黒部五郎岳、三俣蓮華岳、鷲羽岳、水晶岳、野口五郎岳、舟窪岳、蓮華岳 3泊4日
黒部五郎岳、鷲羽岳、水晶岳、野口五郎岳、舟窪岳、蓮華岳( 北アルプス・御嶽山)
パーティ: 1人 (asparakiwi さん )
黒部五郎岳、鷲羽岳、水晶岳、野口五郎岳、舟窪岳、蓮華岳( 北アルプス・御嶽山)
パーティ: 1人 (asparakiwi さん )
1日目:雨のち曇り
2日目:快晴
2日目:快晴
2日目:曇りのち雨
バス
その他:
・毎日アルペン号で竹橋22:30出発、折立7:00着。
・今回は、最寄り駅を出発する際に、かなり強い雨。ザックカバーを装着。
・竹橋で乗車する際は、豪雨だった。屋根がないので体がずぶ濡れに。車中でも中々乾かなかった。
・竹橋vs新宿
毎日アルペン号は、竹橋と新宿と予約時に選べるが、今回は明暗を分けてしまった。
竹橋:駅から乗り場が近い。コンビニ併設で便利。乗り場に屋根がないので、悪天候に弱い。
新宿:駅から乗り場が遠い。コンビニがやや遠い。乗り場が屋根付きなので悪天候でも安心。
【1日目】
折立(07:05)・・・三角点(08:10)・・・五光岩ベンチ(09:20)・・・太郎平小屋(10:00)・・・北ノ俣岳(上ノ岳)(11:55)・・・中俣乗越(13:20)・・・黒部五郎ノ肩(15:20)・・・黒部五郎岳(中ノ俣岳)(15:35)・・・黒部五郎小舎(17:35)
【2日目】
黒部五郎小舎(05:50)・・・巻道合流点(06:59)・・・三俣蓮華岳(07:35)・・・三俣山荘(08:15)・・・鷲羽岳(09:15)・・・ワリモ北分岐(10:20)・・・水晶岳(黒岳)(11:56)[休憩 45分]・・・水晶小屋(13:35)・・・東沢乗越(14:25)・・・竹村新道分岐(15:39)・・・野口五郎小屋(16:40)
【3日目】
野口五郎小屋(05:30)・・・三ッ岳北峰(07:00)・・・烏帽子小屋(08:10)・・・山頂分岐(08:40)・・・南沢岳(09:50)・・・不動岳(11:20)・・・2459m峰(14:00)・・・船窪乗越(15:16)・・・七倉岳(17:08)
【4日目】
七倉岳(06:10)・・・七倉岳(06:30)・・・北葛岳(08:10)・・・北葛乗越(08:50)・・・蓮華岳(10:40)・・・針ノ木峠(11:30)・・・大沢小屋(13:53)・・・扇沢(15:05)
昨年、3泊4日で、雲ノ平を歩いた。(折立→薬師岳→雲ノ平→双六小屋→槍ヶ岳→北穂高岳→上高地)
その後、たまたま近所の古本屋で入手した「黒部の山賊」を読む機会があり、その世界観にすっかり魅せられてしまった。今年も、再び雲ノ平周辺に行く機会を伺っていた。9月の3連休は小屋の予約が取れなかったので断念。9月下旬に土日に休暇2日を繋げて、ようやく時間を作れた。
テント装備で、3泊4日、昨年横目に通り過ぎた山々を歩く。
折立→野口五郎岳→三俣蓮華岳→鷲羽岳→水晶岳→野口五郎岳→三ツ岳→烏帽子岳→舟窪岳→七倉岳→蓮華岳→扇沢
概ね10時間行程×4日、余裕が少なくお世辞にも良い計画ではなかったが、年々体力低下を感じている身としては、行ける内に、行っておくべきと考えた。
今回、一つ大きな忘れ物をしてしまった。ガス缶。9月末に2500m以上の高度だと、早朝の気温は、0-5度Cに下がるので、テント泊で火が起こせないことの辛さを味わった。
昨年、雲ノ平を歩いた時は、モバイルバッテリー落として難儀したのだが、今回もあり得ないミスだった。
登山道は総じて良く整備されていて、所々鎖場、梯子があるものの、危険個所は無かった。ただ、総じてアップダウンが多く、岩場も多いので、時間は多めに見ておく必要がある。特に、烏帽子小屋→蓮華の大下りは、結構骨のあるルートだった。地図で見る以上にしんどい。
[1日目]折立→野口五郎岳→野口五郎小舎テント場
深夜バスで7:00に折立の駐車場に到着。朝食を摂り、トイレを済ませたら、いざ出発。天候は弱い雨で、当面は降り続ける気配。
太郎兵衛平までは、道も平易で特に問題なし。
太郎平小屋から黒部五郎岳方面に向かう。ここからは初めてのルート。黒部五郎岳は常に雲に覆われていて、山頂が見れたのは、黒部五郎の肩に着いてようやくだった。
赤木岳の手前で人だかりができていると思ったら、雷鳥さんだった。
中俣乗越辺りで、荷物の整理をしている際に、ふと忘れ物に気付いた。ガスコンロがない。これは痛かった。
黒部五郎ノ肩にたどり着くと、眼下に美しいカールが広がっていた。
そこから山頂まではもう一頑張り。山頂からの景観も素晴らしい。
そこから黒部五郎小舎まで、稜線伝いに進んだが、このルートは、アップダウンが激しく、岩だらけの歩き辛いルートで、疲れの溜まった体には堪えた。黒部五郎ノ肩に戻り、カールを下る方が良かったかもしれない。
・黒部五郎小舎
テント場は、小屋から少し離れているが、平坦で使い易い場所にある。
飲料水を自由にもらえるのはありがたかった。トイレも清潔。
[2日目]黒部五郎小舎テント場→三俣蓮華岳→鷲羽岳→水晶岳→野口五郎岳→野口五郎小屋
・黒部五郎小舎テント場
夜明け前の気温は、0度C付近に下がっていた。
ガス缶がないので、試みに70分かけて水でアルファ米カレーを作ってみたが・・・。冷蔵庫よりも冷たい冷飯は喉を通すのも一苦労だった。(野口五郎小屋で一緒になったベテラン登山者によると、こういう時は、寝袋の中で温めると良いとのこと。体温ぐらいまで温めれば、喉を通りやすくなるようだ。)
三俣蓮華岳への登りでは、背後の薬師岳と雲ノ平が特に美しかった。
・三俣蓮華岳
山頂に差し掛かる頃には、晴天となり、四方八方に広がる山々が織りなす絶景を味わった。どの山にも重厚なストーリーが詰まっている。
・三俣山荘
喫茶室が素晴らしいです。四方の最高の景色を眺めながら頂く、サイフォン・コーヒーは、格別です。
・伊藤新道
今年復活したと聞いていましたたが、実際この目で見ると是非行きたくなりました。
・野口五郎小屋
過酷な立地にあって、施設こそこじんまりとしていますが、ありがたい山小屋です。
スタッフの皆さんの丁寧な対応が印象的でした。
[3日目]野口五郎岳→三ツ岳→烏帽子岳→舟窪岳→船窪小屋
・烏帽子小屋
テント場は、良く整備されており、使い易そうでした。
小屋の設備も良さげで、スタッフさんの対応も良かったです。水を1L補充しました。
・舟窪岳周辺は、アップダウンが多く、体力を削られます。テント場から船窪小屋まで20分かかり、道も険しいので最後の一踏ん張りです。ただ、小屋手前の登山道に雷鳥さんが一匹いて驚きました。癒されます。
・舟窪小屋
すごい場所に立地しているせいで設備はこじんまりとしていますが、昔ながらの素晴らしい山小屋。夕方に到着したところ、宿泊客が囲炉裏端でランプの灯りの下、食事中でした。とても良い雰囲気で趣があります。
到着した時は、疲れが酷く、上半身が少し痺れ、ふらふらしていました。そんな状況でしたが、スタッフの方は丁寧に対応してくれました。感謝です。
お湯を分けてもらえたので、小屋前のベンチで温かい食事にありつけた。ベンチからは、辿ってきた登山道を一望でき、素晴らしい景観でした。
ベンチでは、9月頭から20日間連続で登山中のカップルに遭遇。何とも羨ましい。お二人によると、テント宿泊者でも事前に予約しておけば、宿で夕食が食べられるとのこと。
[4日目]船窪小屋→七倉岳→蓮華岳→扇沢
・テントを畳み、船窪小屋で朝食を摂り、遅めの出発。針ノ木岳には分厚い雲が掛かっていたこともあり、七倉方面に下るか最後まで迷ったが、当初計画通りに蓮華岳を目指すことにした。
・北葛岳の辺りから天気が崩れ、強い雨になった。北葛乗越周辺の景観は素晴らしい。
・北葛乗越からは岩場の登り。鎖場の連続で、今回の山行では最も険しいルートだった。体感温度はかなり下がっていたため、足が停められない。気を抜かずに歩き続ける。
・蓮華の大下りの辺りで、3羽の雷鳥さんに遭遇。家族連れ?
・蓮華岳
天気はあいにくと雨で、眺望はなし。山頂で、扇沢から日帰りの登山者1人と出会った。なお、彼が本日出会った唯一の登山者だった。扇沢から日帰り往復とはすごい馬力だ。
・針ノ木雪渓
山小屋で温かい食事を期待して行動食を控えていたら、針ノ木小屋は9/17で今年はもう店仕舞い。大沢小屋は、今年は営業していなかったよう。仕方なく、針ノ木小屋で、行動食を昼食代わりにする。
針ノ木雪渓に入ると、道は良く整備されているが、ひたすら急登の連続。あれを登るのはキツそう。
扇沢の喫茶コーナーは、15:00閉店だった。温かい食事を期待していたので、かなり落胆した。
アルピコ交通のバスで長野駅へ。バスの中では、いつの間にか眠りに落ちた。
長野駅前の「油や」で夕食。蕎麦、ソースかつ丼、馬刺しを頼んだ。この店は豊富なサイドメニューが魅力。申し分ない夕食だった。
総括:天候にも恵まれて、最高の山歩き。ちょっと詰め込み過ぎた感もあるが、当初計画通りに踏破できた。色々な登山者と話す機会があり、楽しい時間を過ごせた。
今年は、膝痛対策で、歩き方を改善した。その成果があってか、膝は問題なかった。足のマメも無縁だった。今後も歩き方は研究していこう。
最終日、登山靴が浸水した。強い雨の中を進んだのは、せいぜい4時間。本来、この程度で浸水する訳が無いのだが・・・。購入から2年余り、経年劣化にしてもちと早いような。
シャツ | アンダーウェア | Tシャツ | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 予備電池 |
タオル | 帽子 | グローブ | 着替え | 地図 | コンパス |
ナイフ | 修理用具 | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け |
ロールペーパー | 携帯トイレ | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | GPS機器 |
テント | シュラフ | シュラフカバー | テントマット | スリーピングマット | ライター |
カップ | クッカー | カトラリー |
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