。今回は滝尻(たきじり)王子社から熊野本宮大社に至る中辺路の前半部分、近露(ちかつゆ)の里までを紹介しよう。
熊野古道最大の難所、大雲取・小雲取越を歩く【後編】
前編では、那智から小口までの大雲取越(おおくもとりごえ)を紹介したが、今回紹介するのはその先に続く小雲取越(こぐもとりごえ)。雄大な熊野の山並みを眺めながら、いよいよ熊野本宮大社をめざす。
熊野古道最大の難所、大雲取・小雲取越を歩く【前編】
「雲をつかむような高いところを行く」と評される大雲取・小雲取越。那智から北へ、熊野本宮大社までつなぐこのルートは、熊野古道最大の難所ともいわれる。今回はその前半部分、大門坂から小口に至る大雲取越の区間を紹介しよう。